
俳優・田口精一さんが、誤嚥性肺炎のため死去したことが、所属する劇団民藝の公式サイトで公表されました。95歳でした。
【写真を見る】【 訃報 】 俳優・田口精一さん 死去 95歳 誤嚥性肺炎のため
公式サイトでは「劇団民藝演技部の俳優、田口精一(たぐち・せいいち、本名)が、2025年10月21日(火)午後9時21分に誤嚥性肺炎のため東京都内の病院で逝去しました。95歳でした。」と、報告。
続けて「葬儀は10月28日(火)に家族葬にて執り行われました。喪主は長男の田口裕樹(ひろき)さん。」と、綴りました。
そして「なお、故人の遺志により香典・供花は辞退いたします。ここに謹んでお知らせ致します。」と、記しました。
【 田口精一(たぐち・せいいち)さん プロフィール 】
1930年2月4日、兵庫県神戸市出身。多摩美術大学を卒業後、1950年に東京演技アカデミー、51年に劇団民藝附属演劇研究所入所、54年からは同附属水品演劇研究所を経て、59年に劇団民藝研究生となる。
64年に劇団員。初舞台は1952年『巌頭の女』社員。
主な出演作は、庄野英二原作『星の牧場』ファゴット(67,71,79)、島崎藤村原作『夜明け前』兼吉(84)、木下順二作『三年寝太郎』長者どん(86)、A・フランク原作『アンネの日記』デュッセル(84)ファンダーン(90,92)、L・グローグ作『白バラの祈り』シュミット(2007)、小幡欣治作『どろんどろん』小針(10)、S・カリー原作『マギーの博物館』じっちゃん(12)など多数。
最後の舞台となった長田育恵脚本『レストラン「ドイツ亭」』オットー(証人)役では、公演期間中に92歳の誕生日を迎えた。
映画出演も多く、「原爆の子」(新藤兼人監督、52)、「夜明け前」(吉村公三郎、53)、「あやに愛しき」(宇野重吉、56)、「第五福竜丸」(新藤兼人、59)、「天国と地獄」(黒澤明、63)、「証人の椅子」(山本薩夫、65)など。
趣味は絵画。劇団民藝「絵画部」を長年主宰、俳優を描くデッサン会を通じて民藝の後援会ならびに麻生区地域の文化協会との交流に尽力した。
【担当:芸能情報ステーション】
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