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「駅ナカ」「PS5」に「森」の貸出も…拡大するレンタルビジネス【THE TIME,】

経済
2025-05-12 07:00

レンタルサービスの需要が高まる中、借りることができる”モノ”が多様化しています。中には、「森」をレンタルし自由に“タケノコ”や“井戸”を掘る人も。


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「良ければ買う」PS5が980円

番組ディレクター:
「今、全部貸し出し中のようです。全て空っぽです」


大手レンタル店『ゲオ』が2月から始めたのは、ゲーム機【PlayStation5】のレンタルサービス。


購入すると6万円以上しますが、レンタルなら「1週間980円」ということで、「試して良かったら買う」と話す利用者も。約半数の店舗で“稼働率100%”と大人気だといいます。


レンタル課・坂井祐介さん:
「街のレンタルビデオ店がちょっと下火になっている現状で、PS5を通じて街のレンタル店を思い出してもらいたい」


改札から5秒「旅を身軽に」

東京駅の「駅ナカ」にも新たなレンタルサービスが登場。


『JR東日本』が3月から開始した「プレンタ」は、【旅先で使えるアイテム】“駅で受け取り&返却”ができるサービスです。


▼モバイルバッテリー(980円~)
▼小型ジンバルカメラ(1580円~)
▼防振双眼鏡(14倍)(1980円~)
▼折りたたみ式キッズチェア(1880円~)


他にも「ARグラス」・「骨伝導イヤホン」・「ドライヤー」など全11種類のアイテムが揃います。


マーケティング本部・中村 元チーフ:
「お客様にとってより身軽にお出かけしやすくなる。鉄道はもちろん駅の利用も増やしていけるということで互いにメリットがある」


“年パス”いつでも「森生活」

さらには、【森】のレンタルまで!
森林レンタル『forenta』は、1つの森を区分けして貸し出すサービス。


例えば茨城県の「水戸エリア」は
▼1区画200㎡以上
▼年間レンタル料金は4万4000円〜9万9000円


ありのままの自然を満喫できるよう、ほとんど造成や開発を行っていないので、ワイルドキャンプを楽しめる傾斜のある区画から、すぐに使える平坦な区画まで好きな区画を選ぶことができます。


月に2回“森生活”をしに来るという夫婦は「予約を取らなくても“いつでも来られる”ことがとっても魅力」と話し、さらに…


夫:
「キャンプ場は結構自由度が低いけど、自分が借りている区画の中のものは“自由に使える”


もちろんテントは設置したままでOK。区画内にある木や枝などもすべて使用OKなど、自由度の高さが魅力のようです。(※木の伐採には制限あり)


中には2年前に借りて、365日ほぼ毎日来ているという男性(73)も。
区画内には、大型テント、小屋、伐採した木などで自作したテーブルとイスに、ベッドまで!立派な“野営基地”が出来上がっています。


さらにテントの裏では、水を確保するための井戸を掘っているとのこと。自然を壊す行為や大規模な作業はNGですが、手作業での井戸掘りはOKです。


2年間レンタル中の男性(73):
「水が出なかったら別のところ掘ろうと思っている」


そして別の区画では、木から吊り下げたブランコに揺られたり、走り回ったりと子どもたちがキャーキャー言いながら遊んでいます。


『みと森のようちえん・にじいろ』平向早香さん:
「野外で1日を過ごす幼稚園として借りていて、月に6回来ている」


この幼稚園では、子どもたちが自然と触れ合える場所として森をレンタル。
街の公園では味わえない体験ができるのが魅力とのことで、森に生えている「タケノコ」を掘ってその場で調理も。借りている区画内ならタケノコ堀りもOKです。


「みかんの収穫」ができる森レンタルも

『forenta』水戸エリア・宮本明憲さん:
「山主さんも土地代(レンタル料)が入ってくる。借りた人も森で自由に過ごせる。森も喜んでいるのではないかと思う」


元々は所有者が使い道に困っていた森などを利用し、現在16道府県に広がるほど人気の森林レンタル。


静岡県の「宇佐美エリア」(年間レンタル料:13万2000円)では“みかんの収穫”ができたりと森によってシチュエーションは様々で、特に人気なのが千葉県の「富田エリア」(年間レンタル料:7万7000円~9万9000円)だといいます。


『forenta』富田エリア・猪野敬幸さん:
「ここは植林・植栽・苗木を植えて作った人工林になります」


林業に使われている森なので、木が真っ直ぐ均等に生えているのが特徴。
歩きやすく、使い勝手がいいのが人気の理由で、5月現在で全区画が埋まっている状況です。


月に2回来ているという家族は、お父さんが自作した“ジップライン”で遊んだり、ゆっくり家族の時間を過ごしたり。
レンタル料は年間10万円ほどですが、何回来ても同じ金額ということで「比較的安く楽しめる」と“森生活”を満喫していました。


(THE TIME,2025年5月9日放送より)


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