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時効から50年目…「三億円事件」目撃者が初めて取材に応じる 犯人の言葉、姿を鮮明に語る NHK『未解決事件』

エンタメ
2026-01-07 15:23
時効から50年目…「三億円事件」目撃者が初めて取材に応じる 犯人の言葉、姿を鮮明に語る NHK『未解決事件』
10日放送『未解決事件 File.10「三億円事件」』より(C)NHK
 NHKは10日午後10時から、『未解決事件 File.10「三億円事件」』を放送する。

【画像】偽白バイが放置された…「三億円事件」の犯行現場

 1968年12月10日。白昼の東京・府中市の路上で現金およそ3億円が輸送車ごと偽の白バイ警官に持ち去られた。現在の価値で30億円相当とも言われる莫大な被害額。犯行時間はわずか3分、犯人はそのまま姿を消した。

 暴力もない巧妙かつ鮮やかな手口。映画のような「劇場型犯罪」とも言われ、被害金額2億9430万の語呂あわせで世間では“にくしみのない犯罪”とも呼ばれ、国民は強い関心を寄せ、メディアもセンセーショナルに報道した。

 動員された捜査員はのべ17万人。捜査対象者は12万人。そして、警察が作成した“モンタージュ写真”は多くの人々の記憶に刻まれ、今もなお事件の象徴となっている。事件から7年後に時効が成立、未解決のまま終わった日本犯罪史に残る最大級の事件となった。

 当時、犯行現場の一部始終を目撃した当時高校生だった女性が初めて取材に応じ、白バイへの違和感、警官姿の犯人が発した言葉、犯人の姿を鮮明に語る。そして、数多くの人物が捜査線上に浮かんでは消えていった。

 今回、NHKは膨大な捜査資料を入手。そこには捜査の体制や経緯、目撃者の情報、捜査対象者のリストなどが含まれていた。今回判明した170人以上の捜査員や関係者に取材を試みたが、事件から半世紀以上が経ち、多くの関係者がこの世を去っていた。そうした中、数少ない最後の証言者たちが、事件について語り始めた。時効から半世紀、未解決の背景にあった、捜査の混迷の実態が浮かび上がる。

 捜査資料の中に見つけたのは、捜査を託された昭和の名刑事の手記だ。事件発生から4か月、ある特命を受けたその刑事は知られざる苦悩を明かしていた。「初動のつまずきを取り戻すことは容易ではない」。同時代に捜査に携わった捜査員の証言からも明らかになったのは、ずさんとも言える初動捜査の実態だった。

 捜査本部はその過ちに目を向けないまま捜査を拡大させていった。そして、そのツケは時効直前に表面化する-今回の取材から明らかになったのは“白バイをめぐる重要証言”の見落とし。実は、事件現場から20キロほど離れた場所で、犯行に使われたとみられる偽白バイの重要証言が複数見つかっていた。「これは、犯行に使われたバイクではないか?捜査は本当にやり尽くされていたのか。

 小説・映画・漫画の題材となり、国民的ミステリーとして数々のメディアで取り上げられてきた三億円事件を、NHK「未解決事件」では“検証すべき現実”として改めて徹底取材。高度成長期のさなか、日本人の多くの心に刻まれたこの事件は、現代の人々に何を訴えかけるのか。

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