ブラジルを訪問中の中国の習近平国家主席は20日、ルラ大統領と会談し、両国関係を格上げすることで合意しました。
中国の外務省によりますと、習近平国家主席は「国交樹立50周年という歴史的に重要な年にブラジルを訪問できたことは大きな喜びだ」と述べたうえで、「両国の関係は歴史上最も良好な時期にある」と評価しました。
そのうえで、「両国は互いに黄金のパートナーとなり、人類の平和と進歩により貢献することを望む」と述べ、さらなる関係強化に意欲を示しました。
これに対し、ルラ大統領も「ブラジルにとって中国は最も重要な戦略的パートナーである」と応じ、「より多くの中国企業がブラジルに投資し、協力することを歓迎する」と述べたということです。
そのうえで、両国関係を「公正な世界と持続可能な地球を構築する運命共同体」に格上げすることで合意しました。
また、会談後の会見で習主席はブラジルと共同でウクライナ問題の解決に向けた提案を行っていることに言及。「政治的解決の道を開く必要がある」と強調しました。
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