俳優の市原隼人が24日、主演を務める映画『おいしい給食 炎の修学旅行』の上映劇場の一つ、東京・丸の内ピカデリーの入り口に立ち、登校してくる生徒を出迎えるように、観客一人ひとりに元気よく声をかけ。“甘利田先生”のサプライズに、観客も大はしゃぎだった。

【写真】“生甘利田先生”に涙する人も…お客様を出迎える様子

　本作は、給食マニアの教師・甘利田幸男（市原）と生徒が繰り広げる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という静かな闘いを、熱量たっぷりに描いた『おいしい給食』シリーズの劇場版第３弾。2019年にドラマとしてスタートし、これまでにドラマ３シリーズ・劇場版３作品が製作され、幅広い世代に支持されている。今回は、青森・岩手を舞台に、ご当地グルメ満載の修学旅行が描かれる。

　シリーズを通して主演を務める市原は、「この作品は給食を題材にしていますが、実は人と人の絆を描いている。懐かしくて新しい“心のごちそう”を感じてほしい」と語った。

　初日舞台あいさつには、市原をはじめ武田玲奈、田澤泰粋、栄信、片桐仁、いとうまい子、小堺一機、そして綾部真弥監督が登壇。公開初日の心境や撮影秘話を語り、観客からは温かい拍手が送られた。

　ノスタルジックな80〜90年代の空気感、給食という“誰もが知る青春の味”、そして独特のユーモアで愛されてきた本シリーズ。

　今回は“修学旅行”という非日常の舞台を得て、教師と生徒の関係がより深く描かれる。笑って、食べて、少し泣ける――秋の映画シーズンにぴったりの一本だ。

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