エンタメ
2025-09-17 04:00

5人組グループ・SUPER EIGHTの横山裕が16日、Zepp Hanedaでソロツアー『ROCK TO YOU LIVE TOUR』東京公演を開催した。デビュー20周年を経て、2010年以来15年ぶりに行ったソロツアーは初のライブハウス公演を敢行。ギター1本・身1つで横山が“ロック魂”を開放。2時間で約14曲を熱唱した。(以下、本編ネタバレを含みます)
【写真】ライブハウスでギターをかき鳴らす横山裕
横山の“武者修行”として始動した1年間限定プロジェクト「ROCK TO YOU」。ソロファンクラブの発足、そして6月9日に発売された自身初ソロアルバム「ROCK TO YOU」を引っさげて行った同ツアーでは11都市をめぐった。
冒頭、横山のシルエットが浮かび上がると「ロックしにきました。ただ、ロックの定義は何か分かりません!」と叫びながらも、“自分なりのロック”を届けるべく「俺がやるっつったらやるからな!」「全力でかかってこいよ!」と自らを奮い立たせるようにリード曲「ロックスター」から開幕。
ハンドクラップが巻き起こり序盤から熱気に包まれるなか、バンドメンバー紹介では「まだおれ、自己紹介してないんです!」と呼びかけ「40超えてギター始めちゃいました!ギター始めて、ロック目指してます!」と決意表明ともとれるあいさつでブチ上げればファンも拳を掲げて呼応する。
続けて芸名として使用している「横山“裕”(読み:ゆう)の“YOU”」、本名の「横山“侯”隆(読み:キミタカ)」。どちらも“あなた”という意味だと語る横山は「俺、あなたにロックを届けに来ました」と目の前にいるファン一人ひとりに訴えるように伝えた。
ときには持ち前の甘い歌声を披露する場面も。横山が作詞、メンバー・安田章大が作曲した「kicyu」、そして「cHoco レート」は今回のプロジェクト用に新アレンジしたもので、ギターを置き、かわいらしくリズムを取ってみせ、ギャップを発揮した。
「武者修行」であるため同ツアーではセットリストにSUPER EIGHTの楽曲は入れないと決めながらも「総尺49分…残りはしゃべります(笑)」とニヤリ。「kicyu」では「最近ファルセットが出にくい」ことから「代わりにやってくれません?一緒にやったほうが楽しい」とファンに呼びかけると、満足そうに笑みを弾けさせた。
ピュアさと不器用さ、どこまでもまっすぐな横山らしい生き方を詰め込んだ一曲「ど真ん中」、疾走感あふれるサウンドに乗せた「黄金期」などコール&レスポンスでは「にゃあにゃあ」「わんわん」など想定外のコールをファンに投げかけ困惑させるドSぶりで沸かせつつも楽しい雰囲気に。MCではあすで終幕するツアー完走と『24時間テレビ』マラソン完走をファンと“乾杯”すると「すごく幸せな時間が流れてるよね…」とポツリとつぶやく。
終盤の「繋がる」は元メンバーである渋谷が作曲、横山が作詞した楽曲。渋谷が脱退を発表した8年前の会見を回想し「ホンマにこの日がくるんやとめっちゃ悲しかった。あいつの門出なのに、真っ先に泣いちゃって…今笑ったな?(笑)でも笑えているのが最高なんですよ。8年前なら笑えていなかった。でもそれは俺達が今生きている未来が最高だったから」と渋谷との別離から手探りで進んだ新たな道の先に“繋がる”現在を肯定した。
また続く「神様のバカヤロー」はプロデューサーを担当していたAぇ! groupの小島健が作詞、作曲を佐野晶哉が手掛けている。6年前、客席からAぇ! groupを見て「こいつら、絶対に売れなアカン」と思っていた横山だが「(今)アイツら、めっちゃ売れてるもん」とうれしそう。『24時間テレビ』でも「アイツらが俺らの歌歌ってくれて…“こいつら、でかなかったな~”って。ただ俺らより『24時間テレビ』出るの早くね?」と軽口を叩いて笑わせる。
さらに客席ではジュニア時代からかわいがっていた、横山を慕う後輩「横山会」の一員である藤原丈一郎(なにわ男子)の姿も。「あんなにちっちゃかったガキがなにわ男子ででっかくなって…全部つながってるのよ。背中がすっごく大きくなって」と目を細め、先輩の顔も覗かせた。
ラストの「オニギシ」は亡き母への愛情の詰まった1曲だ。『24時間テレビ』では自分のマラソン中もメンバーがこの楽曲を国技館で歌唱してくれたことを挙げ「めちゃくちゃうれしかった。最高の親孝行ができている」と感謝。「確かにおかんはいなくなったけど、いてくれたことが大事。いてくれたからたくさんの方に出会えています。全部おかんなんです。おかんがいてくれたことが大事」と実感を込めた。幼少期の横山の写真がモニターに映し出されるなか、噛みしめるように「オニギシ」を歌い上げる姿に、会場は静かに聞き入っていた。
40歳を超えて始めたギターと向き合う泥臭さをみせ、客席の“あなた”に向かって「生きてる実感、俺にぶつけて!」「これからも俺とあなたで最高の人生を歩んでいこう!」と情熱的なメッセージを届けた横山。「最後にひとつだけ、おかんが教えてくれたこと。“ありがとう”っていつでも言われへん。言えるときに“ありがとう”って言ったほうがいい。だから俺は言うな、ありがとう!」と力強く呼びかける。
アンコールは「弾切れ(笑)」とし、すでに披露済みの「ロックスター」「存在意義」を再び歌唱。「きょうのこと忘れんといて。俺がいるから。あなたの想い、俺に届いたよ。これからも最高な人生にしようや!」と呼びかけ、無事14曲を完走。「めっちゃええ顔してる。やったな!俺ら!マジでやったよ!ありがとう!最高!」と称えながら、マイクを通さず「またね~!」と達成感に満ちた笑顔でその場を後にしていた。
【写真】晴天の中…ランニングポーズをとる横山裕(SUPER EIGHT)
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【写真】ライブハウスでギターをかき鳴らす横山裕
横山の“武者修行”として始動した1年間限定プロジェクト「ROCK TO YOU」。ソロファンクラブの発足、そして6月9日に発売された自身初ソロアルバム「ROCK TO YOU」を引っさげて行った同ツアーでは11都市をめぐった。
冒頭、横山のシルエットが浮かび上がると「ロックしにきました。ただ、ロックの定義は何か分かりません!」と叫びながらも、“自分なりのロック”を届けるべく「俺がやるっつったらやるからな!」「全力でかかってこいよ!」と自らを奮い立たせるようにリード曲「ロックスター」から開幕。
ハンドクラップが巻き起こり序盤から熱気に包まれるなか、バンドメンバー紹介では「まだおれ、自己紹介してないんです!」と呼びかけ「40超えてギター始めちゃいました!ギター始めて、ロック目指してます!」と決意表明ともとれるあいさつでブチ上げればファンも拳を掲げて呼応する。
続けて芸名として使用している「横山“裕”(読み:ゆう)の“YOU”」、本名の「横山“侯”隆(読み:キミタカ)」。どちらも“あなた”という意味だと語る横山は「俺、あなたにロックを届けに来ました」と目の前にいるファン一人ひとりに訴えるように伝えた。
ときには持ち前の甘い歌声を披露する場面も。横山が作詞、メンバー・安田章大が作曲した「kicyu」、そして「cHoco レート」は今回のプロジェクト用に新アレンジしたもので、ギターを置き、かわいらしくリズムを取ってみせ、ギャップを発揮した。
「武者修行」であるため同ツアーではセットリストにSUPER EIGHTの楽曲は入れないと決めながらも「総尺49分…残りはしゃべります(笑)」とニヤリ。「kicyu」では「最近ファルセットが出にくい」ことから「代わりにやってくれません?一緒にやったほうが楽しい」とファンに呼びかけると、満足そうに笑みを弾けさせた。
ピュアさと不器用さ、どこまでもまっすぐな横山らしい生き方を詰め込んだ一曲「ど真ん中」、疾走感あふれるサウンドに乗せた「黄金期」などコール&レスポンスでは「にゃあにゃあ」「わんわん」など想定外のコールをファンに投げかけ困惑させるドSぶりで沸かせつつも楽しい雰囲気に。MCではあすで終幕するツアー完走と『24時間テレビ』マラソン完走をファンと“乾杯”すると「すごく幸せな時間が流れてるよね…」とポツリとつぶやく。
終盤の「繋がる」は元メンバーである渋谷が作曲、横山が作詞した楽曲。渋谷が脱退を発表した8年前の会見を回想し「ホンマにこの日がくるんやとめっちゃ悲しかった。あいつの門出なのに、真っ先に泣いちゃって…今笑ったな?(笑)でも笑えているのが最高なんですよ。8年前なら笑えていなかった。でもそれは俺達が今生きている未来が最高だったから」と渋谷との別離から手探りで進んだ新たな道の先に“繋がる”現在を肯定した。
また続く「神様のバカヤロー」はプロデューサーを担当していたAぇ! groupの小島健が作詞、作曲を佐野晶哉が手掛けている。6年前、客席からAぇ! groupを見て「こいつら、絶対に売れなアカン」と思っていた横山だが「(今)アイツら、めっちゃ売れてるもん」とうれしそう。『24時間テレビ』でも「アイツらが俺らの歌歌ってくれて…“こいつら、でかなかったな~”って。ただ俺らより『24時間テレビ』出るの早くね?」と軽口を叩いて笑わせる。
さらに客席ではジュニア時代からかわいがっていた、横山を慕う後輩「横山会」の一員である藤原丈一郎(なにわ男子)の姿も。「あんなにちっちゃかったガキがなにわ男子ででっかくなって…全部つながってるのよ。背中がすっごく大きくなって」と目を細め、先輩の顔も覗かせた。
ラストの「オニギシ」は亡き母への愛情の詰まった1曲だ。『24時間テレビ』では自分のマラソン中もメンバーがこの楽曲を国技館で歌唱してくれたことを挙げ「めちゃくちゃうれしかった。最高の親孝行ができている」と感謝。「確かにおかんはいなくなったけど、いてくれたことが大事。いてくれたからたくさんの方に出会えています。全部おかんなんです。おかんがいてくれたことが大事」と実感を込めた。幼少期の横山の写真がモニターに映し出されるなか、噛みしめるように「オニギシ」を歌い上げる姿に、会場は静かに聞き入っていた。
40歳を超えて始めたギターと向き合う泥臭さをみせ、客席の“あなた”に向かって「生きてる実感、俺にぶつけて!」「これからも俺とあなたで最高の人生を歩んでいこう!」と情熱的なメッセージを届けた横山。「最後にひとつだけ、おかんが教えてくれたこと。“ありがとう”っていつでも言われへん。言えるときに“ありがとう”って言ったほうがいい。だから俺は言うな、ありがとう!」と力強く呼びかける。
アンコールは「弾切れ(笑)」とし、すでに披露済みの「ロックスター」「存在意義」を再び歌唱。「きょうのこと忘れんといて。俺がいるから。あなたの想い、俺に届いたよ。これからも最高な人生にしようや!」と呼びかけ、無事14曲を完走。「めっちゃええ顔してる。やったな!俺ら!マジでやったよ!ありがとう!最高!」と称えながら、マイクを通さず「またね~!」と達成感に満ちた笑顔でその場を後にしていた。
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