MLB機構は2日(日本時間)に今季最後となる9月の月間MVPを発表し、ナ・リーグでホームラン・打点の“二冠王”となったドジャースの大谷翔平(30)が2023年7月以来、約1年2か月ぶり、日本人選手最多となる5度目の獲得となった。
9月に入って急激に調子を上げていった大谷、9月12日には自身メジャー最多となるシーズン47号をマークすると、9月20日のマーリンズ戦ではMLB史上初となる「50本塁打・50盗塁」の“50-50”を達成、チームも9月27日、3年連続22度目の地区優勝を飾った。さらにこの月は松井秀喜氏が持つ日本人選手シーズン最多打点、イチロー氏が持つ日本人選手シーズン最多盗塁の記録を次々に塗り替えていった。
打撃について大谷は「自分のストライクゾーンを維持できていると思うので、単純にやっぱ調子がいい。振るべき球を振ってますし、構えもいいし、スイングの軌道自体もズレてない」と話し、「スライダー、シンカー、チェンジアップとか、あまり関係ない。ゾーンに来た球を、基本的にはどのルートを通っても、そこに来た球を打てば、いい結果が出る」と話していた。9月は107打数42安打で打率は.393、10本塁打、32打点、16盗塁。OPS(出塁率+長打率)は1.224と驚異的な数字、12部門でリーグトップの数字となった。
シーズンでも54本塁打はドジャース新記録(これまでは49本)、そして、ア・リーグ・ナ・リーグの両リーグでホームラン王を獲得したのは1998年のM.マグワイア(カージナルス)以来、26年ぶりでメジャー史上4人目、異なるリーグでの2年連続本塁打王は史上初となった。打点王も日本選手として初めての獲得となった。
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