E START

E START トップページ > 国内 > ニュース > 【独自】台風25号の土砂災害から1か月 2人死亡の神奈川・三浦市 「土砂崩れの危険」で約300世帯に避難呼びかけ 住民からは“戸惑いの声”

【独自】台風25号の土砂災害から1か月 2人死亡の神奈川・三浦市 「土砂崩れの危険」で約300世帯に避難呼びかけ 住民からは“戸惑いの声”

国内
2026-10-21 19:44

1か月前のきょう、大きな被害をもたらした台風25号についてです。土砂崩れで2人が亡くなった神奈川県三浦市が、今後、土砂崩れの危険があるとして、およそ300世帯に避難を促していることがJNNの取材でわかりました。


台風25号による記録的大雨からきょうで1か月。この台風で千葉県と神奈川県では15人が亡くなり、このうち13人が土砂崩れに巻き込まれ犠牲となりました。


記者
「瓦礫はそのまま放置されています」


今も大きな爪痕が残る千葉県鴨川市。土砂崩れで4人が亡くなりました。


川名快枝さん
「全然掃除してないんだもん。どうぞおかけください」


川名快枝さん(80)。自宅の裏まで土砂が流れ込んできました。


土砂崩れ現場近くに住む 川名快枝さん
「あそこ相当落ちていますよね、土が」


この地域では、60代の男性が土砂崩れで亡くなりました。


京都大学の竹林特定教授の分析では、土砂は平均時速およそ30キロで、住宅までわずか11秒で到達したとみられるということです。


京都大学防災研究所 竹林洋史 特定教授
「今回は発生した場所から家までが近かったので、非常に短くて11秒ということで、当然ながら発生後の避難というのは難しいですね」


土砂崩れ現場近くに住む 川名快枝さん
「(山を)いつまでもこのままにしておかないかな。どうなんでしょう、それが一番ちょっと心配」


再び土砂崩れが起きることを懸念する川名さんは、県が民間の賃貸住宅を借上げ、提供する制度を利用してアパートを借りようとしていますが、期間は最長で2年です。


土砂崩れ現場近くに住む 川名快枝さん
「だからそれまでにこれ(山)が何とかならないと、今度住むところが」


一方、新たな呼びかけを行う自治体も。神奈川県三浦市。土砂崩れに巻き込まれ、2人が亡くなりました。


カメラマン
「土砂で倒壊した家屋がそのままになっています」


JNNの取材で、今後、土砂崩れの危険があるとして、三浦市が市内の7つの地域のおよそ300世帯610人に対し、避難を促していることがわかりました。


対象は、ほとんどが土砂災害特別警戒区域と土砂災害警戒区域に住む住民で、市は最長2年間、県が借り上げる民間の賃貸住宅への避難を促し、対象エリアの崖の工事を行うことも検討しています。


三浦市の担当者は…


三浦市 高橋栄行 危機対策担当課長
「一人一人に『あなたのところは危険ですよ』『避難を希望するなら受け皿も用意してますよ』というところは、しっかり説明をさせていただいたところ」


市は先月から避難を呼びかけていますが、自主的に避難した人はいるものの、呼びかけに応じて避難した住民は現時点で把握していないということです。


対象となった住民からは“戸惑いの声”が聞かれました。


避難対象の三浦市民
「今、平時に『危険地域だから移動してくださいよ』と言われて、『はい、分かりました』と移動することはない。自分の住んでいるところは気に入っているから離れる必要はない」
「ここで生まれて、ここで育って、周り近所農家さんというのが多いから、どうしてもここから離れることは仕事柄できないのではないか」


土砂災害に詳しい専門家の1人は、三浦市の呼びかけについて“必要な取り組み”だと評価します。


東京都市大学 佐藤剛 教授
「今回崩れていなかったとしても、崩れかけの斜面はある可能性がある。台風25号の雨で(斜面が)少し不安定になっている。そこに大雨が降ると崩れていく。行政の対応として、こういう取り組みは行わなくてはいけない仕事なのでは」


三浦市は「避難の呼びかけに強制力はないが、人命優先で根気強く説明し続けたい」としています。


・10歳若返る?「ジャパニーズウォーキング」…“1日30分”で1万歩歩くよりも効果的 道具いらずで海外で話題【Nスタ解説】
・40代から増加「脳梗塞」の初期症状は?「倒れてからじゃ遅い」早期発見のカギ「BE FAST」とは【ひるおび】
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ