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Netflix『今際の国のアリス』シーズン3、制作陣が明かす「今際の国」の世界――海外メディアも絶賛の声相次ぐ

エンタメ
2025-10-17 12:00
Netflix『今際の国のアリス』シーズン3、制作陣が明かす「今際の国」の世界――海外メディアも絶賛の声相次ぐ
Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン3(C)麻生羽呂・小学館/ROBOT
 Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン3が、9月25日の配信開始から3週目を迎えた現在も、世界各地で視聴され続けている。

【画像】新たに公開された主要キャストの緊迫した姿を捉えた場面写真

 本作は麻生羽呂氏のコミックを原作に、命懸けの“げぇむ”に挑む若者たちを描いたサバイバルドラマ。シーズン3は、原作の世界観を土台にしたオリジナルストーリーで展開される。シリーズを通して監督を務めた佐藤信介氏、プロデューサーを務めた森井輝氏が、設定解釈やシーズン3の物語的な意義について明かした。

 シーズン3では、シーズン2のラストで示された最後のトランプ「JOKER」をきっかけに、主人公のアリス(山崎賢人※崎=たつさき)とウサギ(土屋太鳳)が再び「今際の国」に足を踏み入れ、離れ離れになりながらも、新たに出会った仲間とともに、命懸けの“げぇむ”に挑む姿が描かれていく。

 物語の舞台である「今際の国」とは何か。シーズン2では、「この世とあの世の狭間」に存在する世界であることが明かされた。現世での肉体がが心肺停止状態にある間、アリスたちは“今際の国”で数日にわたり“げぇむ”という死と隣り合わせの体験を繰り広げる。“げぇむ”に敗れた者はあの世へと旅立ち、生き抜いた者は蘇生し現世へ戻ってくることができる。一方で、あえて“今際の国”にとどまり続ける者もいる。

 シーズン2で登場したゲームマスターのキューマ(山下智久)、永住権を手にしたヤバ(毎熊克哉)やバンダ(磯村勇斗)らは、いったいどのような存在なのだろうか。

 森井プロデューサーは「麻生先生とも話しましたが、現世では肉体が滅んでいて、魂があの世へ行っていない存在です。オカルト的に解釈すると、つまりはお化け、幽霊と考えられる。そこでシーズン3では、今際の国とこの世を繋ぐ役割をバンダに担ってもらいました」と語る。

 佐藤監督は「前回の登場人物の中で、誰をヴィランにするかを考えたときに、意表を突くという意味で、バンダがいいなと思ったんです」と“今際の国”の世界観作りを明かす。森井は「今際の国は多次元の話で、いろいろな並列世界がある設定」と語り、作品世界がさらなる広がりを見せていることを示唆した。

 シーズン3は海外メディアからも高く評価されている。米メディア「DECIDER」は「現実からの逃避、ミステリー、極限まで高められたサスペンス、ゾクゾクするようなバイオレンス、“げぇむ”を通して深まるキャラクター同士の絆、そして命を懸けて戦う中で自らの強さを見出していくキャラクターの魅力を再び描き出している。Netflixの人気作が新たな命がけの“げぇむ”と共に帰ってきた。新シーズンが制作された価値を証明している」と絶賛した。

 さらに、「SCREEN RANT」は「アリスとウサギの関係性には、現実世界での経験を経た今シーズンならではの興味深い変化が見られる。本作はアクションだけでなく、深い人生観にも満ちている」と評している。

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