全国各地にあるご当地うどん。いま東京でも食べることができ、行列を作るお店もたくさんあります。ご当地うどんの魅力とは?
群馬「ひもかわうどん」 “薄く広く”伸ばした始まりは忙しい職人たち
山形純菜キャスター:
群馬県では、うどんというと「水沢うどん」が有名ですが、「ひもかわうどん」も人気になっています。私は食べたことがありますが、ツルツル・モチモチでおいしかったです。
井上貴博キャスター:
湯葉のような感覚ですね。
山形キャスター:
うどんの幅がすごく広いです。なぜこのような形になったのでしょうか。
日本うどん学会理事の小島和男さんによると、群馬・桐生市は織物産業が盛んで、忙しい職人たちが「火が通りやすくサッと食べられるように」薄く広く伸ばしたのが始まりなのではないかということです。
※諸説あり
出水麻衣キャスター:
箸使いが皆さん上手だったんですね。
栃木は「耳うどん」 うどん持ちながら願う習慣も
山形キャスター:
全ては網羅できていないと思いますが、全国にはこのようなご当地うどんがあります。
長崎「五島うどん」
福岡「ごぼ天うどん」
香川「讃岐うどん」
三重「伊勢うどん」
愛知「味噌煮込みうどん」
山梨「ほうとう」
山梨「吉田のうどん」
富山「氷見うどん」
群馬「ひもかわうどん」
埼玉「武蔵野うどん」
秋田「稲庭うどん」
栃木「耳うどん」
栃木の「耳うどん」はうどんが耳の形に似ていることから、そう呼ばれているといいます。
そして佐野市では、このうどんを持ちながら「1年いいことがあるように」と願う習慣もあるそうです。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
私は讃岐うどんが好きです。乾燥している高松などの現地で食べるとおいしいです。
うどんの歴史は室町時代から 第1次ブームは「大阪万博」出店
山形キャスター:
うどんにはどのような歴史があるのか、日本うどん学会理事の小島さんに伺いました。
そもそも室町時代から食べられていたそうです。
第1次ブームは1970年頃で、大阪万博に讃岐うどんが出店し、そこから日本全国に広く知れ渡ったといいます。
そして1988年頃に第2次ブームがあり、瀬戸大橋の開通で四国への観光客が増加し、讃岐うどん巡りが盛んになったということです。
第3・4次ブームは1995年頃から2002年頃にあり、セルフ式の讃岐うどんのチェーン店が拡大し、全国的に定着していったということです。ここまでは讃岐うどんが席巻していました。
第5次ブームの2010年以降には、讃岐うどん以外のご当地うどんが発見されていき、群雄割拠の時代に入っていったということです。
井上キャスター:
コシに慣れていると、「伊勢うどん」などを初めて食べたときにはびっくりしますよね。
山形キャスター:
それが癖にもなりますよね。
「ひもかわうどん」人気の背景に「一点集中型」
山形キャスター:
では、今なぜ「ひもかわうどん」が人気なのでしょうか。
日本うどん学会理事の小島さんによると、うどんの幅が広く「形の面白さという特徴を一つに絞った『一点集中型』の分かりやすさがSNSを中心にうけたのでは」ということです。
特徴を一つにしたものは他にもあります。
「どら焼きの“皮だけ”販売」「みんなの75点より誰かの120点」
山形キャスター:
ドン・キホーテの偏愛めしでは、「フライドチキンの皮だけ弁当」(538円)や、たくあんが18枚乗った「パリポリフィーバー丼」(430円)など、「みんなの75点より誰かの120点」と、一定の誰かにささるシリーズというものが出てきています。
そして、松右衛門では「どら焼きの皮」(518円/6枚セット)が売られています。あんこが入っていない、皮だけの商品です。店主の阿部真さんによると、「あんこが苦手という声から“皮だけ”で販売」したそうです。
山本匠晃キャスター:
ハチミツが使われているので鼻から甘い香りが抜けて、これだけで十分です。高級カステラのようで、身がギュッと詰まっていてモチモチです。
朝食で子どもにも、パンケーキやホットケーキの代わりによさそうです。
山形キャスター:
アイスやハムなどを挟んでアレンジしてもいいということです。好みで食べ方をいろいろ変えることができます。
井上キャスター:
生八ツ橋も皮だけのものがあって、そちらの方が好きという人もいますよね。
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