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乃木坂46久保史緒里、ラジオ界でも功績残す 努力と天性の“愛されパーソナリティ”の歴史を振り返る

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2025-09-17 06:00
乃木坂46久保史緒里、ラジオ界でも功績残す 努力と天性の“愛されパーソナリティ”の歴史を振り返る
乃木坂46・久保史緒里 撮影/逢坂聡(C)ORICON NewS inc.
 アイドルグループ・乃木坂46の久保史緒里(24)が16日、グループ公式サイトで卒業を発表した。自身のブログでは「6歳からアイドルが大好きだった私が、15歳で大好きな乃木坂46になることができ、夢だったんじゃないかと思うほど素敵な9年間を過ごさせていただきました。本当に、ありがとうございました」とも記していたが、アイドル活動、俳優業などと並行して、注目集めていたのは“ラジオパーソナリティー”としての顔だ。

【全身ショット】ほっそり美脚がちらり…純白ワンピースをまとった久保史緒里

 2022年2月、新内眞衣がグループを卒業することに伴い、『乃木坂46のオールナイトニッポン(ANN)』を担当。初回放送では「スタジオひとりなんですよね、どうやら。気づけば、新内さんが座っていた席に座っています。メインパーソナリティーという立ち位置にいます。ヤバい、落ち着こう。ここから2時間ですか(笑)。どうしよう、私の中ではエンディングいきたいくらいの気持ちなんですけど」と緊張感をにじませ、さらには母からの“生電話”というサプライズも用意されているなど、異例の幕開けとなった。

 番組スタートから約半年が経過したタイミングで、ORICON NEWSで舟崎彩乃ディレクター(当時)との対談取材を行った際、舟崎氏は久保について、次のように評していた。「知れば知るほど、好きになるパーソナリティーだなと思っています。それがあるっていうのは、やっぱり長く愛されるパーソナリティーじゃないかなと感じています。5ヶ月で、こんなにいろんな人の心をつかむっていうのは、なかなかできないので、人柄もありますし、ラジオパーソナリティー的な要素といいますか、私生活での意外な一面など、そういったところも含めて魅力的」。

 一方の久保にとっても『ANN』が大事な“ホーム”であることを感じさせるコメントが飛び出した。「『ANN』レギュラー初回に、写真を撮ろうという流れになりまして、私は緊張しながら、みなさんとぎこちない写真を撮ったのですが、私はそれがすごくうれしくて。私は2代目で、すでに出来上がっている“家族”に入っていくという立場なので、その不安が一番大きかったんです。ゲストとして出演した際にも、そのチーム感を知っていたからこそ、私がその中に入ることが想像できなくて。でも、みなさんやさしくて、本当に楽しくて…。極論すれば、つらいことや嫌なことがあったとしても『水曜日になったら『ANN』があって、みなさんに会えて、野球のことも話せるし、いつも通りにいてくださる』と思えるくらいの感覚です。そこにすごく助けられています」。

 久保の“パーソナリティーとしての素質”は、自身の番組はもちろん、そこから派生してさまざまな場所へと広がっていった。23年には目の不自由な人が安心して街を歩けるように『音の出る信号機』を設置する基金を募るチャリティ・キャンペーン『第49回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』メインパーソナリティーという大役を務めた。24時間生放送の最後を飾る「大エンディング」では、オープニングにも参加し「Believe」を歌った筑波大学付属視覚特別支援学校の児童たちと、久保が「旅立ちの日に」を合唱。歌唱中から最後のあいさつにかけて、涙をこぼす姿も印象的だった。

 また『ナインティナインのオールナイトニッポン』(毎週木曜 深1:00)とは、写真集発売をきっかけにコメントを寄せたことがきっかけとなり、関係が生まれた。23年には、岡村隆史がニッポン放送の局内に「天ぷらおかむら」をオープンさせ、シソの天ぷらを振る舞い、翌24年には「パクチーは餃子にするのがおいしい!」という岡村が「餃子の岡村」を開店。記憶に新しい25年は、『ナイナイANN』のオープニングを久保単独で任されるまでに。肝心の「ナイナイ縁日」では「羊飼いよ」の歌詞のように“世の中は複雑で”“淡々と”はいかないことを身をもって体験した久保が、喜怒哀楽をあらわにさせてナイナイに迫る姿は、これまで築いてきた交流の深さを感じさせた。

 25年1月には『乃木坂46ANN』発のイベント『乃木坂46のオールナイトニッポンpresents 久保史緒里の青春文化祭in横浜アリーナ』を開催。部長の古田新太とともに、顧問・上田誠(ヨーロッパ企画)の作・演出による新作書き下ろし公演「クボータイムマシン・ブルース」を行ったり、久保がピアノ伴奏に挑戦し、会場のリスナーと「手紙~拝啓 十五の君へ~」を合唱したり、サンドウィッチマンとコントを行ったりと、さまざまな“青春”を味わっていった。

 『乃木坂ANN』担当から、濃密すぎる3年半を送ってきた久保。“努力と天性の愛されパーソナリティー”として歩んできた久保が、ラジオ界で現在進行系で残している功績はとても大きいだけに、今回の卒業についてリスナーにどういった言葉で伝えるのか注目したい。

 久保は、2001年7月14日生まれ、宮城県出身。乃木坂46のメンバーとして活動するほか、俳優として、22年公開の映画『左様なら今晩は』で映画初出演にして初主演を務める。以降、NHK大河ドラマ『どうする家康』(23年)、映画『リバー、流れないでよ』(23年)、映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(23年)、配信ドラマ『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』(23年)、舞台『天號星』(23年)などに出演。23年7月、写真集『乃木坂46 久保史緒里1st写真集 交差点』を発売。

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