
新潟県にある柏崎刈羽原発の再稼働に向けて、武藤経済産業大臣が「地元からの信頼確保に全力を尽くしてほしい」と東京電力のトップに要請しました。
武藤経産大臣
「(東電には)安定供給と脱炭素の両立に中核的な役割を果たすことが期待される。特に柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に向けて、地元からの信頼確保に全力を尽くしてください」
武藤大臣はきょう(17日)、東京電力から暫定的な経営再建計画について報告を受けました。
東電は、柏崎刈羽原発を1基再稼働させると収益を1000億円改善する効果があると説明していて、報告した計画でも経営再建の柱のひとつに位置付けています。
小早川社長は会談後、記者団の取材に応じ、「早い再稼働を目指していきたい」と強調し、前提となる地元の理解を得ていく考えを示しました。
東電は今月までに経営計画の抜本的な改訂を目指していましたが、柏崎刈羽原発のテロ対策工事が遅れていることなどから、今回は暫定的な計画に止まりました。
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