
沖縄県那覇市で強盗殺人の疑いでアメリカ海兵隊の男が逮捕された事件で、ホテルの室内にあった電話のコードが犯行に使われた可能性があることが分かりました。アメリカ軍関係者によって繰り返される事件に、県民からは怒りの声があがっています。
この事件は今月3日、沖縄県那覇市のホテルで、アメリカ海兵隊の上等兵、デビン・バラード容疑者(20)が39歳の女性を殺害し財布などを奪ったとして、強盗殺人の疑いで逮捕されたものです。
事件当日午前3時前、現場周辺の防犯カメラには白いスニーカーに黒のタンクトップ、黒の半ズボン姿の人物が。ホテルからおよそ100メートルの位置から撮影されたもので、バラード容疑者とみられています。
女性の死因は首を絞められたことによる窒息死で、捜査関係者によりますと、警察はホテルの電話コードで首を絞めた可能性を含め捜査しています。
事件を受け沖縄県民は。
「すごい凶悪な犯罪ですよね。(米軍は)自分たちの責任を全然感じず、謝罪もしない。あまりにもひどすぎる」
「諦めていたら何も変わらないし。じゃあ(解決策は)どうすればいいの?と言われたら、またどうしたらいいんだろう。本当に残念ですよね」
沖縄県内では毎週のようにアメリカ兵による事件・事故が相次いでいて、バラード容疑者が逮捕された日もアメリカ兵2人が酒酔い運転などの疑いで現行犯逮捕されています。
アメリカ軍が事件・事故を防ごうと進めている「沖縄オリエンテーション」。沖縄に赴任した兵士らに、飲酒運転に関する日本の法律のほか、沖縄にアメリカ軍基地が建設された背景と県民感情について伝えるものです。
さらにおととしからは、午前1時から5時までの間、基地の外で酒を提供する場所への立ち入りなどを禁止する「リバティー制度」の対象を日本国内のすべてのアメリカ軍兵士に拡大。綱紀粛正を図るため、日米合同の「パトロール」も始まりましたが、制度の形骸化が課題となっています。
米海兵隊太平洋基地 ウォルフォード司令官(当時)
「私たちの地域であり、皆で協力し全員が安全であるよう取り組む必要がある」
これまで県がいく度となく求めてきた再発防止策の徹底を、古謝新知事も強調します。
古謝知事
「このような悲惨な事件が二度と起きないよう、米軍及び日米両政府の責任において、日米地位協定の見直しを含め、実効性のある抜本的な対策を講ずるよう強く求める」
事件を受けて古謝知事はあす、高市総理らに対し抗議する方針です。
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