ホンダとの経営統合協議が破談した日産は午後、首脳陣の人事を決める指名委員会を開き、内田社長の進退などを議論します。
日産ではきょう午後、社外取締役が中心となって、首脳の陣容を決める指名委員会で内田誠社長の進退などを議論しているとみられます。その内田氏は先月、次のように述べていました。
日産自動車 内田誠 社長(先月13日)
「可及的速やかに後任にバトンタッチしたいというふうに考えております」
内田氏は元会長のカルロス・ゴーン被告の逮捕から1年後の2019年に社長に就任しましたが、日産の販売台数はそれから5年で年間およそ4割減少しています。
日産では暫定トップとして最高財務責任者のパパン氏を起用する案も浮上していて、関係者は「ホンダとの再交渉も見据えた案だ」としています。
ただ、内部や関係企業からは「混乱の責任をとるべきなのは内田氏だけでない」とする声も根強く、社外取締役も含めた経営陣の刷新をめぐり、波乱含みとなっています。
最終的な人事は来週にも開催される取締役会で決まる見通しです。
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