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浜辺美波&目黒蓮、気持ちのリセット方法は?「書いて整理」「玄関を開けたら…」【インタビュー】

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2026-02-03 07:00
浜辺美波&目黒蓮、気持ちのリセット方法は?「書いて整理」「玄関を開けたら…」【インタビュー】
映画『ほどなく、お別れです』に主演する浜辺美波、目黒蓮  撮影:山崎美蔓(※崎=たつさき)(C)ORICON NewS inc.
 俳優の浜辺美波とSnow Manの目黒蓮がW主演する映画『ほどなく、お別れです』(2月6日公開)。今作で“葬祭プランナー”の後輩・先輩を演じる浜辺と目黒が撮影の裏側、役への向き合い方などを語った。タイトル「ほどなく、お別れです」は遺族と故人の区切りをつける大切な言葉であることから2人が気持ちの切り替えの際にしていることも語られた。

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 遺族の希望に沿って故人に合った葬儀を提案し、全ての手配と進行(葬儀の段取り、会場設営、式の進行など)を執り行う仕事“葬祭プランナー”を題材とした今作は、長月天音氏のデビュー作『ほどなく、お別れです』から始まる「ほどなく、お別れです」シリーズ(小学館文庫)の実写化となる。

 就職活動全敗の末に、葬儀会社「坂東会館」にインターンとして働く新人葬祭プランナー・清水美空(しみず・みそら)を浜辺、美空をスカウトし厳しく指導する葬祭プランナー・漆原礼二(うるしばら・れいじ)を目黒が演じている。本編ではさまざまな家族のエピソード、そして漆原と美空、それぞれに訪れる大切な人の別れも丁寧に描かれている。

■葬祭プランナー役を演じて気付いた発見 葬儀は悲しいだけでない「とても優しく温かいもの」

――本編では、目黒さんの納棺師としての所作が非常に美しく、浜辺さんも「死と向き合うのは初めて」とコメントされていましたが、2人がとても真摯にこの作品に向かわれたことが伝わってきました。今回、役やテーマにどのように向き合い、準備されたのかをうかがえればと思います。

目黒:納棺の儀や所作の部分はたくさん練習しました。実際に葬祭プランナーの方からお話を聞いて、納棺師の先生が所作を撮影した動画を見せてくださって、それをひたすら見て、イメージを膨らませながら練習を重ねました。とても優しく教えてくださったので、しっかり向き合えたと思います。

――ただ形を真似するだけではなく、気持ちが込められていないと、あの繊細な手さばきにはならないと感じました。どんな思いで納棺師という仕事、役に向き合っていたのでしょうか。

目黒:漆原というキャラクターは、ご遺族の方々を本当に大切に思い、少しでも区切りがつくようにと考えている人物だと思います。自分も同じ気持ちで、納棺の儀は、ご遺族の方が目の前にいらっしゃる中で、少しでも区切りになる時間になればという思いで向き合っていました。故人様に触れる瞬間も、より優しい気持ちを持って触れたいと思っていました。そういう気持ちがあれば、指先まで自然と表現に出ると思いますし、気持ちを大切にして演じていました。

――浜辺さんはいかがですか。事前準備などはされましたか。

浜辺:私も最初に葬祭プランナーの方にお話を伺いました。さらに現場にも朝から晩までいてくださってので、そのホスピタリティや、隅々まで行き届いた優しさを間近で見られたことが、とても勉強になり、役作りの助けになりました。葬祭プランナーとして働き始め、漆原さんの背中を見ながら成長していく役だったので、実際に納棺の儀の練習をされている姿を間近で見ながら、美空もこうして漆原さんの背中から学んでいったのではないかと思い、その積み重ねを大事にしたいと考えていました。美空としては、事前に細かく決めていくというより、現場で実際に見て、感じたことを動きに反映していった感覚です。

――お2人とも、葬儀に対する印象は、演じてみて変わりましたか。

目黒:美空と漆原は、ご遺族のことを本当に考えているキャラクターです。これだけ考えるのか、これだけうれしいだろうな、と演じながら感じました。

浜辺:私はお葬式に参列した経験があまりなく、悲しくて暗くて重いという印象が強かったのですが、葬祭プランナーの方々が、裏で温かい気持ちを持って送り出そうとしていることを知り、とても優しく温かいものでもあると感じました。参列者ではなく、葬祭プランナーという別の目線でお葬式を見ることができたことで、印象は大きく変わりました。

――葬祭プランナーの方のお話を聞いて、特に勉強になったこと、初めて知ったことはありますか。

目黒:葬祭プランナーは「結婚式でいうウェディングプランナーのお葬式版」だと教えていただきました。その言葉を聞いて、暗い印象を持ちがちだったなかで温かさがある仕事なんだと感じられるようになりました。そういった学びから始まっていきました。

浜辺:とにかく忙しい仕事だということに驚きました。いつでも電話がかかってきて、すぐに出動しなければならない環境で、本当に大変なお仕事だと思いました。また、特別な儀式をしてから出勤するわけでもなく、普通のお仕事と同じように出勤して帰っていく。携わっている内容がお葬式なだけだとおっしゃっていて、すごく身近に感じられるようになりました。

■目黒蓮、誕生日にクランクインで“号泣”演技「頭が痛くなりました(笑)」 浜辺美波は涙を耐える演技に集中

―――作中で特に印象に残った「お別れ」はありますか。

浜辺:美空にとっての家族です。短い撮影でしたが、夏木マリさんの存在感で、少し会っただけで美空がどれだけおばあちゃんを尊敬しているかが出来上がってしまうような空気感がありました。美空にとって人生の大きな区切りだったと思いますし、本当に悲しかったし、忘れられないシーンです。

目黒:長野家ですね。漆原自身の過去とも重なる部分がありそういうのも意識していた。原田(泰造)さんの表情がとても印象的でした。自分ももらい泣きをしそうになって撮影中も涙をこらえるのが大変でした。

――涙のシーンで印象的な場面はありましたか。

浜辺:基本的に葬祭プランナーは涙をみせてはいけないので、堪えるほうが多かったです。毎回、ご遺族の方はボロボロに泣かれていて苦しそうで胸が痛くなります。お葬式に参列する役であれば一緒につられてしまうと思うのですがそれをぐっと耐えなくてはいけなかったので、抑えることに集中しました。

目黒:僕は回想のシーンがクランクインだったので泣きすぎて頭が痛くなりました(笑)

浜辺:ハッピーバースデーの日でしたよね。

目黒:そうなんです。ハッピーバースデーは頭が痛かったです(笑)号泣して頭痛いし、鼻水止まらないし…。でも最初に撮れたのでその気持ちを持ったまま漆原を演じることができたのでよかったです。

――浜辺さんが、1番涙を誘われたシーンはどこですか。

浜辺:特に霧ヶ峰の撮影では(亡くなった役の)野波麻帆さんがいらっしゃって。私はお葬式のシーンしかみていないのに原田さん演じる長野さんたち家族の絆が垣間見えて。悔しさもあるのに、野波さんはすごくすてきな笑顔だったので込み上げるものがありました。参列者の方もおらず、ご家族と私たちだけの空間だったので、とても良いシーンに仕上がっていると思います。

――「ほどなく、お別れです」という言葉が印象的でしたが、お二人が心の中で区切りをつけたいときに使っている言葉や習慣はありますか。

浜辺:私は文字にします。ノートとアプリを使って、自分の気持ちをそのまま書き出します。それこそ忙しいと、自分のなかでなにが悲しいのか寂しいのかも分からなくなるので、「ここが悲しい」「ここが嫌だ」と整理します。そのことによって少し区切りがつきます。

目黒:今、自分が思っている感情をそのまま書くんですか?

浜辺:「なんでこうなんだろう?」とか、ワーッと書いて、最後に、明日楽しみなことや、改善できることなど前向きに書く欄があって、それを書くと少し前を向けます。寝る前に書くことが多いです。

目黒:確かに整理されるかもしれないですね。僕は玄関を開けたら、切り替わります。家を出る時と帰る時で、ガチャと開けたら自然に切り替わります。どんなにプレッシャーがあっても、ドアを開けたら戦いに行くしかないし、帰ってきたときも気づいたら休めています。

浜辺:あまり溜めないんですね。

目黒:あまり溜めないですね。すぐ忘れてしまうんですかね。だからそうやって丁寧に文字にしたりするのはいいですね。

――Chat GPTでやる方もいますよね。

浜辺:よく聞きます!私はまだ使っていないんですけど、目黒さんは使っていますか。

目黒:英語の勉強とかで使っていますね。

――この映画はヒューマンものでありながら、お仕事ものでもあると思いますが、作品のメッセージをどう捉えていますか。

浜辺:私は、作品を通して何かを伝えようと意識するより、役をまっとうすることに集中するタイプなのですが、見終わった後に心が温かくなったり、少し前を向けたり、お別れというものが救いになると感じてもらえたらうれしいなと思っています。

目黒:大切な人と会える、話せる、触れ合える時間は当たり前ではないと改めて感じました。後悔を少しでも減らせる生き方をしたいと思いましたし、原作からもらったそのメッセージが、映画を通して観てくださる方に届けばいいなと思っています。

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