国内
2026-09-12 08:00
「撮影係ばかりで自分が全然写っていない」「全員で写っている動画がほとんどない」。テーマパークを訪れた際のそんな悩みを解決し、思い出作りをサポートするサービスが、栃木・那須ハイランドパークで2025年から継続的に実施されている。『プレスマ』は、“撮るために遊ぶ”のではなく“遊んでいる姿を思い出に残す”という新たな価値を届ける。同サービスを提供する吉積ホールディングス担当者に話を聴いた。
【動画】具体的な使い方も紹介 『プレスマ』公式プロモーション動画
「プレシャス(かけがえのない)」と「スマイル(笑顔)」を組み合わせて名付けられた同サービスは、来場者が事前に顔登録(もしくは来園後から10日以内)したものを園内のカメラ約50台が自動撮影。来場者が写ったシーンを抽出し、思い出ムービーとして作成。顔写真の登録やハイライトムービーの確認までは無料で、ハイライトムービーは全シーンで2000円、1シーン700円で購入することができる。
夏休み期間中、Xを中心としたSNSや複数のメディアで取り上げられたことも後押しし、累計登録ユーザー数6800人、累計購入グループ数1100グループに達した(2026年9月2日時点)。現在は「家族・親族」で30~40代のユーザーの利用が最も多い。次いで20代の家族連れ、ペット連れの利用者もみられるそう。
担当者いわく、「主なターゲット像として『子育てに少し余裕が出てきて、いろんなところに子供を連れて行くのが楽しい一方で、写真や動画を撮るのは少し面倒』という層を想定しており、実際にその層から多くのご支持をいただいています」と狙い通りとなった一方で予想外だったのは「一人旅」での利用も。「一人旅だったので写真が少なく、そんな時にもってこいのサービスでした」といった意外な反響も寄せられた。
同サービスの最大の特徴。それは「来場者に『撮影すること』を意識させず、遊ぶことに集中してもらいながら、自然な表情や瞬間を自動で残せる点」にある。「従来の写真販売サービスは『カメラの前でポーズをとる』ことが前提ですが、プレスマは施設内のカメラが自動で撮影するため、来場者はスマホをしまって遊ぶことに集中できます」とあくまで自然体な姿を映し出す。
実際にアンケートでも「動画を撮ってもらえると思って、自分ではあまり動画を撮らずに遊ぶことに集中できた」「いつも父親がカメラ役になるので家族皆で写っている写真や動画が少なかったが、家族皆でアトラクションを楽しむ様子が写っていてうれしかった」といった声が寄せられているそう。
さらに、アトラクションに乗っている最中など、本来、自分たちでは撮影できない場所やタイミングにもカメラが設置されていることから、「普段撮影できない前からの子供の表情が見える動画はとても欲しかった」という声や、「実家の両親にも動画を見せて、行っていない家族とも思い出を共有することができてとても良かった」といった声も寄せられている。まさに同社の目指す“笑顔の総量”が増えるような使われ方もなされている。
園内では「通路も対象として、躍動感や自然な笑顔を撮影できるスポットを中心に配置しています。より映りやすくなるコツとしては、ぜひ園内でカメラを見つけたら、カメラに向かって家族みんなで手を振ったり、ポーズを決めたりしてみてください」と説明した。さらに、グループ全員を顔認証することで「全員が映っているシーンがより多く抽出されます。一部の方が未登録だと、その方の顔にマスキングがかかる場合があります」とのこと。
なお「撮影映像や登録された顔データは厳重なセキュリティのもとで管理され、本人の同意(顔登録)がないお客様を特定して動画化・外部提供することはありません。周囲の方のプライバシー保護と安心・安全な運用を最優先に設計しております」と説明している。
今後は、那須ハイランドパーク以外のレジャー施設へも積極的に導入を検討している。「ありがたいことに、すでにアミューズメント施設をはじめ幅広い分野の事業者様からご相談をいただいており、さまざまなシーンでの展開に向けて具体的な準備を進めています。今後は提供エリアをさらに広げ、将来的には「プレスマが導入されているのが当たり前」と感じていただけるような、思い出作りに欠かせないスタンダードなサービスを目指していきたいと考えています」と話す。
「『あの日の感動を、いつまでも』――私たちが大切にしているこの価値を、より多くの場所で、『目の前の体験をそのまま楽しむ思い出』として皆様にお届けできるよう、これからもサービスの普及に取り組んでまいります」。
SNSに写真や動画を残して共有することが当たり前になったからこそ、目の前の体験そのものを楽しむことに集中できる『プレスマ』。思い出の残し方が変わりつつあるなか、同サービスが今後どのように広がり、発展していくのか注目される。
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「プレシャス(かけがえのない)」と「スマイル(笑顔)」を組み合わせて名付けられた同サービスは、来場者が事前に顔登録(もしくは来園後から10日以内)したものを園内のカメラ約50台が自動撮影。来場者が写ったシーンを抽出し、思い出ムービーとして作成。顔写真の登録やハイライトムービーの確認までは無料で、ハイライトムービーは全シーンで2000円、1シーン700円で購入することができる。
夏休み期間中、Xを中心としたSNSや複数のメディアで取り上げられたことも後押しし、累計登録ユーザー数6800人、累計購入グループ数1100グループに達した(2026年9月2日時点)。現在は「家族・親族」で30~40代のユーザーの利用が最も多い。次いで20代の家族連れ、ペット連れの利用者もみられるそう。
担当者いわく、「主なターゲット像として『子育てに少し余裕が出てきて、いろんなところに子供を連れて行くのが楽しい一方で、写真や動画を撮るのは少し面倒』という層を想定しており、実際にその層から多くのご支持をいただいています」と狙い通りとなった一方で予想外だったのは「一人旅」での利用も。「一人旅だったので写真が少なく、そんな時にもってこいのサービスでした」といった意外な反響も寄せられた。
同サービスの最大の特徴。それは「来場者に『撮影すること』を意識させず、遊ぶことに集中してもらいながら、自然な表情や瞬間を自動で残せる点」にある。「従来の写真販売サービスは『カメラの前でポーズをとる』ことが前提ですが、プレスマは施設内のカメラが自動で撮影するため、来場者はスマホをしまって遊ぶことに集中できます」とあくまで自然体な姿を映し出す。
実際にアンケートでも「動画を撮ってもらえると思って、自分ではあまり動画を撮らずに遊ぶことに集中できた」「いつも父親がカメラ役になるので家族皆で写っている写真や動画が少なかったが、家族皆でアトラクションを楽しむ様子が写っていてうれしかった」といった声が寄せられているそう。
さらに、アトラクションに乗っている最中など、本来、自分たちでは撮影できない場所やタイミングにもカメラが設置されていることから、「普段撮影できない前からの子供の表情が見える動画はとても欲しかった」という声や、「実家の両親にも動画を見せて、行っていない家族とも思い出を共有することができてとても良かった」といった声も寄せられている。まさに同社の目指す“笑顔の総量”が増えるような使われ方もなされている。
園内では「通路も対象として、躍動感や自然な笑顔を撮影できるスポットを中心に配置しています。より映りやすくなるコツとしては、ぜひ園内でカメラを見つけたら、カメラに向かって家族みんなで手を振ったり、ポーズを決めたりしてみてください」と説明した。さらに、グループ全員を顔認証することで「全員が映っているシーンがより多く抽出されます。一部の方が未登録だと、その方の顔にマスキングがかかる場合があります」とのこと。
なお「撮影映像や登録された顔データは厳重なセキュリティのもとで管理され、本人の同意(顔登録)がないお客様を特定して動画化・外部提供することはありません。周囲の方のプライバシー保護と安心・安全な運用を最優先に設計しております」と説明している。
今後は、那須ハイランドパーク以外のレジャー施設へも積極的に導入を検討している。「ありがたいことに、すでにアミューズメント施設をはじめ幅広い分野の事業者様からご相談をいただいており、さまざまなシーンでの展開に向けて具体的な準備を進めています。今後は提供エリアをさらに広げ、将来的には「プレスマが導入されているのが当たり前」と感じていただけるような、思い出作りに欠かせないスタンダードなサービスを目指していきたいと考えています」と話す。
「『あの日の感動を、いつまでも』――私たちが大切にしているこの価値を、より多くの場所で、『目の前の体験をそのまま楽しむ思い出』として皆様にお届けできるよう、これからもサービスの普及に取り組んでまいります」。
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