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ムロツヨシ&福田雄一監督『新解釈・幕末伝』興収10億円突破 17年前はガラガラだった地元凱旋に感慨

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2026-01-19 15:02
ムロツヨシ&福田雄一監督『新解釈・幕末伝』興収10億円突破 17年前はガラガラだった地元凱旋に感慨
福田雄一監督(左)の地元・栃木県小山市の映画館で映画『新解釈・幕末伝』(公開中)の舞台あいさつを行ったムロツヨシ(右)
 福田雄一監督による映画『新解釈・幕末伝』が、興行収入10億円、観客動員数73万人を突破するヒットを記録。この快進撃を受け、12月19日の公開から31日目となる1月18日に栃木県・小山市(おやまし)にある小山シネマハーヴェストで行われた「2026年も幕末伝!ティーチイン舞台あいさつ」に主演のムロツヨシと福田監督が登壇した。

【動画】映画『新解釈・幕末伝』最新予告映像

 2人だけで、栃木県で舞台あいさつをするのは、『大洗にも星はふるなり』(2009年公開)以来の17年ぶりとのこと。さらに小山市は福田監督の出身地であり、記念すべき劇場公開20作目にして、“凱旋”舞台あいさつが実現した。

 この日の登壇は2回予定されており、1回目の舞台あいさつは上映後に実施。エンドロールが終わると、会場は盛大な拍手に包まれ、興奮冷めやらぬ空気の中、ムロと福田監督が登場した。

 福田監督は「小山に戻ってまいりました!皆さん、ありがとうございます」と笑顔であいさつ。17年前の舞台挨拶を振り返り、「150人入るか入らないかのスクリーンで(舞台あいさつを)実施して、全然客席が埋まってなかった(笑)」と回想した。

 ムロも「覚えてます」とうなずきながら、「『誰だろう、あれは?』みたいな時代でしたよね。その時に呼んでいただいて、小山の福田監督のご実家にもお邪魔しました」と、当時を懐かしそうに語った。

■坂本龍馬に関する“新解釈”の誕生秘話「鶏鍋が好きだったのは、本当なんです」

 本作における“坂本龍馬”像について話題が及ぶと、福田雄一監督は、徹底したリサーチを重ねた上でたどり着いた“新解釈”の誕生秘話を明かした。

 「本当にこれすごい勉強したんですよ、これ書くに際して。いっぱい読んだし。薩長同盟に関して唯一(文献に)残ってるのは、坂本龍馬が旅行から京都に帰ってきたら、関係者に『あの二人、まだ(話し合いを)やってますよ』って言われて、『マジで!?』って言ったっていうのだけ、(文献にも)残ってるんです。 だからその後、薩長同盟の現場に行ったかどうかは分かんない。でも、もし『マジで!?』と言ったのなら、現場に向かっていてほしい――そんな僕の願望から、障子を開けて龍馬が『やってる?』と西郷と木戸(桂小五郎)のもとに駆けつけるシーンが生まれました。それが、今回たどり着いた新解釈です」

 さらに福田監督は、坂本龍馬の人物像を形づくるエピソードとして、「龍馬が鶏鍋好きだったことも史実」だと説明した。

 「龍馬が暗殺された近江屋のときも、盟友の中岡慎太郎と一緒にいて、見張りをしていた武士に鶏鍋用の鶏を買いに行かせた隙に、侵入されて殺された。鶏鍋が好きだったのは、本当なんです」と、福田流“新解釈”に大きく影響を与えた龍馬エピソードも披露。

 このエピソードを受け、ムロは即興で龍馬になりきり、「『喰いたかったの、鶏!お前ちょっと、鶏買ってこいよ。大丈夫、行ってこいよ。食いてえんだよ。行け、行け行け!』」と再現。会場は大きな笑いに包まれた。

■次は“縄文時代”!? “バブル崩壊”!? 『新解釈』シリーズの次なる構想

 また、今月23日に50歳の誕生日を迎えるムロに、会場から「一週間早いですが、お誕生日おめでとうございます!」と祝福の声が上がる一幕も。「今年の抱負は?」という質問に、ムロは「やっぱり健康が一番かなと」と真面目に回答。その言葉を受け、福田監督は最近出演しているCMに触れ、「あのCM、かっこいいよね。イケおじだよ」とほめると、ムロはすかさず、「イケおじならぬ“アリおじ”で。“アリだな、あのおじさん”って思ってもらえる『アリおじ』を、50歳は目指しています」と応じた。

 また、観客から本作に続く“新解釈”シリーズの構想について質問が及ぶと、ムロは「大河ドラマには取ってあるんですよ、『縄文時代』は」と切り出し、福田監督も間髪入れずに「そう、激動の縄文から弥生へっていう」と続け、阿吽の呼吸で新構想を披露。ムロは「基本的にまだ人間が言語を持っていない時代ですからね(笑)。大河史上初、全編字幕です(笑)」と冗談めかして語り、福田監督も「今はみんな字幕に慣れてますから。時代ですよね。そう考えると、縄文が一番合ってるかもしれない」と、茶目っ気たっぷりに応じた。

 さらにムロは、「数年後にやってみたいのは『新解釈・バブル崩壊』」と、1980年代後半から90年代初頭にかけての日本の転換期を“喜劇”として描くアイデアを提案。一方、福田監督は「ムロくんのナポレオンが見てみたい」と返すと、ムロは「本当に3時間しか寝てなかったのか、っていうのは面白いですよね」と話し、「『今、ナポレオン師匠が寝ちゃったんで』って言いながら、部下たちが『起こせ!起こせ!』って必死に起こしていたかもしれない」と即興芝居を交えて想像を膨らませ、観客を大いに笑わせた。

 舞台あいさつの最後には、ムロが「記念すべき福田雄一映画作品20作目。主演をやらせていただけたこと、本当に光栄に思っております。福田さんと、皆さんに笑ってもらえるような、楽しんでもらえるような作品を作っていきたい」と感謝を述べた。

 福田監督も「ムロくんと二朗さんのダブル主演は、福田組の悲願でした。その願いがかない、こうしてここに戻ってこられたことに胸が熱くなります。今作だけに限らず、ムロくんとの関係はこれからも続いていきます。また必ずここに戻ってきますので、楽しみに待っていてください」と語り、2人の友情がにじむ言葉で舞台あいさつを締めくくった。

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