エンタメ
2025-11-12 07:00
スタジオジブリのアニメーション映画『君たちはどう生きるか』で声の主演を務めた山時聡真と、話題作への出演が続く菅野美穂がダブル主演を務める映画『90メートル』が、2026年3月27日に全国公開されることが明らかになった(配給:クロックワークス)。
【動画】映画『90メートル』特報
本作は、難病を抱える母と、その母を支えながら将来の選択に揺れる高校生の息子の姿を描いた物語。直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説『少女は卒業しない』で商業長編映画デビューし、『か「」く「」し「」ご「」と』でも高く評価された新進気鋭の監督・中川駿によるこん身のオリジナル企画。母親を看病した経験を持つ監督が、自身と自身の母を重ね合わせてキャラクターを作り上げ、半自伝的映画を生み出した。
山時が演じるのは、大学進学を望みながらも、母のそばを離れられない葛藤を抱え、将来の選択を迫られる等身大の青年・藤村佑。中川監督は「山時さんはまるで若い頃の自分を見ているかのように感じることが多くありました。実は、佑と母の美咲は、僕と僕の母をモデルに作っているので、その点から山時君は佑を演じるのにうってつけの人物でした。もちろんそれだけではなく、役に対する真摯(しんし)な姿勢や素直で明るい人間性に、一緒に作品作りをする仲間としてとても助けられました」と語る。
山時は佑を演じたことについて「佑の抱えている思いを100%理解しているかといえば、正直わかりません。しかし、佑として生きていく中で、自分自身との葛藤、母親の想い、たくさんの方の優しさを感じました。今後の僕の人生を支える大切な糧になりました」とコメント。タイトルについて「90メートルという距離。それは長いのか、短いのか。遠いのか、近いのか。答えは人それぞれ違うと思います。この作品を観て、その答えを見つけていただけたら」と呼びかける。
母・美咲役の菅野との共演については「現場でとても明るく、誰に対しても気さくで、常に親しみやすい距離感を保ちながら接して下さいました。お芝居は毎シーン、鳥肌が立つような感覚があり、姿勢や表現力にもすごく影響を受けました。それを一番近くで受けとめられたのは大きな財産になりました」と強い影響を受けたと明かした。
菅野は、『ディア・ファミリー』、『近畿地方のある場所について』と母親役が続く中、日に日に身体の自由がきかなくなる難病を患いながら、我が子の幸せを願う母親を熱演。脚本について「それぞれが健気に生きているのに、でもどうにもならない現実に向き合わなければならない過酷さに、胸がつまりました。多感な10代で自分の事でも精一杯なのに、人生を考えなければならないやるせなさ、子どもを思う母の気持ち、どちらもわかって深く共感しました」とコメント。完成した作品を観た際には「気づいたら涙が頬を伝っていた」という。
山時との共演については「今回初めてご一緒させていただきましたが、作品を拝見していて、目に引き込まれる演技をなさるなぁと感じていました。お会いして、幅広く演じられる方だと感じました」と感心しきり。「中川監督は映画への真摯で真っ直ぐな強い思いが清々しく、頼りになる監督でした」と信頼を寄せた。
中川監督は「初のオリジナル長編として、自分の名刺代わりとなる作品。胸を張って届けられる映画になりました」と手応えを語っている。
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山時は佑を演じたことについて「佑の抱えている思いを100%理解しているかといえば、正直わかりません。しかし、佑として生きていく中で、自分自身との葛藤、母親の想い、たくさんの方の優しさを感じました。今後の僕の人生を支える大切な糧になりました」とコメント。タイトルについて「90メートルという距離。それは長いのか、短いのか。遠いのか、近いのか。答えは人それぞれ違うと思います。この作品を観て、その答えを見つけていただけたら」と呼びかける。
母・美咲役の菅野との共演については「現場でとても明るく、誰に対しても気さくで、常に親しみやすい距離感を保ちながら接して下さいました。お芝居は毎シーン、鳥肌が立つような感覚があり、姿勢や表現力にもすごく影響を受けました。それを一番近くで受けとめられたのは大きな財産になりました」と強い影響を受けたと明かした。
菅野は、『ディア・ファミリー』、『近畿地方のある場所について』と母親役が続く中、日に日に身体の自由がきかなくなる難病を患いながら、我が子の幸せを願う母親を熱演。脚本について「それぞれが健気に生きているのに、でもどうにもならない現実に向き合わなければならない過酷さに、胸がつまりました。多感な10代で自分の事でも精一杯なのに、人生を考えなければならないやるせなさ、子どもを思う母の気持ち、どちらもわかって深く共感しました」とコメント。完成した作品を観た際には「気づいたら涙が頬を伝っていた」という。
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