エンタメ
2025-07-06 14:00

Netflixシリーズ『イカゲーム』が、ついに完結へ。6月27日から配信が始まったシーズン3は、即座にNetflix週間グローバルTOP10(非英語)で1位を獲得。シーズン1&2も同時にTOP10入りするなど、文字通り世界中を巻き込む盛り上がりを見せている。
【写真】シーズン3の場面写真が一挙公開に
“借金やトラブルで人生を追い詰められた人々が、高額賞金を懸けた「負けたら即死」のゲームに挑む”という世界的メガヒット作。その中でシーズン2から参加番号333番・ミョンギ役として出演しているのが、俳優イム・シワンだ。
暗号通貨のインフルエンサーとして人をあおり、破綻して自らも負債を抱えた末にゲームに参加するミョンギ。利己的で冷酷、しかし臆病で弱い部分もある。追い詰められて最悪の選択を重ねてしまう生々しい人間像を体現した彼に、作品への思いや役作りを聞いた。
――『イカゲーム』が世界的な社会現象になりました。そんな作品に出演することが決まったときのお気持ちは?
【イム・シワン】シーズン1のファンだったので、シーズン2、3に出演できると決まったときは本当にうれしかったです。シーズン2を見てくださった多くの海外のファンの方が、自分を知ってくれて声をかけてくれることもあって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
――ミョンギの役作りで意識したことは?
【イム・シワン】彼は善人なのか悪人なのか、すごくグレーなところが魅力でもあり難しさでもありました。善と悪の線引きをどこに置くか、どこまで踏み込むかを悩みながら演じましたし、監督ともたくさん話し合ってそのニュアンスを作り上げていきました。ジュニに対する態度も理解しきれない部分でした。彼女を守りたい気持ちがゼロではないけれど、距離を取ってしまう。その不自然さこそがミョンギの複雑さだと思いますし、演じる上でも非常に難しかった点です。
――シーズン2、3のゲームシーンはより過酷に見えました。最も大変だったシーンは?
【イム・シワン】シーズン3の第4ゲーム「かくれんぼ」のシーンですね。ジュニを守ろうとしたけれど、最終的に自分の保身やお金への欲に負けてしまい、ジュニから完全に見放される“許されない選択”をします。その葛藤を表現するのはとても難しかったです。
――シーズン3のミョンギは「嫌われる」面が一層強調されます。変化のターニングポイントはどこだと思いますか?
【イム・シワン】ジュニへの気持ちの変化が大きいと思います。最初は一緒に脱出したいという思いもあったのに、次第にお金への欲が出て間違った選択をしてしまう。そこが「嫌な人間」になっていったポイントだと感じています。
――第5ゲーム「大縄跳び」に初登場したチョルスはすごくインパクトがありました。
【イム・シワン】そうですね。韓国ではヨンヒとチョルスはセットで認知されていて、ヨンヒが出るならチョルスも出るだろうという期待感がありました。今回、世界中の視聴者にチョルスを紹介できてよかったです。
――イカゲームを通して学んだ「生き残り術」は?
【イム・シワン】シーズン2の反乱のシーンで、ジュニとミョンギは参加しなかったことで生き残りました。あえて危険な場所に飛び込まないのも、一つの生存戦略だと感じました。
――シーズン3の見どころを教えてください。
【イム・シワン】ジュニとミョンギの間に赤ちゃんが生まれることで、その赤ちゃんが物語にどう関わるのか。2人の関係がどう発展し、どこに着地するのかをぜひ注目してほしいです。
*
世界規模の社会現象を巻き起こした『イカゲーム』。最終章となるシーズン3で、ミョンギがたどる人間の欲と弱さのリアルな行方を、ぜひその目で確かめてほしい。
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暗号通貨のインフルエンサーとして人をあおり、破綻して自らも負債を抱えた末にゲームに参加するミョンギ。利己的で冷酷、しかし臆病で弱い部分もある。追い詰められて最悪の選択を重ねてしまう生々しい人間像を体現した彼に、作品への思いや役作りを聞いた。
――『イカゲーム』が世界的な社会現象になりました。そんな作品に出演することが決まったときのお気持ちは?
【イム・シワン】シーズン1のファンだったので、シーズン2、3に出演できると決まったときは本当にうれしかったです。シーズン2を見てくださった多くの海外のファンの方が、自分を知ってくれて声をかけてくれることもあって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
――ミョンギの役作りで意識したことは?
【イム・シワン】彼は善人なのか悪人なのか、すごくグレーなところが魅力でもあり難しさでもありました。善と悪の線引きをどこに置くか、どこまで踏み込むかを悩みながら演じましたし、監督ともたくさん話し合ってそのニュアンスを作り上げていきました。ジュニに対する態度も理解しきれない部分でした。彼女を守りたい気持ちがゼロではないけれど、距離を取ってしまう。その不自然さこそがミョンギの複雑さだと思いますし、演じる上でも非常に難しかった点です。
――シーズン2、3のゲームシーンはより過酷に見えました。最も大変だったシーンは?
【イム・シワン】シーズン3の第4ゲーム「かくれんぼ」のシーンですね。ジュニを守ろうとしたけれど、最終的に自分の保身やお金への欲に負けてしまい、ジュニから完全に見放される“許されない選択”をします。その葛藤を表現するのはとても難しかったです。
――シーズン3のミョンギは「嫌われる」面が一層強調されます。変化のターニングポイントはどこだと思いますか?
【イム・シワン】ジュニへの気持ちの変化が大きいと思います。最初は一緒に脱出したいという思いもあったのに、次第にお金への欲が出て間違った選択をしてしまう。そこが「嫌な人間」になっていったポイントだと感じています。
――第5ゲーム「大縄跳び」に初登場したチョルスはすごくインパクトがありました。
【イム・シワン】そうですね。韓国ではヨンヒとチョルスはセットで認知されていて、ヨンヒが出るならチョルスも出るだろうという期待感がありました。今回、世界中の視聴者にチョルスを紹介できてよかったです。
――イカゲームを通して学んだ「生き残り術」は?
【イム・シワン】シーズン2の反乱のシーンで、ジュニとミョンギは参加しなかったことで生き残りました。あえて危険な場所に飛び込まないのも、一つの生存戦略だと感じました。
――シーズン3の見どころを教えてください。
【イム・シワン】ジュニとミョンギの間に赤ちゃんが生まれることで、その赤ちゃんが物語にどう関わるのか。2人の関係がどう発展し、どこに着地するのかをぜひ注目してほしいです。
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