もはや月替わりの“恒例”となった飲食料品の「値上げ」。3月に値上げする食品は2343品目となります。相次ぐ値上げの波にお客さんの「買い物意識」にも変化があるようです。
スーパーは「はしご」が当たり前? 買い物意識「より安く」
山内あゆキャスター:
帝国データバンクによると、3月に値上げされる食品は2343品目です。
加工食品(冷凍食品・チルド麺など):1381品目
酒類・飲料(清涼飲料水など):534品目
乳製品(ヨーグルトなど発酵製品):284品目
値上げの波に飲み込まれないように、お得な買い物術についてみていきます。
まず、相次ぐ値上げにより買い物に対する意識に変化があるそうです。民間のアンケート調査によると…
「よりお得に購入したい」96.7%
「安いものをとにかく探して購入するようになった」46.1%
(クラダシ 2024年10月調査)
今回、Nスタの取材でも、「とにかく安い所を探すために店を巡ります」「最低2店舗はスーパーをはしご。生野菜と冷凍野菜も比較している」という人もいました。
「白もの」がお得なのは「ドラッグストア」
山内キャスター:
はしごの対象というのは「スーパー」だけではなく、生鮮も売っている「ドラッグストア」なども割とお得なのだそうです。節約アドバイザーの丸山晴美さんは「買うものによって店を使い分けるとお得」と話しています。
例えば、「白もの食材」はドラッグストアが狙い目なんだそうです。白もの食材というのは、「卵」、「豆腐」、「パン」、「牛乳」などです。
なぜ、ドラッグストアでは安いのかというと、「仕入れるアイテムを絞り、大量発注し、安く販売しているから。ただし、品揃えは少なめなので、ブランドなどにこだわりがなければ、ドラッグストアはとてもおすすめ」ということでした。
一方、スーパーで買う方がお得な商品というのもあります。それが、お肉などの「見切り品」です。見切り品というと夕方のイメージがありますが、前日のものの見切り品を午前中に買うのがおすすめということです。
“売れ残り自販機”で無駄ゼロに
山内キャスター:
さらに、その日のうちに売れなかったものを駅の自動販売機で売っているというところがありました。
横浜市営地下鉄・関内駅に設置されている「売れ残りパンの自動販売機」です。地元の人気パン店の売れ残りを定価の2~3割引き(300円~1000円)で販売しているそうです。2時間くらいで売り切れてしまうとても人気のものになっています。
こちらは横浜市の推進事業で、「食品ロスを少なくしていこう」という取り組みです。現在は5か所に設置されていて、「来年度末までに30か所に色々な商品を増やしていきたい。そして、場所もマッチングしていきたい」ということでした。
アプリゲームで「本物の野菜」が貰える!? 収穫まで約2か月
山内キャスター:
そしてもう一つ、「楽しみながらお得にもらえる」というものがありました。
みんなでシェアして買うことによって安く買おうというシェア買いアプリの「カウシェ」ではアプリの中で、ゲームで野菜が貰えるというところが人気になっているんです。
どんなシステムなのかというと、野菜を育てるアプリゲーム「カウシェファーム」で「たまねぎ」、「ミニトマト」、「お米」、「ナッツ」、「コーヒー」、「お茶」の6種類の中から収穫したいものを選択することができます。
水やりや肥料を1日3回~5回します。作物が出来あがるまでに平均2か月かかります。そして、収穫したら実物をもらうことができるんです。
ホラン千秋キャスター:
なんでですか?
山内キャスター:
シェア買いアプリとして「お客さんを増やしたい」「たくさんの人に使ってほしい」というところからこのようなゲームを導入したそうです。2か月コツコツと買い物をしたり、水やりは無料でできるそうです。
ホランキャスター:
アプリ自体はお金はかからないんですか?
山内キャスター:
アプリ自体にお金はかかりません。実際に収穫したものの無料クーポンがもらえるので、その無料クーポンで野菜を買うことができるということです。
実際に収穫した人の感想です。
たまねぎを収穫した人
「育てれば無料で貰えるので凄くお得だと思う。今はミニトマトに挑戦中です」
お米を収穫した人
「育てたお米が届いた~!」
少量ではあるんですが、お米も大変人気だそうです。
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