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「僕の青春の1ページ」新宿アルタ45年の歴史に幕 今も残るタモリさんの楽屋に…関根勤さんが語る“いいとも!秘話”【Nスタ】

経済
2025-02-28 22:45

「笑っていいとも!」の生放送でおなじみだった新宿アルタがきょうで閉店となります。関根勤さんとともにスタジオや楽屋をめぐり、当時の思い出を聞いてきました。


【写真で見る】タモリさんは「時刻表か地図を見ていた」関根さんが語る「いいとも!」秘話


新宿アルタ45年の歴史に幕 関根勤さんが語るいいとも!秘話

営業最終日となった、28日。オープン前には長い行列ができていました。


記者
「午前11時、新宿アルタの最終日の開店を迎えました。多くの人がアルタの中に入っていきます」

28日の営業で、45年の歴史に幕を下ろす新宿アルタ。“最後の姿”を写真におさめようと多くの人たちが訪れていました。

お客さん(60代)
「オープンしたときに仕事で(アルタにいた)。オープン当初ここに来たんだな。もう45年経つんだなという思いが大きい」

1980年に最新のファッションビルとして誕生した新宿アルタ。


ビルの壁面に設置されたのが、日本初の大型ビジョン「アルタビジョン」です。ニュース速報が流れるたびに多くの人が集まる時代を象徴する場所ともなりました。


また、新宿アルタといえばビル内のスタジオで行われた「笑っていいとも!」の公開生放送。最終回の日には多くのファンが集まりその最後を見守りました。


いいとも!レギュラー29年・関根勤さんとめぐるアルタ「全然変わってない」

「笑っていいとも!」に長年レギュラー出演していた関根勤さん。タモリさんを除くと歴代最長の29年間。その関根さんと閉店直前の館内をめぐりました。


関根勤さん
「おはようございます。アルタですね~」


エスカレーターには、新宿アルタを彩った様々な芸能人たちのメッセージが。タモリさんは「私はアルタで三十代から六十代までを過ごしました」と綴っています。続いて向かったのは…

関根さん
「こちらが楽屋」


通路の左右には7つのドアがあり、カラフルな虹色に。


関根さん
「ここが僕の楽屋です。だいたいソファに、こう座って」

広さは4畳ほど。こじんまりとした楽屋だったんですね。

関根さん
「全然変わってないですね」

楽屋をめぐっては、こんな失敗談も。

関根さん
「ここにね、HIROって書いてあったんですよ。だからSPEEDのhiro(島袋寛子)ちゃんがいると思ったの。それで(ノックして)バッと開けたらさ、すっげえさ男の人がいるからさ…EXILEのHIROさんだった」


関根勤さんが語るタモリさんの楽屋秘話「時刻表と地図を見ていた」

関根さん
「ここがタモリさん」

関根さんの部屋のお隣が、タモリさんの楽屋だったそうです。

関根さん
「入っちゃっていいの?タモリさんの部屋」

日比キャスター
「失礼します。あ!こちらも本当に同じサイズ」

関根さん
「(自分の楽屋と)ほぼ同じですよね」

日比キャスター
「本当ですね。思ったよりコンパクトですよね」


関根さん
「でね、この辺にね、なんか書斎。こっちかな?本棚みたいなのがあって。本がいっぱいありました。だいたい終わるとここ(ソファ)にいるんですよ。僕がコンコンって入って『お疲れ様でした』って言うと、時刻表か地図を見てました」

日比キャスター
「すごーい!」

関根さん
「時刻表を見て旅してました。あと地図ですね。地図のロータリーのところが好きで」

日比キャスター
「ロータリーなんですね?」

関根さん
「もうとにかく好きなんですよ」


タモリさんの“愛読書”は姿を消していましたが、広さ4畳ほどの楽屋は、あの日と変わらぬまま…。


「全然変わっちゃった」11年ぶりにスタジオへ…「客席が丸見え」当時を振り返る

当時と同じルートで向かったのは「いいとも!」の最終回以来、11年ぶりだというスタジオです。


関根さん
「…うわっ、変わった。全然変わっちゃった

そのステージへ。

日比キャスター
「あっ、意外と小さい!」

関根さん
「小さいでしょう?」

日比キャスター
「もっと広いスタジオかと思ってました」


関根さん
「こんな台はなかったです。ぺったんこです。10センチぐらいかな、ステージが。で、僕はいつもこっちから。で、タモリさんはこっちから。あ、タモリさん、ここから歌いながら出てきた。

歌いながら出てきて、それで終わって(タモリさんが)『はい金曜日のレギュラー陣です』って言うと、僕がこっちから『どうもどうもどうも』って」

「いいとも!」終了後、様々なイベントで使われたスタジオ。姿は変わりましたが、当時の思い出が蘇ってきます。

関根さん
「ここにベンチ、ベンチがあったんですよ」

日比キャスター
「テレビで見てても、ぎゅうぎゅうに」

関根さん
「ぎゅうぎゅうですね。ここでだいたい100人、入ってますから」


日比キャスター
「100人!?」

関根さん
「照明が明るいから、客席が丸見えなんですよ」

客との距離が近いからこそのエピソードも。


関根さん
「(本番中に)気になったことをね、タモリさんと話しててね。全然笑ってないおじさんがいたんですよ1人。『あの人笑ってないなあ』って。で、ずっとタモリさんも思ってたらしいの。それで本番なって、聞いたんですよ。『さっきから全然笑ってないんですけども、つまんなかったですか?』って言ったら『いや、田舎から出てきてあがってました』」

日比キャスター
「緊張でこわばってただけだったんですね」


関根さん
「そう。『タ、タ、タモリさんだ!』って。笑えなかったんですって」


関根勤さんにとってアルタとは…「ありがとうしかない」

思い出が尽きない新宿アルタ。


関根さん
「アルタはね“僕の素”を表現させてくれたところ。ここは素でタモリさんと話せるし、ベッキーとも話せるし、素の関根勤がどういう人間なのかを改めて皆さんに知ってもらう機会だったんですね。ここ(新宿アルタ)に来ると素になってました。ありがとうしかないですよね。僕の青春の1ページ。楽しいことがいっぱいありましたよ」

新宿アルタには、一足早くメッセージで満開となった桜が。

みんなの記憶に刻まれている新宿アルタ。気になる今後は「まだ検討中」とのこと。

次は、どんな姿を見せてくれるのでしょうか。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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