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『田鎖ブラザーズ』宮近海斗、若手刑事役で“熱さ”と“軽やかさ”表現 役作りの裏側明かす

エンタメ
2026-05-15 08:00
『田鎖ブラザーズ』宮近海斗、若手刑事役で“熱さ”と“軽やかさ”表現 役作りの裏側明かす
金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』の場面カット(C)TBS
 俳優・岡田将生が主演を務め、染谷将太が共演するTBS金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』(毎週金曜 後10:00)。真と同じ青委警察署刑事課強行犯係に所属する刑事・石坂直樹を演じる宮近海斗にインタビュー。役作りの裏側や撮影現場の雰囲気、作品の見どころについて話を聞いた。

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■「続きが気になる」台本と、石坂に宿る抜け感

――台本を読まれた時の感想を教えてください。

どんな物語なんだろうと何も知らない状態で読んだので、自分の役についてというより、“新しい作品”に触れている感覚で、まずは物語そのものを追ってみました。「これを映像で観てみたい」と素直に思えたのが印象的でした。

第1話、第2話と順番に台本をいただく中で、過去に起きた出来事と現代がどう交差していくのか、すごくワクワクしながら読み進めましたし、続きが気になる作品だなと感じました。

――石坂を演じるにあたって、意識していることはありますか?

石坂は強行犯係の中では若手で、能力もある人物。ただ、若くしてそのポジションにいるからこそ、先輩たちを見習いながら熱さや真面目さも持っている。一方で、話し方や語尾などに若さがにじむというか、軽やかさやおとぼけ感のようなものも漂っている印象があります。

台本からそうした要素を拾いつつ、本読みの段階で監督やスタッフの方々からも、「物語が進むにつれて、もう少し抜け感があってもいいかもしれません」といった方向性をいただきました。

この作品は、もし現実に起きてしまったらショックな事件も多く、全体的にシリアスな内容なので、その中でアクセントになるような存在として、キャラクターの温度感や喜怒の振れ幅を意識しながら演じています。

――他にもプロデューサーや監督から、リクエストされたことはありますか?

宮藤(詩織/中条あやみ)さんに叩かれるシーンはト書き(動作や心情などの演出指示)にはなかったのですが、山本(剛義)監督から「軽く叩かれても大丈夫ですか?」と提案があって。キャラクター同士の関係性を作る導入のような演出があるのは楽しいですし、どう映像化されていくのかも楽しみです。

■経験を生かした、刑事役へのアプローチ

――刑事役を演じられるのは二度目ということですが、事前に準備されたことはありますか?

刑事役は二度目ですが、以前、刑事ドラマ(テレビ朝日系『特捜9』シリーズ)で鑑識役を演じたこともあって、専門用語などは改めて調べなくてもスルスルと頭に入ってくる感覚がありました。

そのドラマの撮影現場で刑事役の方々のセリフ回しや事件説明の仕方を見て学んでいたので、専門用語をただ並べるだけでは伝わりづらいという印象もあって。説明が必要な場面では、視聴者の方に伝わるように少し歩み寄りながら、それでも刑事として話しているニュアンスは崩さないように意識しています。

そういった経験があったので、ゼロからというよりは、自分なりに良いアプローチができたと感じています。

――役としてなじみやすかったですか?

そうですね。普段スーツを着ることはあまりないので、自分でも見慣れないなと思うことがありました。ですが、刑事という世界観の雰囲気や、立ち居振る舞いなどの参考になる経験がたくさんあったのは、自分にとって大きかったです。

■共演者とともに作る、心地よい撮影現場の空気感

――岡田さん、染谷さんの印象を教えてください。

お二人とも“ザ・俳優”という印象で、これまでさまざまな役を演じられている分、ご本人というよりキャラクターのイメージで知っていた方々でした。実際にご一緒すると、とても柔らかい雰囲気で、撮影現場でも楽しそうにされていて。カメラ前での姿とのギャップを間近で見ると、「すごいな」と感じる瞬間がたくさんあります。

岡田さんとは同じ強行犯係でご一緒するシーンが多いので、コミュニケーションも多めに取らせてもらっています。染谷さんは、岡田さんと兄弟を演じている時の空気感がとても自然です。でも役柄があまり起伏の大きい人物ではないので、それが稔さんというキャラクターによるものなのか、ご本人がまとう空気感なのか分からないところも面白いなと感じています。

――強行犯係の話も出てきましたが、係長・小池俊太役の岸谷五朗さん、中条さんの印象は?

岸谷さんは、本当に“パパ”のような存在です。これまで映像だけでなく舞台やミュージカルなど、体を使った表現も長くやってこられている方なので、僕自身の活動とも重なる部分があって、いろいろなお話をしてくださいます。お芝居のことはもちろん、それ以外の部分でも知らなかったことを教えていただくことが多くて、自分の経験値を広げてくださる存在だなと感じています。

今回ご一緒するシーンも多いのですが、最初から「海斗」と下の名前で呼んでくださって。普段あまり下の名前で呼ばれることがないので、その距離感も含めて、すごく優しくて居心地のいい空気を作ってくださる方です。

中条さんは共演者の中で一番年齢が近いのですが、演じられている宮藤さんがしっかりしたキャラクターなので、初めはご本人もそういう方なのかなと思っていました。実際は、とても明るくて、よく話されている印象です。これまでとは違う新しい役に挑戦されていると思いますし、宮藤さんがシーンの起点になることも多い中で、撮影現場のリズムを作ってくださっています。

――撮影現場の居心地や雰囲気はいかがですか?

とても良い雰囲気です。共演者の皆さんもスタッフの皆さんも優しくて、でも本番になると一気に真剣な空気に切り替わる。そのメリハリの中で、学びも多いですし、居心地の良さも感じています。

主演のお二人はもちろんですが、中条さんも含めて、撮影現場がシリアスになり過ぎないようにしてくださる方が多くて。撮影の合間も自然と場を和ませてくださるので、すごくリラックスして過ごせていますし、お芝居の面でも実りのある時間になっています。

■“作りながら作る”撮影現場と、新井プロデューサーの魅力

――新井プロデューサーの作品に初参加して感じたことを教えてください。

この作品は、完成したものを組み立てていくというより、作りながら形にしていく感覚が強いなと感じています。

撮影現場でも、撮影と並行していろいろなことを考えながら進んでいて、そのマルチタスクな作り方や、監督との掛け合いの中で生まれるクリエイティブな部分がとても面白いです。編集を経て、最終的にどんな世界観になっていくんだろうと想像すると、完成が楽しみです。

新井さんはふらっと撮影現場に来て「おはよう!」と声をかけてくださるような、すごく気さくな方。これまで数多くの作品を手掛けてこられた方なのに、良い意味でオーラを感じさせないというか、周りの方々とも自然体で接していらっしゃる。そのギャップがとても印象的で、素敵だなと思いました。

――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。

まず、観てくださっている方に伝えたいのは、最終回は見逃さないようにしてもらいたいです。
最終回を見逃さないとすると、結局、間の話も観ないと流れが分からなくなってしまう。「第5話、第6話、第7話…も観なきゃ!」となると思うので…、ぜひ全話観てください!(笑)

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