エンタメ
2025-11-16 07:00
俳優・妻夫木聡が主演を務める、TBS系日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(毎週日曜 後9:00)の第6話が、16日に放送される。その制御不能な荒馬ぶりでデビューすら危ぶまれたロイヤルホープを見事に手懐け、山王耕造(佐藤浩市)、栗須栄治(妻夫木聡)らチーム山王の窮地を救った佐木隆二郎(高杉真宙)。今では欠かすことのできないメイン騎手として、主力馬のロイヤルホープと共にチームの主軸を担うまでに成長を遂げている。
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第6話では、ついにチームの悲願だった有馬記念への初出走が描かれる。回を追うごとに劇中での存在感を増していく隆二郎を演じるのは、多くの作品でその演技力が高く評価されている高杉真宙。今回は騎手という専門性の高い役設定に加えて、どんな馬ともすぐに打ち解けることに長け、周囲からも一目置かれる騎乗センスを持つという、一筋縄ではいかない役どころだ。「厳しくチェックしていただけると嬉しいです」というストイックな姿勢も見せる高杉ならではの、役への向き合い方とはーー。
■“乗馬ライセンス”が役作りへの助けに
――高杉さんが演じられている佐木隆二郎は、どのような人物と捉えて演じられていますか?
僕の中では馬主の耕造に対しても、わりとグイグイと言いたいことは言うような、物怖じしない人物という印象です。やはり勝負師ならではの思いきりの良さなどが、勝気な感じに見えるのかなと。
ですがその反面、騎手という馬と触れ合う機会が多い職業だからこその繊細さも持ち合わせていて、それは馬の気持ちを瞬時に汲み取る隆二郎にとっては不可欠な要素でもあるんだろうな、と思っています。
――高杉さんは、過去に雑誌の企画で乗馬ライセンスを取得されたそうですが、役作りをするにあたって、その経験が生きていると感じられたことはありますか?
取得したのはもうずいぶん昔のことなので、それが役立つかは分かりませんでしたが、騎手の練習をしていく中で「ゼロからじゃなくて本当に良かった」と思っています。特に(馬は)怖くない、っていう意識が前提にあったことは大きかったですね。乗り方とかも「忘れてるだろうな」と思っていましたが、ご指導いただいた競馬学校の先生方のおかげもあって、結構早く感覚を取り戻せました。
――今回、騎手として馬と接する中で、改めてその難しさや魅力をどのように感じていますか?
乗馬ライセンスを取った時に「年齢に関係なく競い合えるのが乗馬」という話をしていていただいたことがあって。もしかしたら競馬とはまた違うかもしれないですが、馬と一緒になって競い合うというのは、なにかすごく心強いというか一人ではない感じがして、それがすごく魅力的だなと、馬と触れ合う時にはいつもそう思っています。
――そういった馬との触れ合いの中で見つけた、高杉さんならではの馬とのコミュニケーション方法などはありますか?
おそらく皆さんもやられていることかなと思いますが、なるべく多めに声をかけるようにはしています。自分に意識を向けてもらうためには大事なことなので。あとは優しく触れたり、褒めたりといった感じでしょうか。
■さまざまな声も正面で受け止める“覚悟”で
――隆二郎が初登場した第4話放送後には、その見事な騎乗姿がSNSでも話題となりましたが、周りからはどのような反響がありましたか?
妻夫木さんが「(原作者の)早見(和真)先生も“良かった!”って、おっしゃってたよ!」という連絡をわざわざくださって、すごく嬉しかったですし、安心しました。そして本当に多くの方が見てくださっているんだなと、これまでで一番感じた気がします。作品のスケール感も含め改めて『日曜劇場』なんだなと、より身が引き締まる思いにもなりました。
でも同時に、馬と接している方たちの多くがこのドラマを見ているとも感じたので、「あの鎧(あぶみ)の踏み方は」とか「あの鞭(むち)使いは」とかのご指摘には、お手柔らかにお願いしたいなと思いつつも(笑)、厳しくチェックしていただけると嬉しいです。
―― SNSでは鞭さばきについても感嘆のコメントが見受けられましたが、かなり練習されたのでしょうか?
そうですね。日常的にもできるだけ触るように家に持ち帰らせてもらって、現場以外の場所でも持ち歩くようにして、合間を見つけては練習してました。ただ、本番でも使うものだったので“なくさないように、(現場に)忘れないように”、といつも気をつけていました(笑)。
■“不思議な感情が湧いてくる”客席からの声援
――11月9日放送の第5話では、ロイヤルホープのGIデビューから日本ダービーでの激闘など、チーム山王のさらなる躍進を期待させる展開でした。レースなど緊迫感のあるシーンもあったかと思いますが、これまでの物語で印象に残ったシーンについて聞かせてください。
僕はその中にはいないんですが、レース中の皆さんの応援シーンがすごく好きで。5話の日本ダービーでのシーンもそうでしたが、皆さんの声援や思いを背負いながら走っていると、役だと分かっていても、なぜか負けた時にものすごく申し訳ない気持ちになるんです。撮影でもこんな気持ちになるんだから、やっぱり実際のレースの当事者の方々は、もっと色々な感情があるんだろうなと想いを馳せたり。そういった不思議な感情が湧いてきたことも印象深かったですね。
――高杉さんが感じられている、この作品の魅力を教えてください。
台本や原作を読んだ時から一番心に残っている“継承”の部分ですね。今いる競走馬もみんなそれぞれ受け継がれているものがあるように、僕自身にも積み重ねた歴史があって、さまざまなものを受け継いで今ここにいるんだな、ということをすごく感じました。それをおざなりにしてはいけないというか、今自分がここにいることは自分自身の力だけではなくて、多くの人が紡いできたものの上に成り立っていると感じることができるのも、この作品の魅力の一つだと思います。
■“一つの歴史が終わる時間”に立ち会う第6話
――11月16日放送の第6話では、耕造やロイヤルホープをはじめとしたチーム山王に大きな出来事や転機が訪れる中、隆二郎にとってもホープの騎手としてさまざまな展開が描かれます。高杉さんが思われる見どころを教えてください。
個人的に気になるのは、耕造さんを軸とした山王家のこれからです。6話ではさらに複雑化していると思うのでそこは注目ですね。そしてもう一つは、なんと言ってもクライマックスとなる有馬記念での激闘! あまり多くは話せませんが(笑)、ある種の一つの歴史が終わる時間だと思うので、そこは大きな見どころになると思います。
隆二郎とロイヤルホープは、これまでチームに関わった人々全員の思いを背負い、いよいよ大一番に臨むーー。
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第6話では、ついにチームの悲願だった有馬記念への初出走が描かれる。回を追うごとに劇中での存在感を増していく隆二郎を演じるのは、多くの作品でその演技力が高く評価されている高杉真宙。今回は騎手という専門性の高い役設定に加えて、どんな馬ともすぐに打ち解けることに長け、周囲からも一目置かれる騎乗センスを持つという、一筋縄ではいかない役どころだ。「厳しくチェックしていただけると嬉しいです」というストイックな姿勢も見せる高杉ならではの、役への向き合い方とはーー。
■“乗馬ライセンス”が役作りへの助けに
――高杉さんが演じられている佐木隆二郎は、どのような人物と捉えて演じられていますか?
僕の中では馬主の耕造に対しても、わりとグイグイと言いたいことは言うような、物怖じしない人物という印象です。やはり勝負師ならではの思いきりの良さなどが、勝気な感じに見えるのかなと。
ですがその反面、騎手という馬と触れ合う機会が多い職業だからこその繊細さも持ち合わせていて、それは馬の気持ちを瞬時に汲み取る隆二郎にとっては不可欠な要素でもあるんだろうな、と思っています。
――高杉さんは、過去に雑誌の企画で乗馬ライセンスを取得されたそうですが、役作りをするにあたって、その経験が生きていると感じられたことはありますか?
取得したのはもうずいぶん昔のことなので、それが役立つかは分かりませんでしたが、騎手の練習をしていく中で「ゼロからじゃなくて本当に良かった」と思っています。特に(馬は)怖くない、っていう意識が前提にあったことは大きかったですね。乗り方とかも「忘れてるだろうな」と思っていましたが、ご指導いただいた競馬学校の先生方のおかげもあって、結構早く感覚を取り戻せました。
――今回、騎手として馬と接する中で、改めてその難しさや魅力をどのように感じていますか?
乗馬ライセンスを取った時に「年齢に関係なく競い合えるのが乗馬」という話をしていていただいたことがあって。もしかしたら競馬とはまた違うかもしれないですが、馬と一緒になって競い合うというのは、なにかすごく心強いというか一人ではない感じがして、それがすごく魅力的だなと、馬と触れ合う時にはいつもそう思っています。
――そういった馬との触れ合いの中で見つけた、高杉さんならではの馬とのコミュニケーション方法などはありますか?
おそらく皆さんもやられていることかなと思いますが、なるべく多めに声をかけるようにはしています。自分に意識を向けてもらうためには大事なことなので。あとは優しく触れたり、褒めたりといった感じでしょうか。
■さまざまな声も正面で受け止める“覚悟”で
――隆二郎が初登場した第4話放送後には、その見事な騎乗姿がSNSでも話題となりましたが、周りからはどのような反響がありましたか?
妻夫木さんが「(原作者の)早見(和真)先生も“良かった!”って、おっしゃってたよ!」という連絡をわざわざくださって、すごく嬉しかったですし、安心しました。そして本当に多くの方が見てくださっているんだなと、これまでで一番感じた気がします。作品のスケール感も含め改めて『日曜劇場』なんだなと、より身が引き締まる思いにもなりました。
でも同時に、馬と接している方たちの多くがこのドラマを見ているとも感じたので、「あの鎧(あぶみ)の踏み方は」とか「あの鞭(むち)使いは」とかのご指摘には、お手柔らかにお願いしたいなと思いつつも(笑)、厳しくチェックしていただけると嬉しいです。
―― SNSでは鞭さばきについても感嘆のコメントが見受けられましたが、かなり練習されたのでしょうか?
そうですね。日常的にもできるだけ触るように家に持ち帰らせてもらって、現場以外の場所でも持ち歩くようにして、合間を見つけては練習してました。ただ、本番でも使うものだったので“なくさないように、(現場に)忘れないように”、といつも気をつけていました(笑)。
■“不思議な感情が湧いてくる”客席からの声援
――11月9日放送の第5話では、ロイヤルホープのGIデビューから日本ダービーでの激闘など、チーム山王のさらなる躍進を期待させる展開でした。レースなど緊迫感のあるシーンもあったかと思いますが、これまでの物語で印象に残ったシーンについて聞かせてください。
僕はその中にはいないんですが、レース中の皆さんの応援シーンがすごく好きで。5話の日本ダービーでのシーンもそうでしたが、皆さんの声援や思いを背負いながら走っていると、役だと分かっていても、なぜか負けた時にものすごく申し訳ない気持ちになるんです。撮影でもこんな気持ちになるんだから、やっぱり実際のレースの当事者の方々は、もっと色々な感情があるんだろうなと想いを馳せたり。そういった不思議な感情が湧いてきたことも印象深かったですね。
――高杉さんが感じられている、この作品の魅力を教えてください。
台本や原作を読んだ時から一番心に残っている“継承”の部分ですね。今いる競走馬もみんなそれぞれ受け継がれているものがあるように、僕自身にも積み重ねた歴史があって、さまざまなものを受け継いで今ここにいるんだな、ということをすごく感じました。それをおざなりにしてはいけないというか、今自分がここにいることは自分自身の力だけではなくて、多くの人が紡いできたものの上に成り立っていると感じることができるのも、この作品の魅力の一つだと思います。
■“一つの歴史が終わる時間”に立ち会う第6話
――11月16日放送の第6話では、耕造やロイヤルホープをはじめとしたチーム山王に大きな出来事や転機が訪れる中、隆二郎にとってもホープの騎手としてさまざまな展開が描かれます。高杉さんが思われる見どころを教えてください。
個人的に気になるのは、耕造さんを軸とした山王家のこれからです。6話ではさらに複雑化していると思うのでそこは注目ですね。そしてもう一つは、なんと言ってもクライマックスとなる有馬記念での激闘! あまり多くは話せませんが(笑)、ある種の一つの歴史が終わる時間だと思うので、そこは大きな見どころになると思います。
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