エンタメ
2025-12-15 17:00
俳優の吉永小百合(80)が14日、都内で写真集『吉永小百合』(世界文化社 2万5000円)出版記念のサイン本お渡し会&ミニトークを行った。
【写真集ショットたくさん】時を超える美しさ… 若き日の吉永小百合
本書は、稀代の写真家・篠山紀信が1972年から1995年にかけて撮影した詩情あふれる珠玉の写真群と、吉永出演映画全124作品(最新作「てっぺんの向こうにあなたがいる」まで)の印象的なスチール写真で構成。篠山が捉えた、時を超える究極の美をおさめた1冊となっている。さらに、吉永自身が綴る篠山への追悼文や、俳優人生を振り返る貴重な文章も収録。日本を代表する国民的女優の軌跡と、色褪せない美しさを結晶させた永久保存版だ。
■トークイベント一部抜粋
――篠山紀信さんとのエピソードについて、長年撮影をご一緒された中で、特に印象に残っているお気に入りのお写真があれば教えていただけますでしょうか。
「つる」の写真があるのですが、あれには大変思い出があります。映画は新潟県の長岡で撮影したのですが、この写真は北海道の鶴居村という釧路の方で、映画の撮影が終わってから篠山さんと一緒に行き、川沿いのところや雪が降り続く中で撮影しました。遠くの方に鶴がいて、篠山さんと「あそこで撮ろうよ」ということになり、そーっと鶴の方に近づいて行ったんですね。そうしたら鶴が、逃げないんです。「仲間が来た」という風に待っていてくれて、そうしてあの写真を撮ることができたんです。本当に貴重な思い出になっています。
――『家庭画報』のインタビューの中で「今は人生八合目」とお話されておりますが、「八合目」というのは、お仕事、人生すべて含めて、吉永さんにとってこれから八合目、九合目に向かうという感じでしょうか。
この「人生八合目、八合目からが面白い」というのは、田部井淳子さんがおっしゃった言葉なんですね。それなのに私は、映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」の記者会見の時に、「今、あなたは人生どれくらいのところにいますか?」という記者の方の問いかけに「八合目だと思います」と偶然言ったんです。後で考えて「あ、同じ思いだ」という風に思いました。八合目の今、富士山も登りました。大変だけれど面白い。どうやってこれから生きていくのか、どういう風に日々前を向いて生きるのかというのは、大きな課題です。何か好きなことを見つけて、それに打ち込むというのがとても大事なのかなと思いますし、これからの八合目、九合目、てっぺんはどうなるかわかりませんけれども、自分でいろいろと考えながらアクティブに生きたいと思います。
――私は“反省はしても後悔はしない”という小百合さんのお言葉にとても共感しています。とはいえ、時には落ち込むこともあります。小百合さんご自身が落ち込むことはありますか?もしある場合、どのように乗り越えてこられたのか教えていただけますか。(イベント参加者より質問)
落ち込むことは、ありますよ。やはり自分がこれをやろうと思ったことが上手くいかなかったり、台詞をとちってしまったり。この年齢になるとドジを踏みますし。映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」でも、富士山の麓のペンションに泊っていて、朝3時半に起きて撮影だったのですが、目覚ましが鳴ったので止めようと思ったら、どーんとひっくり返ってろっ骨を折ってしまったんです。その時は「なんて私バカなんだろう」と。6週間は運動してはいけないとドクターに言われ、でも映画を止めるわけにはいかないので、リュックを背負いながら撮影をして、5週間で完治しました。そういうことがなるべくないように、ドジを踏まないように、とにかく転ばないようにすることが大事だなと。そのためには、スクワットをしたり体を鍛えることが重要だなと思います。
吉永小百合、夫・岡田太郎さん訃報受け直筆で思い寄せる「大往生だと思います」
【写真】ジム通いの成果!?ワンピースで抜群のスタイルを披露する吉永小百合
【アップショット】美しい美肌を披露した吉永小百合
【全身ショット】赤のワンピース姿で変わらぬ美しさを披露した吉永小百合
吉永小百合、映画封切りで時代の変化を実感 自身124本目の映画で「昔は初日の舞台あいさつなどはなかったんです」
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本書は、稀代の写真家・篠山紀信が1972年から1995年にかけて撮影した詩情あふれる珠玉の写真群と、吉永出演映画全124作品(最新作「てっぺんの向こうにあなたがいる」まで)の印象的なスチール写真で構成。篠山が捉えた、時を超える究極の美をおさめた1冊となっている。さらに、吉永自身が綴る篠山への追悼文や、俳優人生を振り返る貴重な文章も収録。日本を代表する国民的女優の軌跡と、色褪せない美しさを結晶させた永久保存版だ。
■トークイベント一部抜粋
――篠山紀信さんとのエピソードについて、長年撮影をご一緒された中で、特に印象に残っているお気に入りのお写真があれば教えていただけますでしょうか。
「つる」の写真があるのですが、あれには大変思い出があります。映画は新潟県の長岡で撮影したのですが、この写真は北海道の鶴居村という釧路の方で、映画の撮影が終わってから篠山さんと一緒に行き、川沿いのところや雪が降り続く中で撮影しました。遠くの方に鶴がいて、篠山さんと「あそこで撮ろうよ」ということになり、そーっと鶴の方に近づいて行ったんですね。そうしたら鶴が、逃げないんです。「仲間が来た」という風に待っていてくれて、そうしてあの写真を撮ることができたんです。本当に貴重な思い出になっています。
――『家庭画報』のインタビューの中で「今は人生八合目」とお話されておりますが、「八合目」というのは、お仕事、人生すべて含めて、吉永さんにとってこれから八合目、九合目に向かうという感じでしょうか。
この「人生八合目、八合目からが面白い」というのは、田部井淳子さんがおっしゃった言葉なんですね。それなのに私は、映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」の記者会見の時に、「今、あなたは人生どれくらいのところにいますか?」という記者の方の問いかけに「八合目だと思います」と偶然言ったんです。後で考えて「あ、同じ思いだ」という風に思いました。八合目の今、富士山も登りました。大変だけれど面白い。どうやってこれから生きていくのか、どういう風に日々前を向いて生きるのかというのは、大きな課題です。何か好きなことを見つけて、それに打ち込むというのがとても大事なのかなと思いますし、これからの八合目、九合目、てっぺんはどうなるかわかりませんけれども、自分でいろいろと考えながらアクティブに生きたいと思います。
――私は“反省はしても後悔はしない”という小百合さんのお言葉にとても共感しています。とはいえ、時には落ち込むこともあります。小百合さんご自身が落ち込むことはありますか?もしある場合、どのように乗り越えてこられたのか教えていただけますか。(イベント参加者より質問)
落ち込むことは、ありますよ。やはり自分がこれをやろうと思ったことが上手くいかなかったり、台詞をとちってしまったり。この年齢になるとドジを踏みますし。映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」でも、富士山の麓のペンションに泊っていて、朝3時半に起きて撮影だったのですが、目覚ましが鳴ったので止めようと思ったら、どーんとひっくり返ってろっ骨を折ってしまったんです。その時は「なんて私バカなんだろう」と。6週間は運動してはいけないとドクターに言われ、でも映画を止めるわけにはいかないので、リュックを背負いながら撮影をして、5週間で完治しました。そういうことがなるべくないように、ドジを踏まないように、とにかく転ばないようにすることが大事だなと。そのためには、スクワットをしたり体を鍛えることが重要だなと思います。
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