夏休み中、共働きの家を悩ませているのが子どもの「お昼ごはん」です。学童保育では、保護者のお弁当作りの負担を減らそうと、昼食を提供するところが増えていますが、自治体ごとに対応に差が出ています。
横浜市内の小学校。現在、夏休み中ですが、学童保育を利用する子どもたちが笑顔で遊んでいます。思い切り遊んでお腹が空くと…
「美味しいお弁当をいただきます」
食べているのは家の手作りのお弁当ではなく、業者が作った昼食です。
「夏休み中のお弁当作りが大変」。こうした保護者からの声を受け、横浜市では2年前から給食が出ない長期休みの間、昼食の提供を行っています。この日のメニューは…
「ハンバーグ」
「オムレツ」
弁当業者が作る弁当を、保護者が事前に注文しています。
1年生の保護者
「親が子どもに弁当を作ると、好きなものばかり入れてしまって、野菜とバランスを考えても、子どもも残してしまう。決まったものを皆と一緒に食べることができるのが利点かなと、お弁当にしています」
注文方法も簡単です。
記者
「カレンダーがあるので選択すると、ごはんの量を選べます。私は『中』にしてみます。アレルギーのことも言ってくれます」
気になる値段は440円。本来よりも価格を抑えているということです。実現できる理由は…
横浜市こども青少年局 河原大 課長
「保護者に支払いをお願いしているのは、食材費と調理費の部分。配達にかかる経費や、色々な手数料は行政で負担。価格を抑えることが出来ているかなと」
国の補助金を活用したり、横浜市が一部負担したりすることで、価格を半分程度に抑えているといいます。
補助を行っているこども家庭庁によりますと、長期休みに昼食提供を行っている学童保育は、2024年が43.0%、翌年の2025年が52.1%です。増えてはいますが、子どものアレルギー対応などから、導入に慎重な自治体もあるということです。
こちらは埼玉県三郷市の4人家族。小学2年の息子と保育園に通う娘がいて、共働きです。在宅勤務の日は、息子の学童保育を利用せず、出社する日は朝5時に起きて、学童保育に通うためのお弁当を作っています。
息子が学童に通う 谷さん
「在宅勤務ができるので、なんとかなっているかなというところ。フル出社で毎日お弁当だったら本当にしんどいかなと思います」
三郷市では、アレルギー対応や衛生面の管理が難しく、昼食提供は行っていません。一部の学童では、コンビニと連携して惣菜などを購入できる取り組みがありますが、こちらの家庭では栄養バランスを考え、お弁当を作っています。
息子が学童に通う 谷さん
「学童で子ども向けの給食みたいな野菜も使ったご飯とかが提供されたら本当に理想ですね」
自治体ごとに差が出ている夏休みの昼食提供。NPO法人の理事長は、働く女性が増えているからこそ、社会全体で支援する必要があると指摘します。
NPO法人キッズドア 渡辺由美子 理事長
「今すごく暑いので、(親は)衛生面も気を遣わなければいけない。良い事例をやっている自治体が沢山ありますので、どうやっているのかということを聞いて、ちゃんと自分のところで出来るようにしていくのが一番やりやすいのではないかなと思います」
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