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「ギャンブルの借金で費用払えず治療器具を返却」 “睡眠時無呼吸症候群”で歩行者をはね死亡させた男…危険運転致死の罪で在宅起訴【news23】

国内
2026-09-15 13:51

「睡眠時無呼吸症候群」と診断されていた男が居眠り運転で歩行者をはね、死亡させた事故。男は14日、危険運転致死の罪で在宅起訴されました。男は私たちの取材に「借金で費用を支払えず、治療器具を返却していた」と説明していました。


【CGを見る】「睡眠時無呼吸症候群」の検査 重症度の基準は?(1時間あたり)


「重度」診断も治療器具使わず 危険運転致死罪で在宅起訴 

2026年4月、東京都世田谷区で横断歩道を渡っていた78歳の男性が交差点に進入してきた軽ワゴン車にはねられ、命を落としました。


記者(5月)
「警視庁の捜査員が原容疑者の自宅に家宅捜索に入ります」


運転していたのは、当時、配送業をしていた原直樹被告(34)。


原被告は、「睡眠時無呼吸症候群」を患っていた影響で、居眠り運転をして男性をはねて死亡させたとして危険運転致死の罪で、14日に在宅起訴されました。


医師から「重度」だと診断を受けていたにもかかわらず、治療器具の使用を怠っていたということです。


今回、原被告が私たちの取材に応じ、当時の状況を明かしました。


診断数値は「基準の3倍」無呼吸症候群の日常的リスク

原直樹 被告(34)
「(睡眠時無呼吸症候群が)重度でひどい状態だったと診断されていました。重症の人の3倍くらいの数値でした


1時間あたり何回、無呼吸と低呼吸があるかを調べる検査で、30回以上が「重症」とされる中、原被告は100回以上だったといいます。


その症状について、専門医は…


赤坂おだやかクリニック 西澤寛人医師
日中の強い睡魔ですかね。会議中に急に寝てしまうとか、運転中に寝てしまうとか、無意識のうちに高速道路を走っていたら寝ちゃっていたとか」


ギャンブルの借金で器具返却か 睡眠の質を改善する「CPAP」とは

治療法として、寝る際に「CPAP(シーパップ)」という鼻から空気を送り込む器具を使えば、息が止まる症状を抑え、睡眠の質を改善できるといいます。


治療器具「CPAP」利用者
「仕事中、事務的な作業中や会議中に、一瞬の間、眠気を感じて、ちょっと寝てしまったりすることが過去にあったが(今は)眠気もほとんど感じず、過ごしているので」


この病院によると、「CPAP」のレンタル費用は、保険診療の3割負担で、月々4500円程度だといいます。原被告も、去年3月からCPAPをレンタルしていたものの…


原 被告(34)
「去年10月頃からギャンブルの借金で首が回らなくなりました。費用を支払えなくなりCPAPを返却しました


少し前にも2度の事故「あと少しなら大丈夫だと…」

その後も、「仕事を休めば収入が減る」と、眠気を感じつつも、運転を続けていたという原被告。


死亡事故を起こす少し前にも2回、居眠り運転が原因とみられる事故を起こしていました。


さらに、死亡事故の当日、配送中だった原被告の車が事故現場の約1.4キロ前からふらついていたことがわかっています。


原 被告(34)
「眠気は感じていたのですが、あと少しの距離なら大丈夫だと軽くみてしまい、意識がない状態のまま交差点に突入してしまった。申し訳ない、それしかないです」


治療器具を使わず、眠気に襲われ事故を起こした原被告。


専門医は…


赤坂おだやかクリニック 西澤医師
「無呼吸症候群がある=運転できないというわけでは決してない。ちゃんと治療を受けたうえで、適切に医師に判断してもらうことが大事」


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