歌舞伎俳優の中村隼人さん、松本幸四郎さん、尾上菊之丞さんが、 松竹創業百三十周年「壽 新春大歌舞伎」夜の部『大富豪同心』取材会に出席しました。
【写真を見る】【中村隼人】 見所は「気絶」 11回の早替りに "とにかくスピードを大事に"
今回、新作歌舞伎として、時代小説家・幡大介さんの原作の「大富豪同心」を上演。
主演は、過去にドラマでも同役を演じた中村隼人さんがつとめます。また、松本幸四郎さんが出演だけではなく歌舞伎座で初めての演出、尾上菊之丞さんが演出と振付を担当します。
主人公・八巻卯之吉を演じる隼人さんは、"早替りは今回、時間の都合上、顔の色はそのままになってしまうので、とにかくスピードを大事に、幸四郎お兄さんの演出の意図に添えるようにやっていきたい"と意気込みました。
幸四郎さんは"娯楽時代劇としては、本当に面白く、こういう時代劇があったらいいなと思っていた"と話し、"隼人くんが、それに出会ったことが本当に素敵なこと。隼人くんが『ここにあり』っていうものを作れるように努めたい"と意気込みを見せました。
菊之丞さんは"初めてドラマを拝見した時に、隼人さんにぴったりで、役者として色々引き出すような作品、いろんな面が見られるという作品に出会ったんだなと思っていた。こうやって携わらせていただくことに、大変うれしく思います"と話しました。
隼人さんは、自身が演じる卯之吉について"時代小説は、かっこよくあるイメージがある中で、刀を見ると『気絶』してしまう"と語ると、"舞台で『どのように表現するんだろう』と、いうようなことはあると思うんですけど、眼目は『気絶』だと思う"とアピール。『早替り』について聞かれると"顔が似た人が、顔が似た人に早替りするというのは、歌舞伎史上ないと思います。別の人になるから驚くわけで。スピードが大事"と難しさを話しました。
また、幸四郎さんが"予定では『11回』早替りをする"と話すと、隼人さんは"11回?多いですね。"と驚いた表情を見せました。
隼人さんに『期待していること』を聞かれると、菊之丞さんは、"顔も衣装も同じなのに、『違う人物』を表現するのは、役者の腕次第ということですから、しっかり見届けたい。"と話しました。
それを受けて、隼人さんは、"みんなに愛された作品だと思うので、それを汚すことのないように、周りと協力しながら、卯之吉を演じていきたいと思います。"と意気込みを語りました。
【担当:芸能情報ステーション】
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