
歌手で俳優の木村拓哉さんが、俳優の倍賞千恵子さん、山田洋次監督とともに映画『TOKYOタクシー』の第38回東京国際映画祭<センターピース上映>に登場しました。
【写真を見る】【 木村拓哉 】 幼少期に柴又に住んでいて 「男はつらいよ」の撮影を目撃したことを告白 山田洋次監督に告げると「君はいたのか」
山田監督にとって91作品目となる本作は木村さん演じるタクシー運転手の男が、倍賞さん演じる女性を東京・柴又から神奈川県・葉山にある高齢施設まで送るたった一日の旅で心を通わせていく物語。
茶色のセットアップスーツ姿で登場した木村さん。東京国際映画祭の中で一番大きな会場となる、木村さんは‟こんなに沢山の方に受け取っていただけたことがすごく嬉しい。映画祭の中で一番大きな会場で、800名以上の方に受け取っていただけたこと自体、凄く興奮しております。”と集まった観客に感謝しました。
台湾、香港、シンガポールでの公開が決定しており、海外からも注目が集まる本作。木村さんは‟今ご家庭にいても、ほんとにスイッチを1つ入れれば、いろんなコンテンツを選べたりとか、上映して流出し、映っているものを選択してそれを楽しむことができるような中にはなってるんですけど”とこぼしつつ‟映画のスクリーン、特別な音響に身を置いていただくということが、僕にとっては非常にスペシャルな環境、状況だと思っています。その状況下の中で、しっかり作品を受け取ってもらえるというのは、やっぱり1番嬉しいことです。今日は嬉しさと同時に、いろんな国の方がどんな価値観でこの作品をどんな恋愛観で見てくださったのかなっていうのはすごく興味を持っています。”と今回の上映を喜びました。
今回のイベントでは、山田監督が永年の国内外の映画界への貢献が目覚ましい人に贈られる東京国際映画祭「特別功労賞」の受賞。授与式の雰囲気で会場が静かになりましたが、木村さんの「拍手が小さいですよ」の呼びかけで、大きな拍手が巻き起こり、監督の受賞を祝いました。
監督に花束を渡した木村さんは‟自分は幼少期に柴又に住んでたこともあって”と「男はつらいよ」のロケ地で、今回の旅のスタート地点である柴又との縁を明かすと‟実際に「男はつらいよ」の撮影で人だかりができているを見て、その人だかり分の1になっていました。それを撮影中に監督に言わせてもらったら、監督に「君はいたのか」って言葉をいただきました”を語り、会場を笑わせました。
今回山田組に参加し、木村さんは‟監督が今、目の前で「功労賞」というものをいただいてはいましたが、「TOKYOタクシー」も「パリタクシー」というヨーロッパの作品を観て、「これを東京版でリメイクしたいな」ってところから話がスタートしたと聞いて、いろんなところに自分の興味を常にお持ちになられている。いろんな興味があるからこそ現役なんだなって。トロフィーを貰う監督の斜め後ろから考えていました。こういう先輩がいると、もう一回やる気が出ますよね。今回の「TOKYOタクシー」を観ていただいた後に、現役でいられる力を皆さんに持ってもらえるんじゃないかなと思いました”と山田監督の凄さを熱弁。横で木村さんの話を聞いていた山田監督は「ありがとう、木村君」と感謝の言葉を贈りました。
【担当:芸能情報ステーション】
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
・【全文公開】トランプ大統領「日本という国を尊敬」日米首脳会談で「日本もかなり自衛隊や防衛を増加すると聞いている」など冒頭発言
・「息子のあんたが責任を持って殺しなさい」8年間の孤独な介護の末、91歳の母親の命を絶った男性の苦しみ “介護殺人”を防ぐには【news23】
