台風30号が沖縄県に接近しています。10月に台風が日本を直撃し、大きな被害を受けた例がこれまで度々ありました。
台風30号の影響が広がる可能性はあるのでしょうか?(10月23日「Nスタ」午後4時50分ごろの放送より)
今年10個目 台風30号が沖縄・奄美に接近
日比麻音子キャスター:
30号で、2026年に沖縄・奄美に接近した台風の数は10個目になるということですね。
森田正光 気象予報士:
23日(金)の午後4時30分現在、石垣島付近にある台風の目がまた開き始めていて、その目を取り巻くように強い雨雲があります。このあと沖縄本島の方にも雨雲がかかってくる状況です。
23日午後4時現在、大型で非常に強い台風30号は暴風域を伴いながらだんだん向きを北東に変え、東へと進む予想です。一般的には日本海の方へ進みますが、今回は東に進みます。
上空に強い偏西風が流れているので、偏西風より北にはなかなか進みません。逆に言うと、温帯低気圧に変わりながらも日本列島には大雨の心配が出てきます。
10月の台風は“スピード速く雨量が多い” 過去にも各地で大きな被害
日比キャスター:
今回は台風に加え、前線の影響もあるということですが、10月の台風は非常に勢力が強く、また様々な影響を及ぼしたというケースがあります。
2019年10月の台風19号では、多摩川(東京・神奈川)や千曲川(長野)などが氾濫し、北陸新幹線の車両基地が水没するほどの影響が出ました。
2004年10月の台風23号では、円山川(兵庫)や由良川(京都)などが氾濫し、高知では高波で堤防が損壊しました。
このように、各地で大きな影響を与えるのが10月の台風です。
森田 気象予報士:
2019年10月の台風19号の時も雨が中心でしたが、10月の台風は割とスピードが速いので、降る時間は短くても量が多いことがあります。
24日(土)は湿った空気の影響で東日本から西日本の全域が強い雨に
日比キャスター:
今後、どういった状況になっていくのでしょうか。
森田 気象予報士:
台風30号は大雨が降るタイプの台風です。
この先、前線の位置はほとんど変わりませんが、24日(土)の午前9時以降は日本列島に台風が近づいてきますので、湿った空気の影響で東日本から西日本の全域が強い雨の区域の中に入ると思います。
23日(金)午後6時からの雨と風の予想を見ると、台風30号の進路上に前線の雨雲がかかっています。23日午後6時時点で関東には雨は降っていませんが、24日(土)の明け方は西日本で雨が降り、明るくなった時間帯から関東も雨が降り始めそうです。
日比キャスター:
大雨の影響で交通への影響も考えられますか?
森田 気象予報士:
もちろんありますが、ただ今回はそれほどで、関東に関しては雨量はトータルで20ミリ程度と見込まれます。
24日~26日は台風・温帯低気圧の影響で雨が降りやすい
森田 気象予報士:
この先、28日(水)までの予想によると、24日(土)、25日(日)は全国的に雨が降ることはほぼ間違いありません。東京は24日午後が降りやすい予想です。
週明けは比較的雨の降り方は弱まってくるため、24日~26日は台風もしくは温帯低気圧の影響で雨が降りやすいと思います。
国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:
東京では37日間連続で雨が続き、ようやく晴れていろんなことを楽しめると思っていたら、また雨に備えなきゃいけない。なかなか今年は天気が厳しいですね。
森田 気象予報士:
スーパーエルニーニョの影響なども言われていますけれども、とにかく今までとは違う季節の進み方だと思います。
日比キャスター:
もう台風30号で今年の接近・上陸は終わりそうですか?
森田 気象予報士:
台風はまだ今後も発生すると思いますが、接近するのはこれが最後となるよう願いたいところです。
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<プロフィール>
堤伸輔さん
国際情報誌「フォーサイト」元編集長
BSーTBS「報道1930」ニュース解説
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