
ロシアを訪問している中国の習近平国家主席がプーチン大統領と会談し、両国の関係をさらに強化していく方針で一致しました。
中国国営の中央テレビによりますと、習主席は会談でアメリカのトランプ政権を念頭に「現在、国際社会は一国主義と覇権主義に直面している」と指摘。
「中国とロシアは世界の大国として両国や発展途上国の権利と利益を断固として守り、世界の多極化や経済のグローバル化を、手を携えて進めていく」とロシアと連携してアメリカに対抗していく必要性を強調しました。
一方、プーチン大統領は「両国の関係は対等であり、相互に利益がある」と主張。「両国が友好関係を強化していくのは、戦略的な協力に基づいたロシアと中国の選択だ」と両国が協力していく重要性を強調しました。
また、今年夏に中国で行われる抗日戦争勝利記念日の式典に出席すると明らかにしました。
会談では、ウクライナ情勢やロシアの天然ガスを中国に送るパイプライン計画を含めたエネルギー協力などについても協議したとみられ、このあと共同声明を出す予定です。
習主席はあす、モスクワで行われる対ドイツ戦勝80年の記念式典にも出席します。
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