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2023-09-19 06:13

国外逃亡からおよそ15年ぶりにタイに帰国し減刑の恩赦を受けたタクシン元首相が、来年2月にも仮釈放となる可能性があることが分かりました。
2006年の軍事クーデターで失脚したタクシン元首相は、汚職などの罪に問われた刑事裁判のさなかに国外へ逃亡しましたが、先月、タクシン派の政党を軸とする連立政権の発足に合わせて15年ぶりに帰国。
禁錮8年の判決を受けたものの、国王からの恩赦によって刑期は1年に短縮されました。
現地メディアによりますと、タイ矯正局の幹部は18日、74歳になるタクシン氏について「70歳以上の受刑者に適用される規定によって早ければ来年2月にも仮釈放の資格を得られる」と明らかにしました。
タクシン氏は、収監された当日に体調不良を訴え、警察病院に入院しているとされていますが、“刑務所から出るための口実ではないか”との憶測も呼んでいて、市民団体などは詳しい健康状態などを公表するよう求めています。
情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN