サウジアラビアできょう、アメリカとウクライナの高官協議が行われます。首脳会談で大統領同士が口論となってから初の協議で、関係修復につながるか注目されます。
ウクライナとの協議に臨むアメリカのルビオ国務長官は10日、サウジアラビアのジッダに到着しました。
ロイター通信によりますと、ルビオ長官は到着前の機内で協議に楽観的な見方を示す一方で、ロシアとの和平実現に向けたウクライナ側の姿勢や何を譲歩する用意があるかを見極める必要があるとも指摘したということです。
先月28日に行われた首脳会談では、トランプ大統領とゼレンスキー大統領が口論となり、予定されていた鉱物資源の共同開発をめぐる協定の署名が行われませんでした。
ルビオ国務長官は協定について「まだ詳細を詰める必要がある」と話していて、協議の行方が注目されます。
こうした中、ブルームバーグ通信は10日、アメリカのウィットコフ特使が今週モスクワを訪問し、プーチン大統領と会談する見通しだと報じました。
ウィットコフ氏は先月にもモスクワを訪問し、プーチン大統領と3時間半にわたって会談しています。
トランプ大統領は9日、今週中にウクライナだけでなくロシアとの間でも「大きな成果を期待する」と話していました。
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