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長編デビュー作で快挙 『我々は宇宙人』カンヌに続きアヌシー長編コンペ選出

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2026-04-29 11:43
長編デビュー作で快挙 『我々は宇宙人』カンヌに続きアヌシー長編コンペ選出
劇場アニメ『我々は宇宙人』アヌシー国際アニメーション映画祭2026、長編コンペティション部門選出(C)NOTHING NEW, MIYU PRODUCTIONS
 長編アニメーション映画『我々は宇宙人』が、「アヌシー国際アニメーション映画祭2026」(6月21日~27日)の長編コンペティション部門に選出されたことが発表された。すでに第79回カンヌ国際映画祭・監督週間への正式出品も決定しており、門脇康平監督にとって長編デビュー作にして、世界的映画祭への選出が相次ぐ快挙となっている。

【動画】長編アニメーション『我々は宇宙人』特報

 本作は、2022年に“才能が潰されない世の中”を掲げて誕生した映画レーベル・NOTHING NEWによる初の長編アニメーション。これまで『NN4444』や『〇〇式』、『チルド』などを手がけ、国内外の映画祭で評価を集めてきた少数精鋭の制作チームによる最新作となる。

 企画・脚本・監督を務める門脇は、YOASOBI「優しい彗星」などを手がけた29歳の新鋭。東京藝術大学で絵画を学び、舞台映像やCMディレクションを経てアニメーション作家として活動してきた。実写のプレビズ撮影を取り入れるなど、従来の手法にとらわれないアプローチで、リアリティと映像美を両立させた表現に挑んでいる。声の出演には坂東龍汰と岡山天音がW主演で名を連ね、音楽はYaffleが担当するなど、新世代の才能が結集している。

 物語の舞台は平成の日本の田舎町。内気で“普通”であることに悩む少年・翼と、クラスの人気者で“特別”な存在の暁太郎との出会いから始まる友情は、やがて少しずつ歪み始める。暁太郎はクラスの中で浮いた存在となり、翼はその変化に気づきながらも何もできないまま、取り返しのつかない出来事を迎えてしまう。「もしもさ、俺が宇宙人だったらどうする?」という印象的な一言に込められた意味とは何か。ノスタルジーと不穏さが交錯する青春ミステリー。

 アヌシー国際アニメーション映画祭は、フランス東部、スイス国境に近いアヌシーで1960年から開催されている界最大規模のアニメーション映画祭。長編コンペティション部門はクリスタル賞を争う最高峰の舞台として知られる。日本作品では『紅の豚』『平成狸合戦ぽんぽこ』『夜明け告げるルーのうた』などが最高賞を受賞してきた。

 門脇監督は今回の選出について「アヌシー国際アニメーション映画祭は、一つ大きな憧れの舞台でした。今年の長編コンペティション部門に選んでいただけたことを最初に知った時は驚きで実感がなかなか持てなかったのですが、次第に喜びが込み上げました」と喜びを語り、「映画祭を通じて、1人でも多くの方にこの作品が届くことを願っています」とコメントを寄せている。

 カンヌに続く世界的映画祭への選出を受け、『我々は宇宙人』がどのような評価を得るのか、今後の動向にも注目が集まる。

■門脇康平監督のコメント(全文)

 アヌシー国際アニメーション映画祭は、一つ大きな憧れの舞台でした。
 今年の長編コンペティション部門に選んでいただけたことを最初に知った時は驚きで実感がなかなか持てなかったのですが、次第に喜びが込み上げました。
 大学時代に自主制作で作り方も何もわからない中、独学でアニメを作り始め、アヌシーに漠然と憧れていた時から10年。自分があの場所についに行けると思うと、感慨深い気持ちです。
 映画祭を通じて、1人でも多くの方にこの作品が届くことを願っています。

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