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Netflix、Anime Expo 2025で日本アニメ新情報を続々解禁 『SAKAMOTO DAYS』監督&P登壇に会場大熱狂

エンタメ
2025-07-06 10:46
Netflix、Anime Expo 2025で日本アニメ新情報を続々解禁 『SAKAMOTO DAYS』監督&P登壇に会場大熱狂
「Anime Expo 2025」Netflixステージに登壇した『SAKAMOTO DAYS』伊藤元気プロデューサー(左)、渡辺正樹監督(右)
 米ロサンゼルス・コンベンションセンターで開催中の世界最大規模のアニメイベント「Anime Expo 2025」(7月3日~6日)にて、現地時間5日に行われたNetflixステージの模様が届いた。『SAKAMOTO DAYS』から渡辺正樹監督、伊藤元気プロデューサー、『終末のワルキューレIII』から英語吹替キャストのコーリー・イー、J・マイケル・テイタムが登壇し、会場を大いに盛り上げた。

【動画】「Anime Expo 2025」で上映されたラインナップ特別映像(英語版)

 イベントでは、『My Melody & Kuromi』本編映像、『BEASTARS Final Season Part2』の2026年配信決定とキーアート、『サイバーパンク: エッジランナーズ』シーズン2の予告編、『終末のワルキューレIII』12月配信決定と予告編、『薫る花は凛と咲く』本編映像などが次々に解禁。

 さらに、『Devil May Cry』シーズン2、『光が死んだ夏』、『BLUE EYE SAMURAI/ブルーアイ・サムライ』シーズン2、『リヴァイアサン』など、多彩なアニメ作品を紹介する特別映像も上映され、Netflixが年間1億世帯以上に視聴される“人気ジャンル”としてアニメに注力する姿勢を示した。

 Netflixは現在、世界で3億世帯(約7億人)のメンバーを擁し、その半数以上がアニメを視聴。カジュアルな層から熱心なファンまで楽しめる多様なラインナップをそろえ、33言語での吹替や音声解説などを通じて世界中にアニメの魅力を広げている。アクション、ファンタジー、コメディ、ドラマ、ロマンスなどジャンルも多彩で、世界のアニメファンにとって「新たなホーム」となっている。

 この日のステージに、『SAKAMOTO DAYS』の渡辺監督&伊藤プロデューサー登壇すると、会場は大歓声に包まれた。『SAKAMOTO DAYS』(Part 1:配信中、Part 2:7月14日よりNetflix先行配信 ※第12話のみTV同時配信)は、元・伝説の殺し屋・坂本太郎(CV:杉田智和)が愛する家族を守るため、刺客たちと戦うソリッドアクション。かつて全ての悪党が恐れ、殺し屋が憧れた坂本は、コンビニ店員の葵に一目惚れしてあっさり引退し、結婚・娘の誕生を経て太ってしまった姿がコミカルに描かれる。

 第1クールはNetflixグローバルトップ10(非英語シリーズ部門)で10週連続ランクインするなど世界的ヒットを記録。渡辺監督は「想像以上に世界中の皆さんが作品を愛してくださっていることに感動と喜びを感じています」とコメント。伊藤プロデューサーも「会場でSAKAMOTO DAYSのコスプレをしている人を数えてエネルギーをもらっています(笑)」と会場を沸かせた。

 好きなアクションシーンについては、渡辺監督は「1話目の最初のアクション」を挙げ、「信頼するチームが作り上げた」と語り、伊藤プロデューサーは「第9話の痩せた坂本が鹿島をボコボコにするシーン」が特に爽快だったと熱弁。

 また、お気に入りのキャラクターは、渡辺監督が「篁(たかむら)」、伊藤プロデューサーは「南雲、特に太った坂本との掛け合いが好き」と明かした。

 Part2について、渡辺監督は「アクションの見応えが増して、アニメーターの熟練度も上がっているので、よりかっこいいシーンが楽しめるはずです」と期待をあおり、伊藤プロデューサーも「新キャラがたくさん登場するので、皆さんの“推し”が増えるはずです」と語り、会場は大喝采に包まれた。

 今後もNetflixは、カプコンの同名ゲームを原作とする『Devil May Cry』(シーズン1配信中、シーズン2近日配信予定)、久石譲がオリジナルソングを手がけオレンジが制作する『リヴァイアサン』(7月10日独占配信)など、話題作を多数ラインナップ。Netflixを通じて実績ある制作スタジオやクリエイターが生み出す多彩なアニメが、世界中のファンを魅了する。

■ストップモーションアニメの“スゴさ”伝わる「My Melody & Kuromi」本編映像解禁

 世界的人気のサンリオのキャラクター「マイメロディ」と「クロミ」を主人公にしたストップモーションアニメ、Netflixシリーズ『My Melody & Kuromi』(7月24日より世界独占配信)の本編映像が公開された。

 2025年に、マイメロディは50周年、クロミは20周年を迎えた。本作では、マイメロディがマリーランドで開いたケーキ屋が大盛況となり、友だちのフラットくんやピアノちゃんとスイーツを作る微笑ましい様子が描かれる。一方で、向かいにあるクロミの和菓子屋は閑古鳥が鳴き、マイメロディに勝つ方法を必死に模索していた。ある日、マイメロディが森でピンクのハートに出会うと、それをきっかけにマリーランドに不思議な出来事が起こり始める。

 解禁された本編映像では、クロミがマイメロディにおいしいレシピの秘密を迫る手に汗握るシーンを収録。和菓子屋で働く2人組の男のコ、ササゲとタンバがクロミの号令でマイメロディたちを追いかける。しかし間一髪で、マイメロディの一番の仲良し友だち・フラットくんや、やさしくて甘えん坊の友だち・ピアノちゃんの助けで逃げ切ることに成功……したはずが!?

 本作の撮影は「1日4秒」の進行を目指し、アクションシーンでは「1秒撮影できれば上出来」な日もあったという。「コマ撮り」アニメの限界を超えようとする制作陣の挑戦心とキャラクター愛が随所に詰まった仕上がりとなっている。

 監督は『PUI PUI モルカー』で知られる見里朝希、脚本は根本宗子。主題歌はLE SSERAFIMが歌い、星野源がプロデュースを手がけた「Kawaii (Prod. Gen Hoshino)」。かわいくも温かなメッセージが込められた本作の配信まで、あと少し。

■”動物版、青春群像劇”『BEASTARS』完結迫る、Final Season Part2は2026年配信決定

 肉食獣と草食獣が共存する世界を舞台に、ハイイロオオカミの青年レゴシ(CV:小林親弘)の葛藤と成長を描くNetflixシリーズ『BEASTARS Final Season』。現在独占配信中のPart1に続き、Part2が2026年に独占配信されることが決定した。

 高校生のレゴシは、初恋の相手、ドワーフウサギのハル(CV:千本木彩花)への感情が恋か食欲かわからず悩みまくっていたが、いろいろな経験を経て肉食獣である自分を受け入れ、今ではハルや草食獣を守るために“もっと強くなりたい”と思っている。

 ファイナルシーズンでは、ある理由で学園を去り、社会へ繰り出して新たな生活をスタートさせたレゴシの姿が描かれてきた。それと同時に、急増する“食殺事件”の真相が明らかになるとともに、裏社会を暗躍する謎の獣メロン(CV:沖野晃司)の脅威も次第に姿を現し、レゴシにも魔の手が迫る…。

 配信年とあわせて解禁されたキーアートでは、これまでとは異なり、自らの意志で力強く前に踏み出そうというレゴシの頼もしい姿が描き出されている。しかし、その背後には、妖しく月の中に浮かび上がるメロンのシルエットも…。争いが激化していくレゴシとメロンの死闘の先にあるものとは…?そして、レゴシとハルとの恋の行方は―。本能と向き合う若き獣たちによる”動物版、青春群像劇”は、いよいよ完結を迎える。

■『終末のワルキューレIII』12月独占配信決定 最終闘争描く

 人類の存亡をかけた神vs人類の13番勝負を描くNetflixシリーズ『終末のワルキューレIII』が12月より独占配信決定。神3勝、人類3勝の互角にもつれ込んだ運命の第7回戦、“始まりの王”始皇帝と“冥界の王”ハデスによる最終闘争が幕を開ける。

 解禁された予告編では、両者が秘技を繰り出し、一進一退の攻防を展開。「“人の王”ごときに屈するわけにはゆかぬのだ」「世界に王は、朕ただ一人」「余は負けられぬのだ」「王は…諦めぬ!」といった熱い言葉も飛び交うが…果たして最終闘争の行方は。その行方を描く熱き戦いを、ぜひ目撃してほしい。

■日本のアニメ制作会社トリガーが制作『サイバーパンク: エッジランナーズ』シーズン2予告編解禁

 Netflixシリーズ『サイバーパンク: エッジランナーズ』のシーズン2予告編がサプライズ解禁。日本のアニメ制作会社トリガーが制作を担当する本作は、人体改造が一般化した巨大都市ナイトシティを舞台に、欲望と暴力が渦巻く世界を描くバイオレンスアクション。

 ストーリーの詳細はいまだ不明だが、数々の壮絶な死を経てもなお、鼓動を鳴らし続けるナイトシティ。この欲望や虚飾が蔓延する環境で、どんな新たな出会いや恋、そして裏切りや争いが描かれるのか。

 監督は今石洋之、キャラクターデザイナー・総作画監督は吉成曜、脚本は宇佐義大と大塚雅彦が務めている。

■新感覚青春ホラー『光が死んだ夏』配信開始 海外ファンも注目

 モクモクれん原作の『光が死んだ夏』がNetflixで7月6日より配信開始。恐怖と執着が静かに交錯し、未知の”ナニカ”へ堕ちていく青春ホラー。

 とある集落で幼い頃からずっと一緒に育ってきた同い年のよしき(CV:小林千晃)と光(CV:梅田修一朗)。よしきは、ある夏の日を境に、光の様子が変わったことに気づく。「……お前、やっぱ光ちゃうやろ」…声も姿も光に見えるが、どこか異質で何か別の存在にすり替わったかのよう。友人の姿をした”ナニカ”と歩みだす、”いつもと変わらない”日常。しかし、時を同じくして奇怪な事件が集落を襲い始める。

 7月13日に配信となる第2話で描かれるのは、いつもの日常…と思いきや雰囲気はどこか異質な、とある暑い夏。自転車を漕ぐよしきと、ヒカルの前をパトカーが横切っていく。住民が死んだというが、この死に”彼”は関わっているのだろうか…。そして新たに謎の男・田中(CV:小林親弘)も登場。果たしてこの男の正体は――謎は深まるばかりだ。

 会場限定で第2話の冒頭シーンが上映されると、ファンたちは、この先描かれる物語に強く興味を抱きつつも、底知れぬ恐怖を感じ取った様子。まさに新感覚な映像体験によって、会場は熱気に包まれた。

■『薫る花は凛と咲く』本編映像解禁 近くて遠い二人の学園ストーリー

 週刊少年マガジン公式アプリ連載の人気作『薫る花は凛と咲く』が、7月6日よりNetflixで先行配信開始。お嬢様校の和栗薫子(CV:井上ほの花)と“底辺”男子校生・紬凛太郎(CV:中山祥徳)の距離感を描く青春学園物語だ。

 解禁された本編映像は、既に配信中の第1話の印象深いシーン。ガラの悪い男たちに声を掛けられた薫子は、凛太郎の悪評を聞かされる。「怖いって有名だよ。不良だって」「一緒にいても良いことないよ」この噂を聞いた薫子は「どうしてただの噂だけで人を決めつけられるんですか?」「知ろうともしないのに好き勝手言うのはやめていただけますか?不愉快です」とはっきり告げる。物陰からそのやりとりを聞いていた凛太郎は薫子のもとへ駆けつける――そしてさらに、まだこの頃は、凛太郎は薫子が桔梗の生徒であることも知らなかった…。

 映像が上映されると、観客の目は一気にスクリーンに釘付けになり、それぞれの作品で構築された世界に魅了された様子。海外のアニメファンの心をもわしづかみにする日本アニメ、今後のさらなる躍進は確実だ。

■『BLUE EYE SAMURAI』日本の”侍“の活躍に海外の観客も熱狂

 江戸時代を舞台に異国の血を引く剣士ミズ(CV:マヤ・アースキン)の復讐を描くNetflixシリーズ『BLUE EYE SAMURAI/ブルーアイ・サムライ』(シーズン1:独占配信中、シーズン2:近日独占配信)。『LOGAN/ローガン』『ブレードランナー 2049』『オリエント急行殺人事件』の脚本家マイケル・グリーンらによる本作は、海外でも高評価を得ており、第51回アニー賞で計6部門を受賞。

 シーズン2ではこれまで以上に“切れ味”と“血量”を増し、決死の復讐に命を懸けるミズの荒々しくもしなやかなアクションと人間ドラマが描かれる。


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