旅行に行かなくても、その土地のおいしい物に出会えるアンテナショップ。実は、都内のアンテナショップの7割以上で売り上げが伸びています。
朝から行列!20分で完売!宮城県のアンテナショップのお目当ては?
平日の朝、長い列ができていたのは、宮城県のアンテナショップ!
皆さんのお目当ては、牛たんでもずんだでもなく、分厚くて大きい油揚げ。
客
「定義山の油揚げ。(宮城に)3月に行った時は買えなくて」
「大きいですよね。重いですよ」
「定義の三角油揚げ(4枚入り / 720円)」は、外はカリッと、中はふわふわ。
仙台市内の豆腐店で作られていて、ソウルフードとして愛されているんだそうです。※数量限定 入荷がない日あり
客
「(油揚げの)間にネギ味噌をはさんで入れると、すごいフワフワしておいしい」
この日の入荷は80個。山積みの油揚げが、みるみる減っていき、オープンからわずか20分で油揚げが完売しました。
さらに売り切れ必至なのが、上品なあんこの甘さと、バターの塩加減が絶妙な栄泉堂の「バター最中(270円)」です。※数量限定 入荷がない日あり
北海道のアンテナショップで揚げたてコロッケを堪能!
都内に61店舗あるアンテナショップの中で売り上げ1位に輝いた、東京・有楽町にある北海道のアンテナショップ「北海道どさんこプラザ 有楽町店」。
ジャガイモやコーンなど北海道産の食材を使った、揚げたてのコロッケなども味わえます。
客
「粒コーンコロッケを買いました。(買う)予定はしてないけど美味しそうだったから買った」
都内売上2位のアンテナショップは? 全国区へ羽ばたく商品も
都内のアンテナショップの売り上げの▼1位は北海道(北海道どさんこプラザ有楽町店)、▼3位は沖縄(銀座わしたショップ本店)。
2位は東京・銀座にある「広島県」のアンテナショップです。
皆さんのお目当ては、はっさく屋の「はっさく大福(280円)」です。
地元でとれたはっさくと白あんをみかんの皮が練り込まれたお餅で包みました。
※6月3日から「はっさく甘夏大福」に変更
──はっさく大福何個買われましたか?
はっさく大福を購入した人
「10個!広島に旅行に行ったときに食べて、すごく美味しくて、都内だったらここで買えるって調べてわかったので買いに来ました」
この「はっさく大福」を作っているのは、広島県尾道市・因島にある和菓子店です。反響を伺ってみました。
──東京で大行列の人気ぶりどう?
はっさく屋 店主 柏原伸亮さん
「それは嬉しい。なんとも言えない。アンテナショップのおかげです」
職人さん10人ほどで、1日約2000個作るそうですが、そのうち400個以上をアンテナショップに送っているそうです。
さらに、広島と言えば「お好み焼き」。ソースだけでもたくさん種類がありました。
「広島県」のアンテナショップ、フロアは地下1階から3階まであり、2階には「お好み焼き店」があります。
1階のカフェでは、広島産のレモンやみかんを使ったジェラートを販売しています。
出水麻衣キャスター
「清涼感のある味。酸味も優しくて食べやすい」
アンテナショップといえば、多くが都心の一等地にあります。
その狙いを広島県の担当者に伺いました。
広島県商工労働局観光課 担当課長 木津早苗さん
「銀座というエリアは集客力がある、話題性がある。そして情報発信力がある。また他のアンテナショップが集積していることから、相乗効果が高い」
── 一等地なので賃料も高いと思うが費用対効果は?
「少しお答えしづらいのですが、売上高全国2位を誇っており、費用対効果は大きいと考えている」
県自体の魅力をPRするのがアンテナショップですが、中にはアンテナショップがきっかけで、一躍“全国区”に羽ばたいた商品もあります。
それが、瀬戸内レモンを使ったイカ天のお菓子、まるか食品の「イカ天瀬戸内れもん味(324円)」。広島のアンテナショップで人気が爆発し、全国のスーパーなどに販路を広げました。
まるか食品 代表取締役社長 川原一展さん
「アンテナショップで売っているというのは、情報としてあげやすいと思う、SNSなどで。それがまた次のお客さんを紹介してくれる、流通・小売業を紹介してくれるという効果は相当あった」
各地の特産品に出会える!毎週入れ替わりのアンテナショップ
ただその一方で、東京・銀座にあった群馬県のアンテナショップは、利用者が減ったことや、賃料が年間約7000万円というコストの高さから、2022年に閉店しました。
そこで今、東京・浅草にはアンテナショップ「ふるさと交流ショップ台東」があります。
客
「楽しみです。チラシを見て『どこの店が来ている』とか」
全国の自治体が、週替わりで出店しています。
2日までは岩手県の花巻市(4日~山形・小国町)。出店した理由を聞いてみると…
花巻観光協会 小田島英樹 事務局次長
「出店料も無料ですし、非常にいい条件で出店できる。すばらしい企画だと思っています」
なんと、賃料や光熱費などの経費が無料。商店街を活性化させるために台東区が負担しています。
2日までの出店となる花巻市。中に餅が入った、オリオンベーカリーの「力あんぱん(200円)」が人気に。
客
「おいしい!食べてみて。食べないとわからないから」
アンテナショップには、知られざる地域の魅力がぎゅっと詰まっています。
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