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観測史上最大360ミリの「令和8年8月千葉豪雨」なぜ冠水が相次ぎ車内閉じ込めが発生したのか【Nスタ解説】

国内
2026-08-14 21:06

13日に続き、14日も大気が不安定な1日となり、全国各地でゲリラ雷雨が発生しました。


【写真を見る】大雨で車内に閉じ込められたら…緊急時の脱出方法


各地でゲリラ雷雨発生 厳重警戒 土砂災害のおそれも

森田正光 気象予報士:
千葉県内で13日午後から降り続いた記録的な大雨。

14日16時までの24時間降水量をみると、千葉市は343.5ミリメートル。しかも、これは24時間降ったわけではないので、もっと短時間で降った量なんです。


気象庁の発表(14日16時56分)によると、千葉県内の一部では、「レベル4土砂災害危険警報」が出ています。

また、千葉県では広い地域で土壌に多くの水が溜まっているため、わずかな雨でも、土砂崩れが起きるおそれがあります。今後、1時間に20~30ミリほどの雨でも災害になることがあるかもしれません。


日比麻音子キャスター:
今のうちに、土砂災害、浸水害、洪水災害から命を守るための、気象庁の情報「キキクル」などで情報を確認するようにしてください。


雨雲は西へ 台風17号は日本の東海上を北上か

森田正光 気象予報士:
現在、埼玉・熊谷や、栃木・宇都宮あたりに、75%以上の発雷確率が出ています。すでに発雷している地域もあるようです。

今後、関東一帯で雷がいつ起きてもおかしくないような状況です。13日ほどではありませんが注意をしてください。


さらに、関東一帯で雨雲が点在しています。晴れていたのに、突然、雨が降り出すなど、20分、30分ですぐに天気が変わっていきます。この状況は15日午前中まで続くとみられていますので、状況を見ながら行動するようにしてください。


今後、雨雲は西の方に動きつつあるとみられ、線状降水帯レベルではありませんが、神奈川県や静岡県、山梨県あたりに、線のような雨雲の連なりが見られています。


現在、台風17号は、日本の東の海上を北上する見通しです。

また、北側からの高気圧の影響で、湿った空気が次々と流れ込み、13日の大雨レベルではありませんが、各地で雷が起こりやすい状況が続くとみられています。

14日以降、雨雲は西へ動きつつあり、東海地方から近畿地方、紀伊半島、三重県あたりで強い雨の警戒が必要になってきます。


千葉市中央区 観測史上最大の降水量に

日比キャスター:
千葉県内で13日午後から降り続いた記録的な大雨。各地で冠水被害など、甚大な被害が相次ぎました。

千葉市中央区では、24時間降水量360.0ミリの大雨を観測し、観測史上最大になりました。これは、千葉県の8月の1か月の平年降水量の約3倍に達する量です。

【千葉豪雨 記録的な降水量】
・我孫子市:210.5ミリ(24時間)
・船橋市:205.5ミリ(24時間)
・佐倉市:247.5ミリ(24時間)
・千葉市:360.0ミリ(24時間)


床上浸水も なぜ冠水相次ぐ? 原因は時間帯と排水管?

今回、なぜ冠水が相次いだのか。

元消防士で防災スペシャリストの野村功次郎さんによると、「都市部では、生活用水と雨水を一つの排水管で処理するところが多い」ということです。

今回の大雨は、▼炊事やお風呂など、生活用水をよく使う時間帯に降ったことや、▼線状降水帯が相次いで発生し、「記録的短時間大雨」が25回発表されるなどした結果、排水が追いつかない状況だったというのです。


大雨での運転 閉じ込められたら…

日比キャスター:
道路の冠水により、車の中に閉じ込められるといった人的被害もありました。国交省では、大雨での運転について注意を呼びかけています。

【大雨での運転 注意点は】
・マフラーから浸水すると、エンジン停止、再始動しなくなる恐れ
・水が床面を超えると電気装置が損傷、自動ドアや窓が動作しなくなる恐れ
・水がドアの半分を超えると、水圧により内側からほぼ開けられなくなる恐れ
(国交省「水深が床面を超えたら、もう危険!」より)


元消防士・防災スペシャリストの野村功次郎さんは、危ないと感じたら、
▼車にとどまらず、付近の施設に避難
▼閉じ込められる前に窓を開ける
といった行動が重要だといいます。


水没した車内に閉じ込められたとき、「脱出用ハンマー」を使うと、窓を粉々に突き破ることができます。ホームセンターなどで1000円台から2000円台で購入可能ですので、準備しておくと良いかもしれません。


また、元消防士・防災スペシャリストの野村功次郎さんによると、座席シートの上部にセットされているヘッドレストでも代用ができるといいます。


ヘッドレストに差し込まれている、金属の棒の先端部分で、窓ガラスの角の部分に向かってしならせるようにぶつけると、窓が割れやすいということです。


また、車の中に水が入ってきた場合、車の中と外の水位がほとんど同じになれば、水圧の影響が少なくなるので、ドアを開けて脱出が可能になるということです。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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