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2025-11-05 04:00
中西保志の「最後の雨」が、5日発表の最新「オリコン週間ストリーミングランキング」で、累積再生数1億回を突破した。
【動画】中西保志、代表曲「最後の雨2025」MV公開
週間再生数は64.0万回(640,025回)を記録。累積再生数は1億15.9万回(100,158,748回)となり、自身初の累積再生数1億回突破作品となった。
本作は1992年8月にCDシングル「最後の雨/君が微笑むなら」の収録曲としてリリース。初登場から1年2ヶ月後に最高位16位(1993年11月8日付)にランクイン。累積売上は73.7万枚となる。
なお「オリコン週間カラオケランキング」(2025年11月3日付時点)では通算478週でTOP50入りを記録している。
■中西保志、コメント
――中西保志「最後の雨」は、「オリコン週間ストリーミングランキング」においてご自身初の累積再生数1億回突破作品となりました。率直に今のお気持ちをお聞かせください。
「一億回」ですか。 ちょっと想像がつかないです。三十数年も前にレコーディングしている曲なので、よく今日まで生き残ったな、というのが驚きというか不思議な気持ちですね。
始めは、「こういうAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)の色彩が濃い楽曲というのは、聴く分にはいいけど、カラオケ(当時、すでにカラオケブームでした)では歌ってもらいにくいんだろうな」くらいに思っていました。ところが今、SNSの時代になって、驚くべきことに若い女性までがこの曲を歌っている動画を普通に見かけるようになっています。
駅前の広場などで、ギター一本で歌っている若い方を見かけたこともあります。
そういう意味では、口幅ったいけれど、「日本のAOR」というジャンルの草分けの一つになりえた、ある意味で画期的な作品だったんだなぁ、と今は思います。
――1992年8月に発売された2枚目のシングル「最後の雨/君が微笑むなら」の収録曲として、さまざまな歌手の方がカバーされるなど長く愛される楽曲になっているかと存じます。改めて「最後の雨」はどのような楽曲になりましたか?
よく聞かれるのですが、自分はこの曲と一緒に三十数年を生きてきているので、「相棒」というか、より正確に言えば「漫才の相方」みたいな感じを持っています。お笑いの方々は、舞台上は一緒でも、私生活では互いの住所さえ知らない場合もあると聞きます。
自分も、あくまでも「彼」とは別人格として接している感覚ですね。「最近、君は【ピン】の仕事が多いね。オレともいい仕事しような」 みたいな。
――最後に、楽曲を聴いてくださっている皆さんや、 応援してくださっている皆さんへメッセージをお願いいたします。
「曲」とは、誰のものなんでしょうか?第一義的にはそれを生み出した作家のもの、と言えるのかもしれませんが、ただ生んだだけでは何も起こりはしないと思います。自分のような「歌い手」が、「曲」と向き合い、そこに「何か」を込めることで、楽曲として成立します。
でも、それだけでもダメなんです。そうしてできた「曲」を受け取ってくださる、リスナーの皆様がいて、初めて「曲」は成り立つと思っています。その意味で曲は「みんなのもの」、でなければならないと考えています。
自分に与えられた役割は、作家が思いを込めて作り上げた「イメージの原型」を一人でも多くの人々に届けること。つまり 「流通・配送業」のようなものだと思っています。
受け取った先で、曲がどのように愛され、その人の「人生の一部」になってゆくか、それは残念ながら自分などには想像もできません。いや、想像できないからこそ「一億回」も愛されたのだと思います。
今後、いつまで「配送」し続けられるかわからない年になってきましたが、自分以外の、多くの「送り手」によってでも、この楽曲がより多くの方々に届くことを願っています。
<クレジット:オリコン調べ(2025年11月10日付:集計期間:2025年10月27日〜11月2日)>
中西保志のプロフィール
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週間再生数は64.0万回(640,025回)を記録。累積再生数は1億15.9万回(100,158,748回)となり、自身初の累積再生数1億回突破作品となった。
本作は1992年8月にCDシングル「最後の雨/君が微笑むなら」の収録曲としてリリース。初登場から1年2ヶ月後に最高位16位(1993年11月8日付)にランクイン。累積売上は73.7万枚となる。
なお「オリコン週間カラオケランキング」(2025年11月3日付時点)では通算478週でTOP50入りを記録している。
■中西保志、コメント
――中西保志「最後の雨」は、「オリコン週間ストリーミングランキング」においてご自身初の累積再生数1億回突破作品となりました。率直に今のお気持ちをお聞かせください。
「一億回」ですか。 ちょっと想像がつかないです。三十数年も前にレコーディングしている曲なので、よく今日まで生き残ったな、というのが驚きというか不思議な気持ちですね。
始めは、「こういうAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)の色彩が濃い楽曲というのは、聴く分にはいいけど、カラオケ(当時、すでにカラオケブームでした)では歌ってもらいにくいんだろうな」くらいに思っていました。ところが今、SNSの時代になって、驚くべきことに若い女性までがこの曲を歌っている動画を普通に見かけるようになっています。
駅前の広場などで、ギター一本で歌っている若い方を見かけたこともあります。
そういう意味では、口幅ったいけれど、「日本のAOR」というジャンルの草分けの一つになりえた、ある意味で画期的な作品だったんだなぁ、と今は思います。
――1992年8月に発売された2枚目のシングル「最後の雨/君が微笑むなら」の収録曲として、さまざまな歌手の方がカバーされるなど長く愛される楽曲になっているかと存じます。改めて「最後の雨」はどのような楽曲になりましたか?
よく聞かれるのですが、自分はこの曲と一緒に三十数年を生きてきているので、「相棒」というか、より正確に言えば「漫才の相方」みたいな感じを持っています。お笑いの方々は、舞台上は一緒でも、私生活では互いの住所さえ知らない場合もあると聞きます。
自分も、あくまでも「彼」とは別人格として接している感覚ですね。「最近、君は【ピン】の仕事が多いね。オレともいい仕事しような」 みたいな。
――最後に、楽曲を聴いてくださっている皆さんや、 応援してくださっている皆さんへメッセージをお願いいたします。
「曲」とは、誰のものなんでしょうか?第一義的にはそれを生み出した作家のもの、と言えるのかもしれませんが、ただ生んだだけでは何も起こりはしないと思います。自分のような「歌い手」が、「曲」と向き合い、そこに「何か」を込めることで、楽曲として成立します。
でも、それだけでもダメなんです。そうしてできた「曲」を受け取ってくださる、リスナーの皆様がいて、初めて「曲」は成り立つと思っています。その意味で曲は「みんなのもの」、でなければならないと考えています。
自分に与えられた役割は、作家が思いを込めて作り上げた「イメージの原型」を一人でも多くの人々に届けること。つまり 「流通・配送業」のようなものだと思っています。
受け取った先で、曲がどのように愛され、その人の「人生の一部」になってゆくか、それは残念ながら自分などには想像もできません。いや、想像できないからこそ「一億回」も愛されたのだと思います。
今後、いつまで「配送」し続けられるかわからない年になってきましたが、自分以外の、多くの「送り手」によってでも、この楽曲がより多くの方々に届くことを願っています。
<クレジット:オリコン調べ(2025年11月10日付:集計期間:2025年10月27日〜11月2日)>
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