福岡市と韓国・釜山を結ぶ高速船・クイーンビートルが浸水を隠して運航を続けていた問題で、船長が聞き取りに対し、「これ以上は厳しいと判断し、会社に伝えた」と話していたことが分かりました。
JR九州高速船は今年2月、クイーンビートルの船首部分への浸水を確認しながら国に報告せず、浸水したことを知らせる警報センサーの位置をずらして浸水を隠蔽し、3か月以上運航を続けていました。
九州運輸局が今年5月に実施した臨時検査の際には、会社側がセンサーの位置を元に戻すなどして、不正の発覚を免れていたことも分かっています。
その後の取材で、今年8月に不正が発覚した後に、高速船の船長が九州運輸局の聞き取りに対し、「これ以上は厳しいと判断し、会社に伝えた」と話していたことが分かりました。
国はJR九州高速船に対して、今月中に管理者2人を解任し、今後の運航管理について改善報告書を提出するよう命じる行政処分を出しています。
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