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大小5棟の“広すぎ空き家”をリノベ…驚きの“秘策”でコストカット実現【住人十色】

エンタメ
2025-12-05 20:00
大小5棟の“広すぎ空き家”をリノベ…驚きの“秘策”でコストカット実現【住人十色】
6日放送『住人十色』=2部屋をひとつにした15帖のリビングダイニング
 俳優の駿河太郎、三船美佳がMCを務める、MBSテレビ『住人十色~家の数だけある 家族のカタチ~』(後5:00 ※関西ローカル)の6日放送回では、「郡上八幡へ脱サラ移住!広すぎ空き家を半分リノベした家」が登場する。

【住人十色】味わい深い趣き…”築65年”元美容室の空き家

 舞台は岐阜県郡上市。住人(アルジ)は35歳の夫妻。1年半前に名古屋から郡上八幡に移住し、家を購入した。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような古い街並みを通って到着した家は、築65年というレトロな元美容室。しかも、中はまだリノベした様子はない。

 実は、アルジが購入した広い家は増改築が繰り返されたもので、美容室を含め大小合わせて5棟もある。そして全体をリノベすると費用も時間もかかるため、半分はリノベ、半分はそのままにしているという。

 名古屋の都会で暮らしながら大手ゼネコンに勤めていた夫。夫妻で郡上八幡を訪れたことがきっかけで街に引かれ、脱サラを決意。そして、かねてから興味のあった中古の空き家を探し、1年ほどかかってようやく発見したのが元美容院付きの空き家だった。だが全部で5棟もある広い家は解体するにせよ、全面改修するにせよ莫大な費用がかかることに。そこで考えたのが、建物全体の半分だけをリノベーションするというアイデア。コストを抑えてなんとか移住にこぎつけたのだった。

 玄関から長い廊下を抜けた先は、15帖のリビングダイニング。もともと2部屋あった和室をひとつの空間にした。脇にあるスペースの上は、明るさを求めて吹き抜けに。2階にあった押し入れと床の間を取り払い、立派な梁はそのまま残した。

 少し気になるのが、むき出しになった古い土壁や、打ちっぱなしの古い釘。これらはアルジいわく「ラフ仕上げ」だそうで、あえて古い家の味わいを残すことで、リノベの工程も半分に。キッチンの壁も全面塗装はせず、ラフに仕上げている。

 家は増改築を繰り返した結果、かなり入り組んだ造りをしていて、まるで迷宮のような隠し部屋まであったという。床でふさがれていた場所を開けると、なんと階段から続く味噌蔵が出現。その地下室は現在、くつろぎスペースとして活用している。

 移住後は地元の人々との交流も深まっているというアルジ夫妻。さらに夫は移住後、家具をリメイク・販売する事業を立ち上げ、将来は手を付けていない半分そのままの元美容室をショールームにする予定だ。

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