備蓄米の放出からまもなく2か月。スーパーでのコメの価格がようやく値下がりしました。ただ、下落幅はわずか19円でした。

埼玉県のスーパー。きょうも客から聞かれたのは、コメの高騰を嘆く声です。

買い物客
「（コメの価格が）高い。昔はこの金額を出せば10キロ買えた」

店で扱っていたのは税込みで5キロ=4622円の「あきたこまち」のみ。いまも仕入れが難しい状態が続いているといいます。

マルフク中浦和本店　福島晶彦 店長
「前は（コメが）4～5種類あったが、なかなか入荷が難しい」

ただ、ちょっとうれしい話も。

農水省が先ほど発表した全国のスーパーでのコメ5キロあたりの平均価格は、前の週より19円安い4214円となりました。18週ぶりの値下がりです。

買い物客
「（価格が）下がってくれたならよかった。5キロ2000円くらいで買えていたと思う。それぐらいに戻ってほしい」

備蓄米の放出からまもなく2か月、ようやくの値下がりですが、店長は･･･

マルフク中浦和本店　福島晶彦 店長
「（備蓄米は）問屋にすらまだ入ってないのが現状」

農水省は夏まで毎月放出する方針ですが、十分な価格の安定につながるのかは不透明です。

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