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梅雨の長引く咳…白いカビが原因?「夏型過敏性肺炎」に注意【ひるおび】

国内
2026-06-12 15:55

梅雨シーズンが本格化する中、カビが原因の肺炎に注意が必要です。


【写真を見る】梅雨の長引く咳…白いカビが原因?「夏型過敏性肺炎」に注意【ひるおび】


梅雨の時期に増加「夏型過敏性肺炎」とは

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
まず「過敏性肺炎」は、カビやホコリやばい菌に対するアレルギー反応で起こる肺炎です。
中でも、腐った建材やお風呂場などの水回りに生える「トリコスポロン」というカビによる「過敏性肺炎」を「夏型過敏性肺炎」と呼びます。
木造建築は減ってきてはいるんですが、水回りなどで手の入っていないところや、帰省時に実家の木材の腐ったところなどから感作して、アレルギー性の肺炎を発症し、時には重くなってしまうこともあるので注意が必要です。


「夏型過敏性肺炎」の初期症状は▼咳▼倦怠感▼息切れ▼発熱です。
重症化すると慢性的な肺炎になり肺機能が低下。最悪の場合死に至る可能性もあります。


初期症状では風邪やインフルエンザと見分けにくく、発見が遅れて重症化する恐れもあるそうです。


いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
比較的、痰が絡まない乾いた咳で、熱はあまり高熱ではないことが多いです。
風邪の中に混ざってきますから最初はなかなか分かりにくいんですけど、やはり症状が長引きますね。


≪夏型過敏性肺炎の特徴≫
◆2週間以上風邪症状が続く
◆梅雨時期(6月~9月)に症状が出る
◆旅行など外泊すると症状が治まる
女性は男性よりもかかりやすく、30代から50代に急増しています。


伊藤院長は、特に家の中や睡眠時に症状が強く出るのが、夏型過敏性肺炎の特徴だとしています。


伊藤院長:
よくあるのは、謎の肺炎として入院して、良くなって退院するとまた悪くなるということを繰り返す。そこで家の中にあるカビが原因の肺炎になっていることが分かる、ということが多いですね。


原因は白カビ「トリコスポロン」

夏型過敏性肺炎は、白カビである「トリコスポロン」へのアレルギー反応で起こります。


「トリコスポロン」はホコリや人の垢、フケなどを好み、気温20℃以上・湿度60%以上で最も繁殖するカビです。
大きさはとても小さく、約3マイクロメートル(1000分の3mm)です。
千葉大学真菌医学研究センターの矢口貴志教授によると、6月~10月にカビの胞子を出し、他のカビと比べて空気中に飛散しやすいという特徴があります。


この「トリコスポロン」を吸ってしまうと、肺の奥でアレルギー反応を起こし、肺炎になってしまうということです。


「夏型過敏性肺炎」治療法は

治療法について伊藤院長は、
「特効薬はないので対症療法しかない。原因となるカビを取り除かないと何度も再発する可能性がある」と話しています。


伊藤院長:
いわゆる抗生物質で治すのとは違って、アレルギー反応なので、アレルギーを抑える薬やステロイドなど、重症度に応じた対症療法しかありません。
原因となるカビを取り除かないと、何度も再発する可能性があるので、原因を突き止めて、それを取り除くのが一番根本的な治療です。


カビ対策 要警戒エリアは?

家の中で繁殖しやすい場所はどこなのでしょうか。
カビバスターズの世良富恵専任検査員に聞きました。


【キッチン・浴室・脱衣所の水回り】
➡湿気が高くカビが好む環境で、黒いカビだけに見えても白いカビの「トリコスポロン」が一緒に発生している可能性もある
(対策:水けを拭き取り換気扇を回す)


【和室】
➡畳が湿気を吸いやすくトリコスポロンが発生しやすい
(対策:ホコリをとり、拭き掃除&風通しを良くする)


【寝室】
➡布団が湿気を吸いカビの原因になるので、フローリングや床に直に布団を敷き続けるのはNG
(対策:2~3日に一度は外で干す 干せない場合はイスなどに立てかけサーキュレーターなどを回し風を送る)


【玄関】
➡濡れた傘や靴をそのまま置くとカビの温床に
(対策:よく乾燥させてからしまう)


(ひるおび 2026年6月11日放送より)


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