東京・中野区の時計店から2億円相当の腕時計を盗んだとして逮捕されたチリ国籍の男2人が、都内の別の窃盗事件に関与したとして再逮捕されました。事件から見えてきたのは「窃盗ツーリズム」という犯罪の手口でした。
先月25日、中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」の時計店で、腕時計4本、あわせて2億円相当が盗まれた事件。逮捕されたのは、チリ国籍のマンサーノ・ケサダ・ボリス・アレクシス容疑者(33)ら2人でした。
その後の捜査で、2人がこの事件の3日前、東京・大田区の住宅で腕時計や現金など800万円相当が盗まれた事件にも関与した疑いが浮上。きょう再逮捕され、2人は容疑を認めているということです。
捜査関係者
「前もって目星をつけていたのではなく、金がありそうで隙があったから入ったとみられる」
当時、2人は大田区の高級住宅街を歩いていたところ、たまたま、住宅の駐車場から車が出てくるのを目撃します。
2人はインターホンを押して留守を確認、窓ガラスを割って侵入しました。
捜査関係者
「いわゆる『窃盗ツーリズム』だ。彼らは海外で『SATG』と呼ばれている」
窃盗ツーリズム。その手口とは。
きょう再逮捕されたチリ国籍の2人。短期滞在のビザで初めて日本を訪れ、窃盗を働いたとみられていますが、警視庁の調べに対し…
マンサーノ・ケサダ容疑者
「ヨーロッパ中で窃盗をしていた。高級住宅をよく狙っていた。1日3~4件やった日もある。国境を越えて逮捕を免れていた」
捜査関係者は指摘します。
捜査関係者
「彼らのような泥棒は海外で『SATG』と呼ばれている」
「SATG」とは、日本語で「南米系窃盗団」を意味する英語の頭文字をとったもの。
観光ビザや不法入国でやってきて窃盗を繰り返し、盗んだものをすぐに現金化するか、母国に送って国外に逃亡するのが特徴で、「国境を越えた脅威」とされています。
警視庁は、逮捕された2人以外にも盗品の処分や航空券の手配など、事件に関わった人物がいるとみて調べています。
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