東京の「中野ブロードウェイ」で総額2億円相当の腕時計が盗まれた事件を受け、警視庁はきょう、現場近くの時計店に防犯の指導を行いました。時計店が窃盗などの被害に遭うケースは急増していて、JNNが入手した音声データには、実行役の闇バイトを募る様子が記録されていました。
先月25日、「中野ブロードウェイ」の時計店で、あわせて2億円相当の高級腕時計4本が盗まれた事件。逮捕された男2人は下見を行った後、入り口付近のショーケースをハンマーで割って犯行に及びました。
この事件を受けて、きょう…
記者
「いま、警視庁が中野ブロードウェイにある時計店に入りました。店舗内の防犯指導を行っています」
警察官が時計店2店舗を訪れ、来店客への積極的な声かけや防犯用カラーボールの設置場所の確認などを行うよう呼びかけました。
さらに、近年の強盗・窃盗事件の特徴やガラスが割れにくい「防犯フィルム」などを紹介する講習会が開かれ、周辺の時計店や宝石店などあわせて18店舗が参加しました。
参加した時計店の店長
「より気を引き締めて、そういう犯人たちが来ない、面倒な店だと思わせるような仕組み作りが必要だなと」
実は、いま時計店が狙われるケースが増えています。
先月、秘匿性の高いSNSに投稿された“闇バイト”の募集。
秘匿性の高いSNS「テレグラム」の投稿文
「ロレックス」「見取り図あり」「逃走ルート確保済み」
ある時計店で高級腕時計を奪う強盗の実行役を募るものでした。
私たちは、この指示役とみられる人物が犯行の計画を説明する音声データを入手しました。
“指示役”
「店に入って(時計の)現物出してもらって、そのまま奪ってダッシュして、店前に車つけて、すぐ移動する感じ」
そのうえで…
“指示役”
「時計の方は(実行役を)1人出してほしい。こちらの人間1人で合計2人でやるんで、時計の方は車運転できる方がほしい」
奪った腕時計の行き先や報酬については…
“指示役”
「直接、ベト(ベトナム)とやりとりしますんで、報酬もパーセントも変わらず、換金額の30パーセント」
この計画はその後、警察に通報され、これまでに被害は確認されていません。
警視庁によりますと、都内にある時計店を含む「貴金属店」で発生した強盗や窃盗の被害は、去年1年間で25件でしたが、今年は8月末の時点で、すでに21件と急増しています。
警視庁は店に注意を呼びかけるなど警戒を強めています。
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