東京・北区の小学校で11人がけがをした火事。警視庁は電気ストーブから出火し、衣類などに燃え移った可能性もあるとみて調べています。
【写真を見る】電気ストーブから出火か 燃えた衣類も複数見つかる
残る生々しい炎の痕跡 学校は臨時休校に
記者
「火事から3日となりましたが、登校する児童の姿はありません。(小学校の)4階部分は、歪んだ鉄骨が露わとなっています」
割れた窓ガラスに、崩れ落ちた天井。激しい炎の痕跡が、今も生々しく残されています。
6月19日、東京・北区の「滝野川第三小学校」で発生した火災。男子児童と女性教員が骨折するなど、あわせて11人がけがをしました。
21日、学校は臨時休校に。区は今週いっぱいの休校を決めていますが、授業再開のめどはたっていません。
保護者
「娘が小4で当日にいたが、音楽準備室は楽器庫で、娘も上の子もやってたホルンとかも全部置いてあって、思い出のあるところが焼けたので、すごく悲しんでいて」
脱出用ドア、救助袋あったが…なぜ窓から外のひさしへ避難?
火元となったのは、4階の「音楽準備室」。当時、すぐ隣の音楽室では、5年生の児童24人が授業を受けていました。
授業を担当していた女性教員は当時、「焦げたにおい」を感じていたといいます。しかし、火災に気づかなかったのか、そのまま授業を再開。
すると突然、非常ベルが鳴り響きます。
音楽室で授業中だった小5児童
「急にサイレンとか火災報知器が鳴って、パニック」
男性教員が駆けつけ、消火を試みますが、炎はすでに大きく燃え広がっていました。
防火シャッターの隣には脱出用のドアがありましたが、黒い煙が充満。さらに、音楽室には地上に滑り降りるための「救助袋」もありましたが、上手く使うことができなかったといいます。
児童たちは最終的に、音楽室の窓から外のひさしへ避難しました。
避難した小3児童
「バーンとか破裂している音とかが聞こえた。煙吸ったら終わりだから、こうやってやってた(タオルを口にあてる)」
電気ストーブから出火か 燃えた衣類も複数見つかる
捜査関係者によりますと、室内からは、コンセントにつながれた電気ストーブとサーキュレーターを発見。さらに、燃えた衣類も複数枚見つかったということです。
学校の卒業生からは…
今春卒業した生徒
「めちゃくちゃ衣類が置いてあったとか、ハンガーでかけてあったとかではないが、自分が3月の時に謝恩会で(着用した)鼓笛の衣装が段ボールにしまっていたかなみたいな感じ。2クラスだから40人くらいの数(衣装)が入っていたと思う」
警視庁は、電気ストーブから出火し、衣類などに燃え移った可能性もあるとみて、詳しい出火原因を調べています。
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