埼玉県所沢市で起きた強盗傷害事件で、現場から奪われた被害品のクレジットカードを使って買い物をしようとしたとして逮捕された男が、「都内にある草むらに隠されていたカードでバッグを買うよう指示された」と供述していることが新たに分かりました。

住所・職業不詳の安田勇介容疑者（23）は今月1日、埼玉県所沢市で起きた強盗傷害事件で現場から奪われた住人男性のクレジットカードを使って、同じ日の午前4時ごろ、東京・新宿区歌舞伎町の質店でブランドバッグ1点（およそ35万円相当）を買おうとした疑いがもたれています。

安田容疑者は、先月30日に、Xで「高額案件・タクシー業務・書類運搬・日給5万円」などと書かれた闇バイトに応募。その後、指示役とみられる人物から、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」に誘導されて「歌舞伎町の店で、クレジットカードを使ってルイヴィトンのバッグを買え」などと指示を受けたということです。

クレジットカードは、「都内にある草むらに隠されていた」と供述しているということです。

警視庁によりますと、安田容疑者は質店でバッグを購入する際に、カードの暗証番号を2回間違えたため、店員に話しかけられて逃走しました。

今月2日、警察に寄せられた情報提供で安田容疑者が乗る白い乗用車が浮上し、その日に警視庁が東京・調布市内でその車を運転していた安田容疑者を発見したということです。

警視庁は一連の強盗事件との関連を詳しく調べています。

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