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菊地凛子&錦戸亮&竹原ピストル&塩野瑛久、日常にあふれる“嘘”に持論 『嘘が嘘で嘘は嘘だ』キャストがクリスマスの思い出を赤裸々トーク

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2025-12-17 05:30
菊地凛子&錦戸亮&竹原ピストル&塩野瑛久、日常にあふれる“嘘”に持論 『嘘が嘘で嘘は嘘だ』キャストがクリスマスの思い出を赤裸々トーク
ドラマ『嘘が嘘で嘘は嘘だ』より (C)フジテレビ
 FODで24日に全4話一挙先行配信、地上波では2026年1月11日から毎週日曜午後11時15分から4週連続での放送を予定している脚本家・生方美久氏の新作ドラマ『嘘が嘘で嘘は嘘だ』のメインキャストがこのほど、囲み取材に応じた。本作を手掛けた生方氏の印象や、嘘をテーマにした本作の魅力について語った。

【場面カット】噓かホントか…人間模様が描かれるドラマ『嘘が嘘で嘘は嘘だ』

 本作は、ドラマ『silent』、『いちばんすきな花』、『海のはじまり』など数々のヒット作を手がけた脚本家・生方美久の待望の新作。人はなぜ嘘をつくのか?優しい嘘、人を傷つける嘘、無意味な嘘…そんな様々な「嘘」にまつわる人間模様を描いた、クリスマスの夜を舞台にした男女の物語だ。

 主演を務めるのは、映画『バベル』で日本人女性として50年ぶりにアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、国際的な活躍を続ける俳優・菊地凛子。離婚後、不運続きの生活が続いている主人公・大森みつ子を演じる。

 みつ子の元夫で、離婚後も新潟で暮らす小林幸助役には、ドラマ『ラスト・フレンズ』、『流星の絆』など俳優としても高い評価を得る錦戸亮。さらに、音楽と演技の両面で高い評価を得る竹原ピストルが演じるのは、コミュニケーションが苦手だが正義感の強い“自称”刑事・並木正義。そして、大河ドラマ『光る君へ』で演じた一条天皇役が記憶に新しく、放送中の『終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-』に出演中の塩野瑛久が、クリスマスイヴの夜に1人でいる女性を狙う“自称”結婚詐欺師・中村信を演じる。実力派キャストが集結し、嘘と真実が絡み合う人間模様を、緻密に描く。

――生方氏の脚本についてどんな印象を抱きましたか?

菊地:生方さんはこんなテンポ感のある脚本をお書きになるんだなって。なんでも書けるんだなと正直に思いましたね。すべてのせりふがキャラクターをきちんと表しているんです。物語の中のせりふというより、キャラクター性があってのせりふだったので、会話劇がすごくおもしろくなっています。

錦戸:台本を読んでみて「フフッ」と笑える要素が多々あって、生方さんの台本を読んだだけで面白そうな物語だなと感じましたね。

塩野:生方さんとご一緒したかったのでうれしかったです。これまで見させていただいた作品ではヒューマンな部分が大半を占めている。今回は全く違ったテイストで書かれていて、おもしろいなと思いましたね。

竹原:生方さんの脚本に触れたのは今回が初めてだったので、イメージ等は何もないままに、真っさらな状態で台本を読ませていただきました。無数の細かい細かいピースが、しかしぴったりと額に収まるように計算され、組み合わされている緻密な、精巧なパズルのような美しさを覚えました。読んでいてとても心地よく、気持ちよかったです。

――演じるにあたり心がけたことがあれば教えてください。

菊地:流れがきちんと台本に書かれているので、視聴者の方に「聞かせたい!」と思うせりふが要所にあったので、そういったせりふはきちんと言わなければと、思っていましたね。

錦戸:会話劇だったので、(ほかのキャストの方々から)後れを取らないように、本当にせりふをしっかりと覚えましたね。

塩野:どこか中に浮いているような、言動が軽いところ。頭もいいので人を巻き込むテンポ間も意識しました。どれが嘘で、どれが本当なのかわからない言い回しを意識したのと、その中でも懐に入っていってもおかしくないような“人たらし”な部分もあるだろうなと思いながら演じていました

竹原:自分でも“並木ってこんな人物かな”というイメージは作っていきましたが、基本的には監督に委ねようと思っていました。現場で監督にお芝居上のリクエストをいただいたときに少しでも落ち着いて対応できるように、台詞を徹底的に頭に叩き込んでおこうと心掛けて、準備しました。

――「嘘」を物語の軸に置いた本作の魅力をどう感じていますか?

菊地:嘘はつくもの。嘘をついていない人は世の中にいないと思います。日常で起こっている「嘘」を4話分に詰め込めるのはすごい。一つの嘘で人生が変わってしまうこともあるけど、日常には嘘があふれている。どれを嘘と思って生きるかという価値観の話。それがすごく物語にちりばめられています。

錦戸:嘘って、自分をだますことで自分を鼓舞することもある。一方で、撮影中はひやひやしながら、たまにグサグサ刺さりながら、せりふを聞いていましたね、嘘についての向き合い方を考えなければならないなって思いましたね。

塩野:設定として単純なようで高度なことをしている印象でした。登場人物が嘘で塗り固められている中で誰が嘘ついているのかや、整合性を取ることが難しい部分も会話として成り立っているし、内容にも引き込まれる。台本を読んだときに舞台っぽい構成だなと思いました。ワンカット、長回しが多いのかなと思ったら、今回すごく割っている。逆に言うとつながりが難しくて、体力を使いました。

竹原:面白いです。くすくす笑えるようなやりとりがふんだんに散りばめられています。でも、数本の、言うなれば真理の毒針のようなものが仕込んであります。ふと気付くとじんわりと毒が回っていて、“真実ってなんだろう、嘘ってなんだろう。うーん、自分の場合そこんとこどうだろう。。”なんて、じっくり考え込んでしまうかもしれません。そんな楽しさもあります。そのあたりの絶妙なバランスが魅力なのではないかと思います。

――作品の配信日にちなみ、クリスマスの思い出を教えてください。

菊地:親になってクリスマスが全然違うものになりました。今まで季節感を感じるだけという大人の解釈だったんですけど、子どもが生まれてからは、親としてきちんと迎えてあげたいというパーティー色が強くなりましたね。

錦戸:去年、初めてクリスマス柄のセーターを着て、外に出たんですよ。初めてクリスマスっぽいことをしたので、印象に残っていますね。楽しかったですね。

塩野:幼いとき、欲しいものを紙に書いて待っていたんですが、あるとき、なにも書かずに頭の中で届いたらいいなと思って寝たら、それが届いたんです。だから「頭の中がのぞけるんだ」と思いました。

竹原:クリスマスイヴだのクリスマスだのそんなロマンチックな日取りに竹原ピストルのライブなんて誰も観たくねーって!やめようって!!と毎年スタッフに言うのですが、なんだかんだで毎年クリスマスイヴやクリスマスにライブを入れられます。笑でも私のそんな思いとは裏腹に毎年沢山のお客さんがライブを観に来て下さいます。みんな、ごめんよ。ほんとにごめんよ。。と思いながら、汗水撒き散らし絶叫する。それが私のクリスマスです。笑

――ご自身が思う本作の見どころを教えてください。

菊地:4人の中で誰が嘘をついているのか、誰が悪くて、悪くないのか。4人の展開が読めないのをテンポよく見せていく作品になっていると思います。おもしろいせりふの中にある嘘を紐解いてみてほしいです。嘘の種類を見極めながら楽しんでもらえればうれしいです。

錦戸:嘘に対して、何を信じるかは自分次第。面白い会話劇になっているのでぜひ楽しんでほしいです。

塩野:脚本が面白く、そして4話で終わるのでとても見やすいです。何気なく見ても引き込まれる。よくよく見ると、第1話から気になる点が。すべて見終わった後に「あ、この時」みたいなものがあったりします。

竹原:2025年の終盤も終盤にこのドラマが見られることを、私自身も楽しみにしています。おもしろいし、ときに考えさせられたり、ときにびっくりしたり…。色とりどり、めくるめく物語です。一緒に楽しませていただけたらなと思っています。

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