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“TAKA-NAKA!!”大合唱がNYに轟く 高中正義、公演2Days完全ソールドアウト【ライブレポート】

エンタメ
2026-04-17 12:00
“TAKA-NAKA!!”大合唱がNYに轟く 高中正義、公演2Days完全ソールドアウト【ライブレポート】
高中正義ワールドツアー『SUPER TAKANAKA WORLD LIVE 2026』ニューヨーク公演の模様
 4月4日に開催された高中正義のワールドツアー『SUPER TAKANAKA WORLD LIVE 2026』ニューヨーク公演のオフィシャルレポートが到着した。

【ライブ写真】大歓声!サーフボードギターを抱えた高中正義

 近年、アメリカ各地のレコード店では日本のレコードが面出しされるようになり、シティポップの世界的リバイバルが広がっている。平成生まれの筆者もその波に乗りつつ、4月4日に行われた『SUPER TAKANAKA WORLD LIVE 2026』ニューヨーク公演をきっかけに、数々の心踊る体験を味わった。

 ライブの前週、マンハッタンの中心地にあるレコード店「Rough Trade」では、3日間限定のポップアップとして販売された高中正義のLPリイシューが販売され、初日の前半に完売した。朝から店内が超満員だったと話すストアマネジャーは、“TAKANAKAのレコードは入荷するとすぐ売れるので多めに仕入れたつもりでしたが、予想をはるかに上回る反応でした”と驚きを隠せない様子だ。

 ライブの前日、会場近くのブルックリンの「Vinyl + Thread」を訪れると、翌日の公演のためにジョージア州(ニューヨークまでは飛行機で約2時間半)から来たグループが高中のアルバムを手にしていた。また、日本のレコードを豊富に揃える「Face Records」には、『TAKANAKA』のアイコニックな赤いスーツに蝶ネクタイ姿のファンが“聖地巡礼”さながらに集い、店内では終日、高中の音楽が流れるなどお祭りのような賑わいを見せていた。

 ブルックリン・パラマウントは、アーティストやクリエイターが多く暮らすこの街で愛される会場で、2年前にLIVE NATIONによる大規模修復を経て、往年のバロック様式の美しさを残しつつ最先端のライブハウスとして蘇った。約3000人を収容するこの会場での本公演は2日間ともソールドアウト。この後に続くシカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルス公演もすでに完売している。

 開場前、ファンに話を聞くためカメラを回す。髪をオールバックに整え、緊張した面持ちで“TAKANAKAに届け!”と言わんばかりの熱いメッセージを送ってくれたのは、オハイオ州から駆けつけた若者4人組だった。この日のために赤いスーツを揃え、一日中その格好でニューヨークを歩き回ったという。待機列の先頭に並んでいたノースカロライナ州の大学生2人組は、カメラを向けると咄嗟に『TAKANAKA』ジャケットと同じポーズを決める。アロハシャツのカップルや、親子連れの来場者も多く見かけた。

 開演定刻を過ぎ、“TAKA-NAKA!!”とコールが飛び交う中、ガッツポーズをしながら高中が登場。「BLUE LAGOON」のイントロが流れた瞬間、“Yeahhhhhhh!”という大歓声が沸き起こる。まるでスポーツ観戦に来ているかのような力強い声援に包まれた。さらにギターの音色が加わると、“やっと会えた”という思いがあふれるような、ため息混じりの歓喜が会場を満たした。「RADIO RIO」ではサンバのリズムに合わせて軽やかな手拍子が響き渡る。“パパイヤ”のコーラスでお馴染みの「BRASILIAN SKIES」では、AMAZONSの爽やかなハーモニーにフロアから聴こえる“Papaya!”が重なり、南風が吹き抜けるような心地よい一体感が生まれた。

 “歌のようなギターを弾きたい”――かつてそう語った高中の言葉どおり、その美学は迷いなく貫かれていて、声の代わりに紡がれるギターの旋律は波のように聴く人の心を優しく撫でていく。それを象徴していたのが「トーキョーレギー」だ。“夏が又来る…”の日本語ボーカルパートではユニゾンは聴こえず、“…どこかで聞こえてくる”の後のギターソロから“テーレッ♪テーレッ♪”とオーディエンスが大合唱する。まるで、ギターの音色こそが“歌”であるかのように。高中がギターをかき鳴らすたび、メロイックサインを掲げたり、目を輝かせて“Takanaka-san, I love you!!”と叫ぶファンたちがいた。それに応えるように奏で続ける高中は、MC中に映画『インディ・ジョーンズ』のテーマ曲をにこやかに披露し、アメリカのオーディエンスの心を惹きつける。

 「READY TO FLY」では待ちわびたかのように合唱が起こり、クラウドサーフィンを楽しむファンも現れ、場内はトロピカルな熱気に包まれていく。「黒船(嘉永6年6月4日)」では、自然とスマートフォンのライトが灯り、光の海が広がる。鳴り止まないアンコールに応えて再び登場したのは、サーフボードギターを抱えた高中だ。途端にこの日一番の歓声が巻き起こり、最前列ではボード先端に触れようと手を伸ばすファンの姿も見られた。“Thank you! I envy your power. See you soon. I hope peace and rainbow!(ありがとう。みんなのパワーには本当に圧倒されるよ。またすぐ会おう。みんなに平和と虹が訪れますように!)”――「THE RAINBOW GOBLINS」より「YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE」を別れの言葉に、今宵のステージは幕を閉じた。

 高中の名曲たちが半世紀の時を経て海を越え、いまなお音楽ファンを魅了し続けている。この数日間で体験したのは、高中正義の“越境サウンド”の影響力だった。

 アメリカ発祥のヨットロックにも通じる西洋的なサウンドに加え、言葉にとらわれない高中のギター・インストゥルメンタルは、言語の壁を越えて世界のリスナーの耳へダイブする。現地の業界関係者は“混沌とした今の時代に、あれほど自由で軽やかな音楽は多くの人にとって魅力的に映る”と語り、あるファンが“聴きながらビーチにいる自分を想像して仕事を片付けるんだ”と話していたのも頷ける。

 楽しい音楽を求める世代が、新たな発見としてTAKANAKAを聴く。50年にわたるキャリアに裏打ちされた確かな演奏力と、ユニークでキャッチーなスタイルが相まって、いまや彼らの憧れになっているのだ。

 73歳の誕生日を迎えたばかりの高中正義。その音楽人生は、まだ終わらない。

(Text by Megumi Hamura)

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