
覆面ホラー作家の雨穴(うけつ)さんが、東京・六本木のビルボードライブ東京で行われた「Billboard JAPAN Book Charts(ビルボードジャパン・ブックチャート)」の授賞式に出席しました。
【写真を見る】【 覆面ホラー作家・雨穴 】 「変な地図」が「Billboard JAPAN Book Charts」 初代1位に 歴史的快挙に 〝変な伝統つくっていただけたら〟
ビルボードジャパンは、日本初となる紙書籍・電子書籍・図書館貸出を統合した総合書籍チャート「Billboard JAPAN Book Charts」の発表を11月6日からスタートしました。その記念すべき第1週目の総合書籍チャートで栄えある1位を獲得したのが雨穴さんの「変な地図」(双葉社)が輝き授賞式が行われました。
「変な地図」は雨穴さんによる「変な家」「変な絵」に続く“変なシリーズ”の集大成となる最新作で10月31日の発売から1か月で70万部を突破する脅威のヒットを記録しています。
いつも通りの全身真っ黒な衣装に、白い手作り仮面姿で登場した雨穴さんは“私はいつも黒一色でやってるんですが、きょうはトロフィーをいただけるということで、滑らないように100均で売っているゴムの付いた手袋を着けてきました”と報道陣に掌を見せつけました。そして、“まさか自分の人生において、ビルボードのステージに立つ日が来るとは思わず、大変緊張しています。もしかしてお面がポロッと落ちてしまうかもしれないけど、その時は見て見ぬふりをしてください。私、こんな見た目と、こんな声をしているけど、一応小説家です”と自己紹介しました。
慣れぬ舞台に落ち着かない様子で、靴下の中にもカンペを用意してきたことも明かしました。しかしそれも見ることも無く、これまで4作の“変なシリーズ”について共通点はイラストの多さと挙げ、“文章とイラストを交互に読ませることでライトな読み心地、独特のリズムがこの本の特色だと思います”と饒舌に解説しました。
過去3作については100%、読者が求めるものを書いてきたという雨穴さんですが今作は“読者の方に楽しんでいただくことは大前提ですが、30パーセントぐらいはエゴを出しました。わたくしずっと王道小説を書いてみたかったんです”と、自身の思いを吐露しました。
そしてこの日は売り上げに寄与した書店員さんや出版関係者に向け、作詞・作曲・演奏・歌唱・ダンスを一人で務めた歌をコミカルな動きのダンスと共に口パクで披露しました。
イベント後、会見に応じた雨穴さん。身バレを恐れながらも「Billboard JAPAN Book Charts」の初代1位という歴史に名を遺す快挙について、“初めての1位が、こういう者が獲ってしまったということで、とても罪深い気がします……”と、控えめに語りながら、“もし次の表彰される作家さんにも仮面をかぶってもらって、ビルボードジャパン・ブックチャートと言えばお面という変な伝統を作っていただけたらと思っています”と語りました。
ちなみに気になるお面の材料は世界堂で購入したそうですが、“100均とかいろんなとこで私、紙粘土を買うんですけど、薬局のクリエイトで売ってる紙粘土が、ちょっと高いんですけどすごく質がいいのでそれを使っています。一応、高級品です”と、お面へのこだわりを明かしました。
スペアのお面は持っておらず、“これだけです。これが割れたら、もう私は終わりです”と大きな体を縮こまらせながら答えていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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