中国・四川省にある雪景色が人気の観光エリアで、肝心の雪が偽物だったとして、波紋が広がっています。
「この雪景色はプロの映画製作チームによって演出されます。視覚効果がいっぱいで、雪が舞うイベントもあります」
中国内陸部、四川省・成都市郊外にある雪景色が広がるテーマパーク。施設側は自信満々に雪のPRをしますが。
観光客
「ひどい場所だ、全部偽物だ!作り物にも程がある。花も偽物、雪も偽物。入場料が台無しだ。お見事!」
怒る観光客。そこにあったのは雪ではなかったというのです。
中国メディアによりますと、通常は本物の雪を使用していますが、今年は気温が高く、観光客が増える旧暦の正月「春節」の連休までに雪が積もらなかったため、施設側が急遽、白い綿を散布。
観光客にはその事実が知らされておらず、しかも、付け焼刃で対応したためか、綿も充分な量とはいえず、悲惨な光景に。訪れた観光客らが相次いでSNSに不満の声を投稿したのです。
観光客
「侮辱された気分です。彼らはこれを雪と呼んでいます。この雪は私が着ている服よりも暖かそう。砂だ…綿だ…」
公式サイトによると観光エリアの入場料はおよそ1000円です。
事態を重く見た現地の観光当局は先月、綿を撤去させたうえ、チケット売り場で払い戻しに応じると発表しています。
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