エンタメ
2025-07-03 05:00

小説家・凪良ゆうの代表作『汝、星のごとく』が、横浜流星と広瀬すずのダブル主演、藤井道人監督で映画化され、2026年に公開されることが発表された。今年の「第78回カンヌ国際映画祭」でその名を世界に知らしめた横浜と広瀬が、切なくも胸を打つ、15年にわたる愛、そして選択の物語に挑む。
【画像】監督を務める藤井道人、原作者の凪良ゆう
「美しい彼」シリーズをはじめ、「第18回本屋大賞」を受賞した『流浪の月』など、繊細で豊かな表現力で読者の心をつかんできた凪良。中でも2022年に発表された本作は、「第168回直木賞」候補、「2022 王様のブランチBOOK大賞」、「Apple Books2022年今年のベストブック」、「キノベス!2023」第1位など数々の賞に輝き、「第20回本屋大賞」も受賞した。シリーズ累計発行部数は100万部を突破し、2025年7月15日には文庫版の発売も決定している。
物語の舞台は、風光明媚な瀬戸内の島。京都から島に転校してきた高校生・青埜櫂(あおの・かい)と、島で母と暮らす女子高生・井上暁海(いのうえ・あきみ)の出会いから始まり、2人がそれぞれの運命に翻ろうされながら15年にわたる愛と選択を描く。
漫画家を目指す青埜櫂を演じるのは、映画『正体』(24年)や『国宝』(25年)、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(25年)などでの圧倒的な演技力が評価される横浜。「奇跡の連続が起き、撮影が始まる前から感無量で、皆様に心から感謝しています。責任を持ってこの作品の素晴らしさを皆様に届けます」と意気込みを語った。
井上暁海役には、天真爛漫な女性から影のある役まで幅広く演じ、『遠い山なみの光』(25年)、『宝島』(25年)など重厚な作品でも存在感を示す広瀬。「何とも言えない、でも素直な愛のかたちがたくさんあり、主人公2人の世界を丁寧に、優しく寄り添っていけたら」とコメントを寄せた。
監督を務める藤井は、『新聞記者』(20年)で「第43会日本アカデミー賞」最優秀作品賞などを受賞し、『余命10年』(22年)、『青春18×2 君へと続く道』(24年)、『正体』など、話題作を次々手がけ、注目度を高め続けている。
かねてから原作の映画化を望んでいた横浜が、過去6度のタッグを組み信頼を寄せる藤井に提案したことをきっかけに本作の映画化が実現した。広瀬も藤井監督とのタッグを熱望しており、初めて今回実現することになって藤井も「楽しみにしています」と期待を寄せている。
脚本は、連続テレビ小説『おかえりモネ』(21年)、「コード・ブルー」シリーズ、『きのう何食べた?』シリーズなど、丁寧な心情描写で支持を集める安達奈緒子。「『汝、星のごとく』はさまざまな愛の物語ですが、全員の切実な叫びでもあると感じています。その声を受け取っていただけたら」と語る。
原作者・凪良の作品に、主演の横浜、広瀬が出演するのは『流浪の月』に続き2作目。凪良も「横浜流星さん、広瀬すずさんという大切な存在と再びご一緒できる幸運に感謝しています。監督や脚本家をはじめ映画チームがこの物語を光り輝かせてくれていることを日々感じています」と期待を寄せた。
撮影は、今月より開始予定。運命に翻ろうされながらも15年にわたる愛と人生の選択を描く珠玉の物語が、実力派キャストとスタッフの手でどのように映像化されるのか楽しみだ。
■青埜櫂役:横浜流星のコメント
コロナ禍でふと手に取った小説が凪良先生の『流浪の月』でした。繊細な心情描写、言葉の力、正しさや現代社会への問いかけ。美しさと残酷さが同居している世界観。全てに心を掴まれ、映画化に携わることができ、転機となった作品になりました。
その後も一読者として楽しませて頂き、『汝、星のごとく』に出会いました。読んだ瞬間、瀬戸内海の綺麗な景色の中に、自分が櫂として生きたいと思い、僭越(せんえつ)ながら凪良先生、藤井監督に長々と自分の想いを伝え、快く受け取って下さいました。
この作品を映画にするなら、人物や世界観を更に魅力的にさせる藤井監督しかいないですし、『流浪の月』でご一緒したすずちゃんが暁海として生きてくれる。奇跡の連続が起き、撮影が始まる前から感無量で、皆様に心から感謝しています。責任を持ってこの作品の素晴らしさを皆様に届けますのでご期待下さい。
■井上暁海役:広瀬すずのコメント
演じるのが凄く楽しみだなぁ、と思いながら本を読ませていただきました。何とも言えない、でも素直な愛のかたちがたくさんあり、主人公2人の世界を丁寧に、優しく寄り添っていけたらいいな、と思います。そして、個人的に、いつか藤井組に参加してみたいと思っていたので、監督の現場に立てる日が来た事をとてもうれしく思います。監督と何度もやられている流星くんがいてくれるので、思いっきり頼りたいと思います。
■監督:藤井道人のコメント
『汝、星のごとく』監督の藤井道人です。この作品は、主演の横浜流星の熱い想いから実現した映画であり、その想いに僕も応えたい一心で覚悟を持って鋭意製作中です。また、広瀬すずさんとのはじめての作品創りも心から楽しみにしています。
瀬戸内海の美しい景色と、素晴らしい凪良先生の原作、脚本の安達奈緒子さんの繊細な脚本の映像化は自分にとっても新しい挑戦になると思うので、ぜひ応援いただけると幸いです。撮影でお邪魔するロケ地の皆さま、何卒よろしくお願いいたします。
●脚本:安達奈緒子のコメント
小説を拝読して、この作品は女性が自分自身として生きることの難しさと孤独、
責任を描き切っていると感じました。ですが読み解くうちに、《役割と自由》の間に立たされ、引き裂かれてきたのは女性だけではない、これは全ての人々の苦闘の物語だと気付かされます。
櫂と暁海は本当に真面目です。二人を中心に繋がっていく人々も皆同じで、凪良ゆう先生が生み出す人物は全員必死。だから目が離せないのです。彼らの人生を生身の人間たちで表現するとしたら。ぜひ書いてみたいと思いました。
横浜流星さんと広瀬すずさんという魅力あふれるお二人が恋人たちを演じ、藤井道人監督が二人の心の移ろいと年月の機微を形にしてくださいます。楽しみでなりません。
『汝、星のごとく』はさまざまな愛の物語ですが、全員の切実な叫びでもあると感じています。その声を受け取っていただけたらと思います。
■原作:凪良ゆうのコメント
人は心にさまざまな一番星を持っています。つらいときや悲しいとき、楽しいときに思い出す一番星。恋人、家族、親友……ペットや記憶もそんな星かもしれません。『汝、星のごとく』という小説はわたしの作家人生における一番星のような存在です。二度目の本屋大賞受賞という奇蹟をいただいた贈呈式で、「この小説を応援してくれたすべてのみなさんが、わたしにとって輝ける星です」とお話しさせていただきました。多くの人と巡り逢わせてくれた、この小説はわたしの宝物です。
その小説がこのたび映画になります。しかも横浜流星さんと広瀬すずさんという、わたしにとって大切な存在であるお二人と再びご一緒できる幸運とともに。監督の藤井道人さん、脚本の安達奈緒子さんをはじめとした映画チームも、この物語を光り輝かせてくれていることを日々感じています。どうか映画に生まれ変わる『汝、星のごとく』のきらめきが、あなたのもとにも届きますように。
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「美しい彼」シリーズをはじめ、「第18回本屋大賞」を受賞した『流浪の月』など、繊細で豊かな表現力で読者の心をつかんできた凪良。中でも2022年に発表された本作は、「第168回直木賞」候補、「2022 王様のブランチBOOK大賞」、「Apple Books2022年今年のベストブック」、「キノベス!2023」第1位など数々の賞に輝き、「第20回本屋大賞」も受賞した。シリーズ累計発行部数は100万部を突破し、2025年7月15日には文庫版の発売も決定している。
物語の舞台は、風光明媚な瀬戸内の島。京都から島に転校してきた高校生・青埜櫂(あおの・かい)と、島で母と暮らす女子高生・井上暁海(いのうえ・あきみ)の出会いから始まり、2人がそれぞれの運命に翻ろうされながら15年にわたる愛と選択を描く。
漫画家を目指す青埜櫂を演じるのは、映画『正体』(24年)や『国宝』(25年)、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(25年)などでの圧倒的な演技力が評価される横浜。「奇跡の連続が起き、撮影が始まる前から感無量で、皆様に心から感謝しています。責任を持ってこの作品の素晴らしさを皆様に届けます」と意気込みを語った。
井上暁海役には、天真爛漫な女性から影のある役まで幅広く演じ、『遠い山なみの光』(25年)、『宝島』(25年)など重厚な作品でも存在感を示す広瀬。「何とも言えない、でも素直な愛のかたちがたくさんあり、主人公2人の世界を丁寧に、優しく寄り添っていけたら」とコメントを寄せた。
監督を務める藤井は、『新聞記者』(20年)で「第43会日本アカデミー賞」最優秀作品賞などを受賞し、『余命10年』(22年)、『青春18×2 君へと続く道』(24年)、『正体』など、話題作を次々手がけ、注目度を高め続けている。
かねてから原作の映画化を望んでいた横浜が、過去6度のタッグを組み信頼を寄せる藤井に提案したことをきっかけに本作の映画化が実現した。広瀬も藤井監督とのタッグを熱望しており、初めて今回実現することになって藤井も「楽しみにしています」と期待を寄せている。
脚本は、連続テレビ小説『おかえりモネ』(21年)、「コード・ブルー」シリーズ、『きのう何食べた?』シリーズなど、丁寧な心情描写で支持を集める安達奈緒子。「『汝、星のごとく』はさまざまな愛の物語ですが、全員の切実な叫びでもあると感じています。その声を受け取っていただけたら」と語る。
原作者・凪良の作品に、主演の横浜、広瀬が出演するのは『流浪の月』に続き2作目。凪良も「横浜流星さん、広瀬すずさんという大切な存在と再びご一緒できる幸運に感謝しています。監督や脚本家をはじめ映画チームがこの物語を光り輝かせてくれていることを日々感じています」と期待を寄せた。
撮影は、今月より開始予定。運命に翻ろうされながらも15年にわたる愛と人生の選択を描く珠玉の物語が、実力派キャストとスタッフの手でどのように映像化されるのか楽しみだ。
■青埜櫂役:横浜流星のコメント
コロナ禍でふと手に取った小説が凪良先生の『流浪の月』でした。繊細な心情描写、言葉の力、正しさや現代社会への問いかけ。美しさと残酷さが同居している世界観。全てに心を掴まれ、映画化に携わることができ、転機となった作品になりました。
その後も一読者として楽しませて頂き、『汝、星のごとく』に出会いました。読んだ瞬間、瀬戸内海の綺麗な景色の中に、自分が櫂として生きたいと思い、僭越(せんえつ)ながら凪良先生、藤井監督に長々と自分の想いを伝え、快く受け取って下さいました。
この作品を映画にするなら、人物や世界観を更に魅力的にさせる藤井監督しかいないですし、『流浪の月』でご一緒したすずちゃんが暁海として生きてくれる。奇跡の連続が起き、撮影が始まる前から感無量で、皆様に心から感謝しています。責任を持ってこの作品の素晴らしさを皆様に届けますのでご期待下さい。
■井上暁海役:広瀬すずのコメント
演じるのが凄く楽しみだなぁ、と思いながら本を読ませていただきました。何とも言えない、でも素直な愛のかたちがたくさんあり、主人公2人の世界を丁寧に、優しく寄り添っていけたらいいな、と思います。そして、個人的に、いつか藤井組に参加してみたいと思っていたので、監督の現場に立てる日が来た事をとてもうれしく思います。監督と何度もやられている流星くんがいてくれるので、思いっきり頼りたいと思います。
■監督:藤井道人のコメント
『汝、星のごとく』監督の藤井道人です。この作品は、主演の横浜流星の熱い想いから実現した映画であり、その想いに僕も応えたい一心で覚悟を持って鋭意製作中です。また、広瀬すずさんとのはじめての作品創りも心から楽しみにしています。
瀬戸内海の美しい景色と、素晴らしい凪良先生の原作、脚本の安達奈緒子さんの繊細な脚本の映像化は自分にとっても新しい挑戦になると思うので、ぜひ応援いただけると幸いです。撮影でお邪魔するロケ地の皆さま、何卒よろしくお願いいたします。
●脚本:安達奈緒子のコメント
小説を拝読して、この作品は女性が自分自身として生きることの難しさと孤独、
責任を描き切っていると感じました。ですが読み解くうちに、《役割と自由》の間に立たされ、引き裂かれてきたのは女性だけではない、これは全ての人々の苦闘の物語だと気付かされます。
櫂と暁海は本当に真面目です。二人を中心に繋がっていく人々も皆同じで、凪良ゆう先生が生み出す人物は全員必死。だから目が離せないのです。彼らの人生を生身の人間たちで表現するとしたら。ぜひ書いてみたいと思いました。
横浜流星さんと広瀬すずさんという魅力あふれるお二人が恋人たちを演じ、藤井道人監督が二人の心の移ろいと年月の機微を形にしてくださいます。楽しみでなりません。
『汝、星のごとく』はさまざまな愛の物語ですが、全員の切実な叫びでもあると感じています。その声を受け取っていただけたらと思います。
■原作:凪良ゆうのコメント
人は心にさまざまな一番星を持っています。つらいときや悲しいとき、楽しいときに思い出す一番星。恋人、家族、親友……ペットや記憶もそんな星かもしれません。『汝、星のごとく』という小説はわたしの作家人生における一番星のような存在です。二度目の本屋大賞受賞という奇蹟をいただいた贈呈式で、「この小説を応援してくれたすべてのみなさんが、わたしにとって輝ける星です」とお話しさせていただきました。多くの人と巡り逢わせてくれた、この小説はわたしの宝物です。
その小説がこのたび映画になります。しかも横浜流星さんと広瀬すずさんという、わたしにとって大切な存在であるお二人と再びご一緒できる幸運とともに。監督の藤井道人さん、脚本の安達奈緒子さんをはじめとした映画チームも、この物語を光り輝かせてくれていることを日々感じています。どうか映画に生まれ変わる『汝、星のごとく』のきらめきが、あなたのもとにも届きますように。
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